サイレント・ランニング SFは楽しい
サイレント・ランニングは淀川長治さんのお好きな映画で気に入ったもののひとつ。汚染された地球で生き残った植物を守るための話というのが新鮮だった。初めて人間が自然の一部でしかないっていう過激なエコ思想に触れたからだと思う。その切実さと怒りをとぼけたユーモアで包んで演じるブルース・ダーン魅力的だった。
彼と不思議な形の物言わぬ三体のロボットたちとの交流で、話がほとんど進む。ほぼ一人芝居。のちに図書館で借りたカーク・ダグラスの自伝を読むと、彼が大ファンでスターにしようとプロデュース