【詩】無限の旅〜素描〜
きみが海の中で星のかけらを集め続けたのなら
水鏡に映っている星の海でぼくは
当然のように太陽のかけらを集め続けている
虚空に散らばった無数のかけらを
無限の時に渡って
繋げ合わせても決して元に戻らないような
数えきれない砂のようなかけらを
永遠の時に渡って探し求める
返らない歌を歌いながら
海の波をつくりながら
光のない空を泳いでいく
海の底できみが青い星の細片に傷つきながら
その美しい歌声を響かせる幻想が
導きの詩篇となり
人々の心に光を顕すとおり
水鏡の向こうで暗闇もま