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「ブスなんていわないで」を読んでみた

お勧めにあったので読み始めると夢中になった。特にミスコン編で某コンテストに物申すとこでそうだよなって思った。今、多様性っていうけど、美人を前提に障害者とかが選ばれる。
実際、今の障害のある人はきちんとしているけど。というか、今は化粧法とか栄養管理で努力すれば感じよくできるのである。そう努力すれば。
もちろん、それは大切だ。でも、できない人は必ずおり、そこで差別化される理不尽はたまんないのである。

昔、働きながら綺麗にしてる人って素敵だなっていう保育園パパさんの感想を読んだことがある。しかし、それが褒められるとなると皆努力をし、いつの間にか当たり前になり、できない人が排除されるようになった。
でも、それって働いて家事して子育てして身綺麗にすることでしょう。いつまでもできることではないし、誰でもできることではない。
昔から美人を特別扱いすることは当たり前にあった。しかし、今の問題は皆が降りれなくなったことなんだなと感じた。そうか、若い人の漫画読んでみるもんだなって思う。とあるアラ子のブスなんていわないではその問題に生真面目に迫っている漫画だったんである。

それで思い出したんだけど、NHKの1980年代の新日本紀行で佐原十二橋という水郷の主婦の生活を牧歌的に描いていたのを再放送していたのだけど、皆小太りで化粧けがない。それでいて、テレビに写っているハレ感だからだろうが妙に生々しい色気があった。子産みのために会食する会合が月イチあって、それが労働をサボる理由つけであった。もう失われつつある生活だったんだろうけど。私達は変わって、そして新しい問題も出てきたんだ。


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