【★★★★★】8インチタブレットを買ってみませんか? ALLDOCUBE iplay 50 mini NFE
この記事は
ALLDOCUBE iplay 50 mini とは
日本で知名度ゼロの中華タブレットメーカーです。
2023年夏まで、8インチタブレット市場は最高級のiPad miniか、遅すぎて使い物にならない中華タブの2択でした。
間隙を突き、重いゲームは無理でも日常用途にギリ耐えうるCPU・unisoc T606を搭載し、15,000円ほどで登場したのが、ALLDOCUBE iplay50miniです。
iPadは安くても79,800円ですからね。即飛びつきました。
もちろん早くはないし、車に乗せてると勝手にスリープを解除して電池が減るという謎トラブルはあったものの、修理するほどではなく、自分でも驚くほど持ち歩き、使い倒しました。
noteや媒体の原稿アイディアをコイツで書いていたりします。
widevineって?
このiPlay50miniはめっちゃ売れたらしい。
好評を受け、CPUを早くしたmini Proをリリースしました。しかしAmazonプライムビデオのような映画サイトを標準画質でしか見られず不評。日本のユーザーをよく知らず、肝心な部分を改悪してしまったのね。
widevine L3→標準画質
widevine L1→高画質(Netflixを除く)
widevine L1→高画質(Netflixも全部)
L1でもNetflixだけ除外されてるクソタブもあるんですよ・・・。最近は減ってきたけどねぇ。
ALLDOCUBEは日本仕様として、Netflixの高画質にも対応したmini Pro NFE(Netflix Edition)を発売しました。
ハードカバーのビジネス書が1冊350gから450gくらい。片手持ちだと疲れるものの、脇を締めての両手持ちならノーストレスです。
日常用途とは
このnoteにおける〝日常用途〟とは、以下の点を指します。
電子書籍→Kindleでマンガやビジネス書を読む
動画鑑賞→YouTubeを見る
映画鑑賞→NetflixやAmazonプライムを見る
WEB閲覧→Chromeでタブを5つ程度開く
原稿執筆→ブログやnoteを書く
画像閲覧→大人な画像をダウンロードしまくる
ゲーム→パズル程度の軽いゲームアプリをプレイ
レビューサイトによる「軽めの用途」もだいたいこんなもんだと思う。
逆に「重い用途」とは、ほぼ3Dゲームです。
「原神」「PUBG」「マインクラフト」あたり。
中国メーカーの新商品発表では、XiaomiにしろOppoにしろHuaweiにしろ、原神をいかに高画質でスムーズにプレイできるかをハイグレード端末の指標として使います。
mini Proだと、画質最低・30fpsでこんな感じみたい。
コイツで電子書籍を見ると、画面サイズは少年マンガの単行本と同じになります。
漫画は問題なし。小説なら文庫本より大きな文字で読めます。Kindleアプリは文字のフォントやサイズを変更可能なため、老眼でも読みやすいよ。
速度計測
CPUの速度を計測しました。
ALLDOCUBE iplay 50 無印mini と NFEの比較
日常用途の速さを見るシングルコアスコアは、NFEが1.6倍速い。この差はウェブブラウザを見ていても端的に感じます。
参考・iPad 9世代 A13チップ
ちなみにiPadは別次元。販売中の商品で最も格下のA13チップ搭載機でも、スコアは段違いです。
重い3Dゲームを高画質でプレイするならなら、これくらいのスコアを必要とします。
Androidの8インチでハイグレードを求めるなら、Xiaomiの参入を待ってもよいかも。
NECから出てるハイグレード8インチはiPad miniより高いので、ちょっとオススメできない。
どれを買えばいいんだよ
多すぎる ALLDOCUBE iplay 50 mini シリーズ
買うなら、雑に使って壊れても悔いが残らない無印miniか、Netflixでも高画質視聴できるNFEです。NFEのつかない「mini Pro」は標準画質しか見られないので避けましょう。
価格は下記リンク先で確認してください。
▲ALLDOCUBE iplay 50 mini Lite
↑割引込みで9,000円を切る。子供向きか
○ALLDOCUBE iplay 50 mini
↑割引込みで1万円チョイ。実用ギリギリ
◎ALLDOCUBE iplay 50 mini Pro NFE 128GB
↑割引込みで1万8千円前後。オススメ
◎ALLDOCUBE iplay 50 mini Pro NFE 256GB
↑割引込みで2万2千円前後。オススメ
クーポンを押し忘れると割高になるので注意!
公式専用カバー
中華タブのサプライ品はiPadと違い極めて少ない。ALLDOCUBE iplay 50 miniシリーズ を買うなら一緒に専用カバーをおすすめします。
安い無印miniなら裸でもいいのかなぁ。
なお、ガラスフィルムは買っちゃいけない。本体の雑な作り方ゆえ、ガラスフィルムを貼ると端が浮きます。貼り方の問題ではなく、液晶画面そのものがフラットじゃないんです。
やや固めなプラ製のノングレアフィルム(さらさらフィルム)でも周辺が浮くレベル。
工業品としてのレベルが低いのね。
結果、買ったばかりのNFEは次のようなトラブルに見舞われました。
タッチ不良発生
ある日突然、タッチの反応が悪くなったんです。
説明しづらいので動画をご覧ください。
一旦画面を暗くすると復活するのよ。
わけわからん。
中華タブで困ったら5ちゃんねるです。
どうやらよくある症状のようで、内部のコネクタを適当に接続してるため発生するもよう。
こりゃダメだと、Amazonレビューで注意喚起をするとともに、公式サポートLINEを利用しました。
これぞ中華メーカーのサポート
Amazonでの対応
★×1のレビューを書いたところ反応してきた。
LINEでの対応
公式LINEがあるとの情報を5ちゃんねるで知った。
なんと返品翌々日に新品が届いた
タイムラグなし
これ、国内メーカーじゃこうはいかない。まず着払いを受け付けず、佐川やヤマトに集荷を頼まねばならない。
向こうへ到着した後、故障内容の確認に数日、返品か修理かを選ばせ、再送まで3日から5日。最低でも10日間は覚悟するところです。
まさか2日以内に新品が手元へ届くとは思いませんでした。
SIMカードを入れてみる
VoLTE対応
突っ込むSIMカードはソフトバンクかY!mobileがオススメです。なぜならプラチナバンドにも対応するから。
auとUQは使えません
中華タブの多くはauとUQのSIMは使えないことが多く、docomo系は使えたとしてもプラチナバンドに対応していません。
良い点・悪い点
これまでのまとめと、記載していない細かな部分を列挙します。
良い点
格安。iPadの1/4
絶妙なサイズ感
軽い
安っぽさがない
ソフトバンクのプラチナバンド対応
イヤホンジャック有り
GPSのつかみが良くカーナビとして使える
液晶画面がキレイ
実用に耐えうる速度(原神でも低画質なら普通にできる)
サポート優秀(相談は不向き。修理ではなく即交換)
悪い点
タッチ不良個体あり
格安ゆえ最新OSへのVer.アップを期待できない
挙動不審あり(設定からDURA SPEEDを切ると改善)
5ちゃんねる等で対策を探すのが苦だと厳しい
いつまで国内サポートをするか不明
スピーカーは最低レベル(イヤホンなら問題なし)
ガラスフィルムは無理
あれこれいじって自分流にカスタマイズするのが中華タブの魅力でもあり、欠点でもあります。そこを苦痛と感じる方、iPhoneユーザーの方は、素直にiPad miniを選んだ方が良いでしょう。
8インチタブレットで地雷を掴まないために
格安商品の多い8インチ中華タブ。上記のようなトラブルは当り前です。
その辺を分かった上で買うとした場合、
地雷を踏ませる既存メディアの提灯記事
8インチタブを検討する際に何が厄介って、一般メディアは無名な中華メーカーを除外して記事を書くんです。
たとえばこれ。おなじみマイナビ。
紹介されている機種の真実を書くと……
Amazon Fire HD 8 タブレット
Amazon Fire HD 8 キッズモデル
アイリスオーヤマ タブレット 8インチ
HUAWEI MatePad T 8
Orbic TAB 8 4G
Lenovo Tab M8 4th Gen
aiwa tab AB8
アイリスオーヤマ LUCA tablet
NEC LAVIE T0855GAS
狙ってんじゃないの?? ってくらいに低スペック&高価格。
「家電製品総合アドバイザー」や「マイナビのPC・スマホ・カメラ担当」が、WEBブラウジングや映画鑑賞さえもモッサリする端末を推奨しちゃダメです。
ALLDOCUBE と似た商品
Headwolf FPad5
NFEと似た商品です。スピーカーがステレオ。
Headwolf FPad3
無印miniと似た商品です。ストレージが大きめ128GBなのと、CPUが無印miniよりほんのちょっと早い。
HeadwolfはALLDOCUBEに追随する形で8インチタブをリリースしたため、よく似ています。フェア次第ではHeadwolfの方が安くなることも多いので、つど比較してみてください。
8インチは子供用のイメージもありますけど、雑に使い倒す大人の遊具です。ゴールデンウィークの旅行に、SIMをぶっ刺した8インチ中華タブを、ぜひ。
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