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6月:推しのカムバ期が被りめちゃくちゃ忙しくも嬉しい悲鳴(ならびに見てほしいYouTubeを羅列する回)

6月。日本にいた頃は梅雨で憂鬱だったがこちらに来てからは卒業の時季、別れの季節で気分が落ち込むことが多かった。ところが今年はそんな暇もない。

推しのカムバ時期が被った。

スキズの3rdアルバム「5-star」が6/2、SixTONESの10枚目シングル「こっから」が6/14に発売された。
そもそも新譜が出ることをK-pop界隈でカムバと言うことすら知ったのは3ヶ月前。そのプロモの熱量、ランキング合戦の激しさなんて知る由もなかった。

Stray Kids "★★★★★ (5-STAR)"

いやそもそもアルバムタイトルかっこよすぎなんだけどさ。ステイならみんな一瞬で神メニューを思い浮かべる秀逸さ。そして人が決めた満点なんてオリジナリティで超えていく、とでも言うような、デビュー当時からのスキズらしい反骨精神と反社会性が溢れる素晴らしいタイトル。

この顔面つよつよ(なのにミシュランは3つ星が最高だと知らなくて驚愕する天使)Felixが仕切るトレイラーに始まり

ちょっとセクシーな包帯くわえリノさん始めとする数個のUNVEILでまた今回のアルバムの曲調の幅広さを予感させ

Teaser2個公開、ショーツやTikTokでもサビ出しちゃってもうステイみんなMV公開前に歌って踊れてますやん、MVでこれ以上のサプライズ来る?と心配したのは杞憂もいいところ。天才リズムメーカー集団3racha擁するスキズさんは別にサビをスポしたところで曲の全貌が予想できるはずもなく。むしろサビに耳馴染みを持たせて、難しくも目を引くダンスで踊ってみたバズも狙う、盛り上げ上手なプロモチーム。

(こんなに愛くるしいSKZOOテザーも霞むヒョンラの可愛さ↓、、罪)

そしていよいよ迎えたMV公開。

いやはや。。テザーでも出てたけど漢江貸し切ってのこのライトの量えぐいて。。ロケーションと衣装の数も豪華だしタコいるし、1サビ終わった後のあのオシャレな切り絵みたいな演出なんだ?!すごすぎる。。推しを推してくれてる映像プロの方の解説見るのもハマってるんだけど、完全にオタクしてて好き笑

いつも通りというか、スキズのタイトル曲は最初は衝撃の方がすごくて、良くも悪くも異物感がまさってしまうんだけど、この中毒性は何なのかな、いつの間にかわざわざ検索するほど聴きたくなってる。逆に初見で刺さるのは「アルバムの後ろの方(by Nちゃん)」、今回で言うとDLC, FNF, Youtifulあたりがやっぱり我々平成サウンドを引き摺ってる者たちにはエモく感じられたのだよ。

SixTONES「こっから」

スキズのこの供給量を見て最推しちゃんたち大丈夫かなって心配してたけどこちらも心配ご無用だったね。今回特にプロモーション頑張ってた気がする!チムソニありがとう&お疲れ様〜

まだ公開2ヶ月にしてデビュー曲の背中が見えてくる怒涛の47M再生。。!すごい。広告たくさん売ってくれてるのが大きいだろうけど、それも情熱的なプロモとしてありがたいし、それで多くの人の目に留まって少しでも長く再生してもらってるならありがたいことだよね。
この柴又の懐かしい街並みで柄もの派手派手衣装を着こなし、駄菓子屋や昭和喫茶、コインランドリーとレトロな感じで撮影されたMV(令和レトロと呼ばれているらしい)。千葉県民としては京成線がガッツリ映ったのが嬉しくて、普通(各駅停車)なのは分かったけどどこ行きなんだろうと10分くらい画面と格闘したのは置いといて。慎太郎主演の日テレドラマ「だが、情熱はある」の主題歌として第1話エンディングで衝撃のお披露目。途中でOPに移動という一件があり一瞬ツイッター周辺でざわついたものの、終わってから振り返れば、若ちゃん山ちゃんの若かりし頃の尖って燻っていた時代から時を経て、自分たちが何者かになれているのかを自問する時の流れを表していくようなテーマとも合致するし、OPで勢いづけ、「なにもの」でED落ち着いた後の次回予告でまた流れる「こっから」が武者震いするほどかっこ良い。。あぁこのままでは永遠と語ってしまうので「だが、情熱はある」に関しては6月の映活に取っておくことにする。いやしかしほんとに神ドラマ、今までに類を見ない物語でロスに近いロスじゃない、まだ名前を持たない感情がヒリヒリと先週末から続いている。。

さて、後ろ髪引かれまくりながらも「こっから」にかむばーっく。まだまだ喋りたいこと山ほどあるんでね。スキズのように自分達で曲を作ってはいないけど、その分曲提供してくれる人たちに恵まれているSixTONES。今回の作詞作曲は、もう7人目のメンバーと言っても過言ではない佐伯youthK氏。今回はMVにもキーボードでガッツリ出てガンガン踊っちゃてるし本当にチムスト最前線にして最強メンバーであります。リズム歌詞ともに神すぎるでしょ。。疾走感溢れる明るいビーツに乗せた歌詞をよくよく聞いてみると、何とも泥臭く、自分達と同じようにもがく6人がいる。キラキラの笑顔で上から引っ張り上げるのではなく、横に並んで、時には後ろから一緒に汗水流して背中を押してくれる応援歌が何ともSixTONESらしい。

期間限定ではあるけど生放送生パフォーマンスの映像をCDTVさんが提供してくれているから是非とも7月17日までに見てほしい。MVからガッツリアレンジ入れて生歌であることをこれでもかと証明してくれるのはもちろんのこと、佐伯さん率いるバンドチームをつけてバチバチに歌い踊る6人のかっこよさと言ったら!!照明と演出も自分達で考えていた会議風景、CDTVさんから公式には出ていないんだけど見つけられたら見てほしい。刺さる。
このパフォーマンスで初解禁となったフルバージョン「こっから」まじでやばかったよ。メンカラ歌詞が入ってる。ここ来た瞬間ほんとにもう佐伯さんが天才を超えて神だなって思ったんだけどさ。「ジャニーズらしくない」「主題歌かっこよくて調べたらまさかのジャニーズでびっくりした」良くも悪くも枕詞のようについて回るこれらの台詞。今回特にそれが目立ったのは他界隈からも注目を集めているということだし、かくいう自分も最初SixTONESにハマった時に漏れなく言っていたと思うけど。「自分達はアイドルでありジャニーズ」この確固たる事実を声高に、彼らの誇りが叫んでいるように見えた。

そもそも「こっから」の全員マイクリレーという形の土台となったのが、今年発売された彼らの3rdアルバム「声」に収録されている、これまた佐伯さん作詞作曲による神曲「人人人」。元旦に突如プレミア公開された「人人人」PLAYLISTバージョンで、全員ラップ・バックバンド付きというとんでもない新たな可能性を見せつけられた上、またもよくよく歌詞を聞いてみるとアイドルとしての彼らの苦悩、それをも飲み込んだ上でのエンターテイナーとしての決意が表現されている素晴らしい作品なのだけれども。この衝撃がちゃんと半年経った今に繋がっている。初ドームという多くのアーティストが夢と語ってしまいそうなところを、もちろん喜び感謝はするが、「1つの通過点」として舞い上がらず冷静にこなし、その後10枚目シングルというこれまた記念すべき新譜を「こっから」と銘打つ。そして元旦ジャンケンで今年リーダーに決まった慎太郎が持ってきた仕事だということが、何ともこの6人のドラマ性を表しているようで。本当にどこまで行っちゃうんだよ君たち。嬉し涙が溢れてきちゃうよ。どうかこれからも自分達らしく大きく羽ばたいてくれたら嬉しいよ。
そんなエモに浸らせてくれた「人人人」もついに地上波デビュー。フルではなかったけどCDTV様に感謝感激雨嵐。期間限定なのでこちらもあと2週間弱盛り上げていきたい。そしてゆくゆくはフルで2番のこーちパートでイケ散らかしてお茶の間をびっくりさせて欲しい。

ほんと、何だってこんなに楽しそうなのよ?SixTONESはライブが真骨頂だって100億%断言できる。毎回音楽番組に出るたびに、PLAYLIST発表するたびに、アレンジも掛け合いも全部が違くて、一つ一つが最高の唯一無二になる。

初の生配信となった今回は結構夜遅いにも関わらずMCありの2曲披露、ワンカメ、バンド付き、SONYの社食を拝めるという贅沢すぎる20分間。踊りながら歌いながら移動もして完璧なパフォーマンス。MCではいつものわちゃわちゃで落ち着かせてからFIREWORKSは一気に大人モード。振り幅えぐくて興奮冷めやらぬ金曜朝だったよ、時差あるから朝6時半に起きてさ。早起きは三文以上の徳だった。

今回プロモすごいって言ったのは上の豪華すぎるPLAYLIST生配信に留まらず2週連続でPLAYLISTだったのよ。しかもおしゃれ悲しい失恋ソングで慎太郎とこーちが無双してるTu-tu-lu。漏れなくGum Tapeが聴きたくなってPLAYLISTあるじゃんに気付いて感謝する、改めてストチューブ&チムソニの需要分かりすぎ案件。マジであるはずのない同棲の思い出が蘇る。。

こんなCD買わないと聞けないはずのカップリング曲、でも良すぎて購入者だけが知らないの勿体なさすぎるからって、サブスクない中あの手この手で解禁してくれる。。推しの周りには神様仏様しかいなくて推し活がこんなにも充実しているよ。。ところでさっきからPLAYLIST何回も出てるけど何ぞや?という方、ストチューブ漁り始めたらまずはPLAYLISTとライブ映像をコンプリートして欲しい。SixTONESはライブが真骨頂が分かってもらえると思う、YouTube限定パフォーマンスの数々がPLAYLISTです。Gum TapeしかりTu-tu-luしかりFIREWORKSしかり、神カップリングが公式から聞ける貴重な場所でもあります。そろそろCall Me出してくれたら泣いて喜ぶ。

似てるんだよなぁ、この2組

今回のプロモ期間を通してなんで自分がこの2つのグループが好きなのか何となく分かってきた気がする。っていうのは共通点が結構多い気がしているこの子達。S-Classとこっからに関してだけでも、どちらも節目ということで過去作のオマージュがふんだんに取り入れられてるところから似てるし(詳しくはファンダムの皆さんのTwitter等で考察されている)。

1. 下積みが長い

スキズ(バンチャン)もSixTONESもデビューまで10年以上かかっている。そしてデビューしてからもいわゆる王道ではなく、事務所に猛プッシュされたわけでもなく、地道に努力を重ねてきた苦労人である。

事務所社長との対談(日本語&日本語字幕)。デビューまでの長い、そして前例のない道のり、特にバンチャンへの思いが感慨深い

SixTONES。こちらはデビューではないが、YouTube Artist Promoという大きなキャンペーンに日本人アーティスト初として選ばれた時の彼らの健気な反応が、それまでの長い下積みを物語っている。その後またデビューするまでに間が空いたため、本当によく挫けず折れずに続けてきてくれたものだと思う。彼らのこれまでの道のりを知ってからNew Worldや彗星の空を聴くと否応なしに涙が流れてしまう。

今推せていることが奇跡なグループだと思うから、一瞬一瞬全力で応援したい。

2. 実力と個性

アーティストと名乗っても遜色ないくらいの実力と、各々が己の魅せ方をよく分かっているセルフプロデュースのプロ集団。長い下積みの中で培った力は、他のデビュー組・若手の中で群をぬく。特にライブでの会場を一体化してしまうパフォーマンス力は一長一短で身につくものではない。

スキズとSixTONESのレコーディング風景が、今回それぞれ最新曲に付随して公開されている。3RACHA自らレコーディングの指揮を取る様子はもう舌を巻くしかない。天才たちしかいない。ここまでの分かりやすいセルフプロデュースではないが、SixTONESたちもチムソニとの連携の中でどうやったら一番自分達らしく良いものが届けられるかを常に模索してくれている。どちらも天才的な努力集団、音楽に対して信じ難いほど真摯なのだ。

こんなにも実力を持っていても彼らの根底に流れるのはアイドルとしての誇り。人人人でも語ったこの二面性がどうしようもなく彼らを唯一無二たらしめる。カメラ目線とかキメ顔とか愛嬌とか、やれと言われればちゃんとできる(そしてめちゃくちゃに可愛い)。でもそれを出さないパフォーマンス。かっこよさと可愛さのギャップであっという間に沼ってしまうのだ。

彼らの個性は多くの場合王道から外れる。そして見た目に反して元来自信がない性格の彼らは迷い、自分達の道を疑ったこともあるという。それでも自分を、メンバーを、周りのチームを信じて続けた結果が目に見える成果として現れてきたのがここ数年だと思う。一過性の流行りに迎合することなく、媚びない自分達の音楽が評価され始めて自身もついてきたように思えてすごく嬉しい。

あと芸歴が長いゆえの礼儀正しさと頭の回転の速さも実力の大きな割合を占めるだろう。会話のテンポが、時にこちらがついていけなくなるほど早い。内輪ノリと揶揄されてしまうこともあるが、自分としてはこれくらい展開が早い方が聞いていて面白いし波長が合うなと感じる。色んなバックグラウンドを持った、それぞれが一等賞を取れるメンバーたちが一緒に集まっているのがエモくて強い。

3. 圧倒的なグループ愛

こんなに実力派揃いなのに誰も自分のことだけを考えて目立とうとしない。むしろメンバーが大好きで時に危険とも思えるほどのグループ愛。グループもしくはメンバーのためには命を賭けても構わないとの発言をはっきりしているバンチャンと樹。ここまでの言葉の激しさはなくとも他のメンバーも似たような趣旨のコメントをしていることが散見される。表面上だけじゃない尊敬と信頼がそれぞれに寄せられていることが外野のたかが1ファンでもはっきりと分かる。こんなの彼らがメンバーに向ける敬愛の気持ちが相当強くなければ出来ないこと。だから安心して見ていられる。ただの仲良しごっこではやっていけない。上のJYP との対談で言っていてその通りだと思ったけど、このSNS時代、ファンには取り繕ったものなんて一瞬で見抜かれてしまう。寄せ集められたのではなく自分達で選んで切り開いた道。言葉にしてしまうと安っぽく聞こえるが、その絆は想像できないほど固いに違いない。(だからこそずっとこのメンバーでいてほしい。一番脱退がショックを受けるだろうグループでもある)

4. サポートスタッフが優秀

YouTubeに時に消化不良となるくらいの情報を投下してくれるのを始め、周りのサポートスタッフの皆さんも本人たちに似て努力家で、楽しむことの天才で、センスが良くて地頭がいい。たとえばSixTONESはSTという頭文字を結構いろんなところで多用しているんだけど、STって確か英語で一番多い文字列なんだよね。しかもいい意味が多い気がする(最上級に入ってるくらいだし)。PLAYLI"ST", LiSTening Party, digeST, On EST、思いつくだけでこんなに。愛のこもった編集に毎度YouTube見るたびに笑わせてもらう。MaxidentとかNo Easyとか思いついちゃう3Racha譲りの感性かも。

似てると言えば年齢層が自分に近いのも2組を推すうえで想像以上にプラスになっていると思う。本人たちが同世代なら周りのコアメンバーも価値観近い気がして、「しっくりくる」。よく感じる感情。

YouTube関連で最後にもう1つ。反応してみた系の人たちも好き。最初の方スキズ
で出てきたコニーさん始め、イエニ愛が大爆発してたしらすたさん

SixTONESを多く(最近はスキズも)歌解説してくれるあやかさんとひろさん夫婦。このハンドマイクの大事さを語ってくれた回は、これからのアイドル業界の動向を見ていく上ですごく参考になるとともに、2組を推していく将来にすごく自信をくれたのでめっちゃ良かった。

最後に言わずと知れたThe First Take。自分がSixTONESを知るきっかけになったチャンネルでもあるし、日本語を喋るスキズたちの歌割りがよく見えた良コンテンツでもある。また出て欲しいなぁ。特に「こっから」かっこいいに決まってる。

日本語うますぎ。

最後に:推し疲れ症候群

カムバが被って、ただでさえ誕生日月&すとーんずラブの日で忙しい6月がとんでもない情報供給量になった(ジェシー・樹・北斗、誕生日おめでとう。こーち・きょも・慎太郎、芸誕生日おめでとう。笑)

ちょうど最近Twitterを始めて情報供給の多さがありがたかったと共に、かなりの推し疲れ症候群を発症していたので、次回に向けて気をつけなければなぁと思った(ストちゃん次のシングルCreakを昨日発表、スキズも年内もう1つあるっぽい?)K-popに関しては投票関連えぐすぎ、ジャニーズに関してはサブスク解禁してくれってのを強く思ったプロモ期間。それぞれに関して一長一短で言いたいことがありすぎる。前者はもうちょっと気楽にやろうぜー、やること多い&複雑なうえI-STAYが出来ることに限りがあって無力感、徒労で終わる感じが続き疲労感がえぐかった。後者に関しては、まさしくスキズのCDセールスを見て欲しいって感じで、人気が出ればCDだって世界中に売れるの。その前段階でもサブスク解禁したって買う層は変わらず買うし、多くの人に刺さると思うの。特に「こっから」みたいなドラマが話題になったタイアップとか、これからもあるであろうアニメタイアップは世界の人気を取るのがいかに重要でインパクトが大きいか、YOASOBIのアイドル見たら一目瞭然。2億回再生えぐすぎ。。

と思うことは尽きないが、まず前提には存在に感謝。推してからというもの毎日が本当に楽しくなった。「沼る直前が一番楽しいよね」のNちゃんの言葉通り、沼ってからは心配や不安、推し疲れなんかも頭をもたげてきて一筋縄ではいかないが、自分でコントロールするのがやはり最善にして最良。推せる範囲で、楽しみながら
これからも推していく所存である。とりあえず去年のライブ円盤化と来年のツアー発表を生き甲斐に毎日を生き延びる。

たとえばたまたまメンテに行った自転車屋さんの前の路上でスキズマークを見つける奇跡があったりする。この街が、この生活が、ほんの少しだけ前より輝いて見えて、明日ほんのちょっとだけ今より頑張ってみようと思えたりする。推しに出会えてなければ無かった、ほんの些細な大事なこと。

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