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男性でも楽しめる悪役令嬢モノ4作品 2023/01/22-23ダイエット日記

【この記事は】
物語性に弱い韓国産ウェブトゥーンと比べ、日本の漫画はやはり話の厚みが違います。女性向け悪役令嬢モノで、男性でも読めると感じたクッッッッッッッソ面白い4作品を紹介します。ダメなら嫁にでも読ませてくれ。

2023/01/22の食事

お好み焼きを作ったんだが、4人前を2人前と勘違いして大変なことに。

天かすを入れ忘れたのも失敗。


2023/01/23の食事

ラーメンショップ椿 酒々井SP前店

車検整備のために八街のオートアールズへ行った帰り道。セブンイレブンがラーメンショップに変貌していた。

場所は東関道・酒々井PAの近く。酒々井PAってやたら大きいけど、ETC出口あったっけ? あるなら降りてすぐです。

新しめのセブンイレブンだったから駐車場はやたらと広く、大型車も複数止まっています。店内も謎に広い。

頼んだのはネギチャーシュー麺990円に、中盛り100円。

たかぶるー

スープはやや塩気が強い。ただ、独自の「タマネギ」が強い塩気を和らげています。ほうれん草と海苔はデフォルトで付いてくるためお得感あり。

ネギはラーショらしい大盛り具合。チャーシューは固めかつ小さめの肩ロースですが、枚数でカバー。メンマの風味はクセがあるものの、全体的な完成度は新店とは思えないバランスだと感じました。さすが〝椿〟。

夜は営業しておらず、その分、朝ラーを楽しめるもよう。まあ、あんな場所で夜営業したって客来ないわ。


悪役令嬢モノおすすめ4冊

悪役令嬢モノとは?

女性向け漫画の一大ジャンルです。

・舞台は中世のヨーロッパ風。乙女ゲームの世界が多い
・主人公は悪役令嬢に転生する
・悪役令嬢ゆえ周囲から徹底的に嫌われている
・婚約者である王子や皇太子は悪役令嬢ではなく別の女性に惚れている
・悪役令嬢はその女性をイジメてきた(転生前だから本人のせいじゃない)
・主人公は王子から断罪され、公衆の面前で婚約を破棄される
・自由になった悪役令嬢は現代のスキルも活用してエンジョイ
・性格の良い超イケメンとキャッキャウフフ→カタルシス
・イジメられてた女性は、実は性格が悪い→バレて死刑→カタルシス
・王子は、実は令嬢に振り向いてほしかった→時すでに遅し→カタルシス

これがテンプレ。

男性向けの異世界転生モノと違い、世界は内側に閉じきっています。他国やとの戦争や、民衆へのお役立ちで自己を確立するシーンはありません。ひたすら心情描写、内面の葛藤ばかりになりがちで、話に厚みがない。

また、「本命に振り向いてほしいから他の女にちょっかいを出す王子」という、男性向けではちょっとあり得ない設定が普通に出てきます。

ここは男女の差だろうなって思う。

男の感覚からすれば、他の女にちょっかいを出したところで「本命が俺に嫉妬するはず」なんて思考回路にならないじゃん。毎晩キャバクラへ通えば嫁は嫉妬して俺に惚れるだろう・・・・・・とはならない。

好きな娘をイジメてしまうなんて小学生男子だよ。男は思春期を経て変わるんですが、女性作家はそこを理解できないのかもしれません。

それを踏まえ、型破りなオススメ4作です。


悪役令嬢の中の人(評価・★★★★★)

Amazon評価・2,010人で★4.9

これはね。素晴らしい作品です

現実世界の主人公・エミが、乙女ゲームの悪役令嬢・レミリアに転生します。本来であればレミリアは、誰からも愛されることなく世界を呪い、魔王を召喚して滅ぼしてしまう。

エミが子供のレミリアに転生しても、レミリアの自我は存在したまま残っており、エミの感情や行動を精神内部から全て受け取るのが新しい。

エミはゲームのレミリアを狂おしいほどに愛していたため、推しキャラが幸せになれるよう、レミリアのため、ひたすらレミリアのために頑張る。

精神内部のレミリアは、エミのそんな愛情をふんだんに受け取ることで「愛を知った悪役令嬢」となります。

エミが策謀に破れ、心を壊したところで、精神内部にいた本来のレミリアが身体を取り戻します。復讐をスタートさせ、以降はカタルシスの連続です。

レミリアはエミに心酔しきっており、エミが自分の存在を愛してくれたのと同様、「エミのレミリア」を幸せにすべく奮闘するのですよ。

悪役令嬢としての魔力、剣術、頭脳、冷酷さをこれでもかと発揮しつつ、全ては「エミのレミリアのため」とする純愛が心地よい。画力も凄まじく、表情一つで心臓をひねり上げられる感覚すらありました。

問題点があるとすれば、まだ2巻までしか出ておらず、今後どうなるか分からない点。でも買おう。後悔させません。


エリスの聖杯(評価・★★★★★)

Amazon評価・609人で★4.7

主人公は地味貴族のコニー。誠実をモットーとする家系に生まれるものの、婚約者を知り合いの令嬢に奪われてしまう。

断罪の行われる舞踏会で、コニーはとんでもなく美しい女性に出会います。その女は希代の悪女・スカーレットであり、10年前、ギロチンにかけられて死亡した〝霊〟だったんです。

コニーはスカーレット(の霊)と接する中で強さを身につけていき、スカーレットはコニーの純朴さに触れることで信頼の心地よさを知ります。

エリスの聖杯が強烈なのは、女性向けでありながら国外との勢力争いがある点。内向きかつ情実的な世界観なのに、それをぶっ壊そうとする〝敵国の匂い〟が出てくる。

左が素朴な主人公・コニー。右が悪役令嬢・スカーレット

3巻あたりでコニーとスカーレットは〝バディ〟というべき関係へ昇華し、国を覆う10年がかりの策謀を解き明かしていきます。

すでに7巻まで出ていますし、ウェブでも定期的に最新話が投入され続けています。作者がくじけての途中打ち切りは心配なさそう。ストーリーの重さで〝買える〟作品でした。

エリスの聖杯は1巻にとてつもないピークがあります。断罪され追い込まれたコニーにスカーレットが助力し、あり得ないほどのスカッと感、強烈なカタルシスを得られます。ほんと1巻だけでも見てほしい。


悪役令嬢レベル99(評価・★★★)

Amazon評価・2,416人で★4.7

悪役令嬢モノにしては珍しく、ギャグ漫画です。

レベル上げに生き甲斐を感じる女性ゲーマーが子供の令嬢に転生し、常識ではあり得ない執着をもって自身のレベルを上げていきます。学園へ入学する頃にはレベル99に達しており、国の騎士団長さえ相手にならない。

その圧倒的な〝力〟と、反比例する淡々とした性格(ジト目)、あらゆる場面で「普通の人間との激しいギャップ」が面白おかしく描かれます。

何度読んでも軽く吹き出しちゃうくらい気に入ってるんですが、いかんせん執筆速度は亀の如し。1年以上待っても3巻が出ません。

ストーリーは有って無いようなものなので、電子書籍版は半額ですし、1話は下記リンク先から無料で見られます。ぜひどうぞ。


ふつつかな悪女ではございますが(評価・★★★★★)

三日前、僕を徹夜させた問題作

4巻で事実上完結しています。電子書籍版で全巻買った後、躊躇無くコミック版も全巻買ってしまいました。二重課金だけど悔いは無し。今、妹に読ませてますが、彼女もすでに2週目。ヤバい。何これヤバい。

普通、漫画ってのは巻が進むごとに批判意見も出てくるんですけど、ふつつかは★4.8→4.9→4.9と上がっていき、最新刊の4巻はついに「★1~2」を付ける人がいなくなりました。こんなの初めて見たわ。

最新刊は1,076人が評価して★4.9 しかも★1~2の低評価はゼロ


舞台は中国っぽいどこか。皇太子が惚れる姫(主人公)は、美貌と知性を兼ね備え、誰にでも優しく、裏がなく、完璧な女性なのだけど、いつ死んでもおかしくないほど虚弱です。

皇太子の愛情を独り占めする主人公に嫉妬の炎を燃やすのが、そばかす顔の姫。こちらは性格の悪さが凄まじい。皇太子も彼女を毛嫌いしており、周囲も「ドブネズミのような女」と陰口をたたいています。

ある日、嫉妬が極限に達したそばかす姫は、道術を使い主人公と入れ替わります。いわゆる「入れ替わり系」なんだけど、実は主人公、とんでもないレベルの脳筋で

周囲からの侮蔑もなんのその、大喜びで畑を耕し、趣味の裁縫で徹夜し、かねてより夢だった「揚げイモの一気食い」をして、そばかす姫の健康な身体を堪能します。

一方、夢にまで見たチヤホヤ生活を手に入れたはずのそばかす姫は、主人公の虚弱な身体に苦しめられます。主人公が病をおして学問や舞踏など不断の努力を重ねてきたことも知らなかったため、そばかす姫は肉体的にも精神的にも追い込まれていきます。

深窓の令嬢みたいなお姫様が、実は汗と土、努力と根性を愛する脳筋武闘派というギャップにやられました。絵の美しさだけでなく、ツッコミが追いつかない周辺キャラのギャグ成分も良いエッセンスになっています。

そばかす姫(中身は主人公)

本来なら4巻で完結するところ、余りの人気で第2部も決まりました。すでに150万部を突破しているらしい。そらそうよ。この10倍売れても驚かない。なんならさっさとアニメ化すべき。

展開の意外性、画力、スピード感、4巻完結という尺のほどよさ。この作品は完璧です

Kindleアンリミテッド会員なら電子書籍1巻無料です。ただ、1巻を読んだら最後、4巻まで買ってしまうこと間違いなしです。妹は今、3週目を読み始めました。もう7時間くらいずっと読んでる。これはこれで酷いな。


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