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利根川のほとり

 宿は潮来にとりました。水郷と五月のアヤメで有名なようです。和風の膳がでて、お布団をしいてくれる、純日本風のホテルはひさしぶりです。お料理はていねいに料理した煮物が美味しかったです。写真はホテルからの利根川の景色で、昔からの宿で一番良い景色のいいところに立っていました。鹿島神宮にいったとき通ったことはあるのですが、なかなかにのんびりしたいい場所です。朝早く近くのお寺を散策してみました。

水路を暗渠にした寺の参道です。

藁葺きのお寺、源頼朝の画像があったそうです。どうやら、帰依したお坊さんのふるさとに建ててあげたらしいです。

 せっかくなので、シーズンオフをのんびりしている女船頭さんに無理に頼んで水郷の観光船に乗ってみました。あの写真の向岸を渡って、古い水路に向かいます。これは意外でした。利根川は広くて深くて流れが速い、船には、食べられなくなって何年も生き続けている大きな鯉やブラックバスが当たって危険だそうです。鯉、小さいやつ、マメに料理したらおいしいのにって思いますけど。そうしているうちに水門が見えてきます。スエズ運河のように水の高さを調整して狭い水路には入っていきます。加藤洲十二橋という水路の横には家々があって、生活に使う木橋がびっしりわたっています。独特の風景です。船頭さんの楽しいお話がきけて面白いです。あとで、夫がテレビのブラタモリでやってて、行って見たかったといってました。そうだったのか。それでここを進めたんだ。昔の生活の名残があって悪くないです。

潮来の向こう岸にある千葉県佐原の伊能忠敬記念館に向かいます。続きます。


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