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《Command Performance》は対象鳥の夢を見るか?

はじめに

へそ(ワンピース空島編)
えんぞーです

今日は
《Command Performance》というオタクカードがナドゥにワンチャンあるんじゃね?
という怪電波を受信したので書きなぐっていこうと思います

エアプです
無名です
よろしこ

はじめに2

ここから先、「ステッカー関連」「アトラクション関連」の話が飛び交います。
事前mtgwikiなどに目を通し、ルールやシステムを把握していただけると読みやすいと思います。

また、記事内で確率?の話が出てきますが、数学エアプくんの計算なので間違っていても責任は負えません。あしからず。


《Command Performance》…って誰?

まずはテキストから見ていきましょう。

2構禁止カード

Command Performance / 命令パフォーマンス (1)(青)
ソーサリー
以下から2つを選ぶ。
・アトラクション(Attraction)1つを開く。(あなたのアトラクション・デッキの一番上にあるカード1枚を戦場に出す。)
・アトラクションを観覧するためサイコロを振る。
・(TK)(TK)を得る。
・あなたがオーナーであり土地でないパーマネント1つにステッカー1枚を貼ってもよい。

http://mtgwiki.com/wiki/%E5%91%BD%E4%BB%A4%E3%83%91%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B9/Command_Performance

簡単に言うと、主に以下のどちらかを行うことができます。

  • 2チケ※のステッカーを貼る

  • アトラクションを1つ開いて閲覧

ほかにもできることがありますが、ステッカーアトラクション関連カードをこれしか採用しない場合、レアケースです

※チケット・カウンター2個のこと

注目は「2チケの能力・ステッカー/Ability Stickerを貼る」ことができる点です。
2チケのステッカーのテキストを眺めていると、対象を取れる能力を持つステッカーがやたらと多いことに気づきました。
そこでこの2チケのステッカーを貼ることができ、軽い《Command Performance》に目を付けたというわけです。

実際に考えを巡らせてみると、「思ったよりもやるんじゃないか…?」となりました。

思っただけで試してはいないので、以下考察を読んでいただいて、採用するかどうかはあなた次第ということで、何卒よろしくお願いいたします。

「思ったよりもやるんじゃないか…?」となっていただけると嬉しいです。

結論

ワンチャンあります。
1Uの《エルフの牧人/Elvish Herder》に近い運用をすることができます。
以下考察を述べていきます。

ステッカー

デッキリスト

以下10枚を考えています。改良の余地が残されているかもしれません。

7	《Carnival / Elephant / Meteor》
8	《Happy / Dead / Squirrel》
15	《Contortionist / Otter / Storm》
17	《Goblin / Coward / Parade》
19	《Eternal / Acrobat / Toast》
24	《Familiar / Beeble / Mascot》
26	《Snazzy / Aether / Homunculus》
31	《Wrinkly / Monkey / Shenanigans》
36	《Unassuming / Gelatinous / Serpent》
46	《Elemental / Time / Flamingo》

超当たり…2枚

《Snazzy / Aether / Homunculus》

(1):クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まですべてのクリーチャー・タイプを得る。

26/48

→マナ拘束の緩い《エルフの牧人/Elvish Herder》①

《Wrinkly / Monkey / Shenanigans》

(1):クリーチャー1体を対象とする。このターン、それではブロックできない。

31/48

→マナ拘束の緩い《エルフの牧人/Elvish Herder》②

当たり…4枚

《Contortionist / Otter / Storm》

(T):クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで速攻を得る。

15/48

→酔いが解けてるクリーチャーが必要だが、1体保障。速攻とマナクリが嚙み合うパターンもあるかも。

《Eternal / Acrobat / Toast》

このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後、それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

19/48

→酔いが解けてるクリーチャー(できればナドゥ)が必要だが、1体保障。手甲系があると宇宙。1体保障の中では一番強いか?

《Familiar / Beeble / Mascot》

このクリーチャーが攻撃するたび、パーマネント1つを対象とし、それをアンタップする。

24/48

→酔いが解けてるクリーチャー(できればナドゥ)が必要だが、1体保障。マナクリだけでなく、クリプト/クレイドルを起こすパターンも。

《Goblin / Coward / Parade》

教導(このクリーチャーが攻撃するたび、パワーがこれよりも小さい攻撃クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンターを1個置く。)

17/48

→酔いが解けてるクリーチャー(できればナドゥ)が2体必要だが、1体保障。回避クリーチャーがナドゥしかいない場合空いてるとこがないと厳しいかも。ハズレ寄り。

中当たり…1枚

《Elemental / Time / Flamingo》

このパーマネントを追放する:あなたの墓地にあり土地でないカード1枚を対象とする。このターン、あなたはそれを唱えてもよい。

46/48

→《Sea Kings' Blessing》…

小当たり…1枚

《Unassuming / Gelatinous / Serpent》

このパーマネントが死亡したとき、あなたの墓地からクリーチャーでも土地でもないカード1枚を対象とする。それをあなたの手札に戻す。

36/48

→《Sea Kings' Blessing》…

ハズレ(というには有用)…2枚

※この2枚以外をすべて「当たり」とした場合、上記8枚のうち最低1枚の「当たり」ステッカーが確実にめくれます(あたりまえ体操)。

《Carnival / Elephant / Meteor》

このパーマネントを生け贄に捧げる:カードを2枚引く。

7/48

→シンプルに±0だが、置いておけるのがgood

《Happy / Dead / Squirrel》

(T):(◇)(◇)を加える。このマナは、クリーチャーでない呪文を唱えるためにのみ使用できる。

8/48

→弱ソルリン。

ハズレ候補

テキストは省略しますが、この辺りは有用かもしれません。

16	《Sticky / Kavu / Daredevil》
30	《Playable / Delusionary / Hydra》
34	《Sassy / Gremlin / Blood》
38	《Unique / Charmed / Pants》
44	《Trained / Blessed / Mind》
45	《Unglued / Pea-Brained / Dinosaur》

考察

「当たり」をX枚としたときに少なくとも1枚の「当たり」ステッカーが選択される確率は以下の通りです。

$$
\begin{array}{|c|c|}
\hline\textbf{当たり (枚)} & \textbf{確率 (\%)} \\
\hline\hline1 & 30.00 \\
\hline2 & 53.33 \\
\hline3 & 70.83 \\
\hline4 & 83.33 \\
\hline5 & 91.67 \\
\hline6 & 96.67 \\
\hline7 & 99.17 \\
\hline8 & 100.00 \\
\hline
\end{array}
$$

何を「当たり」とするかによりますが、確率がかなり高いことがわかります。

ゲーム中に貼られたステッカーは継続的効果/Continuous Effectなので領域を移動しても効果が失われず、ゲーム終了時まで継続します。
ナドゥに貼ることによって"不死なる怪物"(実際には死んで領域に帰るのですが)を生み出すことができるのは他にはない魅力…!

アトラクション

ステッカーはゲーム開始時に選ばれるので、選ばれたステッカーに応じてアトラクションを開くモード+観覧するモードを選ぶことができます。
ステッカーが「外れ」た時の受けですね。
ちなみにアトラクションはアーティファクトなので触られたりします。注意!

デッキリスト

200	《Balloon Stand》 (2___6)
202	《Bumper Cars》 (23__6)
204	《Clown Extruder》 (_3__6)
209	《Drop Tower》 (23__6)
210	《Ferris Wheel》 (___456)
211	《Foam Weapons Kiosk》 (_3__6)
216	《Hall of Mirrors》 (2___6)
218	《Information Booth》 (2___6)
223	《Pick-a-Beeble》 (2__56)
229	《Storybook Ride》 (2__56)

対象…4枚

《Drop Tower》 (23__6)

観覧 ― クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、または、プレイヤー1人が1の出目を出すまで、それは飛行を得る。

209

→3点灯なうえにメリット能力なのでつよい。

《Bumper Cars》 (23__6)

観覧 ― クリーチャー1体を対象とする。このターン、そのクリーチャーは可能ならブロックされなければならない。

202

→3点灯なだけ。もらい事故注意。

《Foam Weapons Kiosk》 (_3__6)

観覧 ― あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。ターン終了時まで、そのクリーチャーは警戒を得る。

211

→2点灯だが、効果は強い。+1/+1カウンターシナジーも◎。

《Hall of Mirrors》 (2___6)

観覧 ― あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、あなたがコントロールしていてそれでないすべてのクリーチャーは、その選ばれたクリーチャーが伝説であるならそうでないことを除き、それのコピーになる。

216

→ナドゥが2体になって宇宙。

フェイズアウト除去(一応対象には取れる)…1枚

《Ferris Wheel》 (___456)

観覧 ― これによりフェイズ・アウトしたことがないクリーチャー1体を対象とする。あなたがアトラクションを観覧するためにサイコロを振って3以下を出すまで、そのクリーチャーはフェイズ・アウトする。

210

基本は除去。一応対象にとれるが、運次第で一生帰ってこないのでモロハノ・ブレード(諸刃の剣のこと)。

クリーチャー生成…2枚

《Balloon Stand》 (2___6)

観覧 ― 以下から1つを選ぶ。 ・飛行を持つ赤の1/1の風船・クリーチャー・トークン1体を生成する。 ・クリーチャー1体を対象とする。風船1体を生け贄に捧げる。そうしたなら、ターン終了時まで、それは飛行を得る。

200

飛行付き。えらい。

《Clown Extruder》 (_3__6)

観覧 ― 白の1/1の道化師・ロボット・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。

204

飛行なし。でもうれしい。

ドロー…1枚

《Information Booth》 (2___6)

観覧 ― カード1枚を引く。

218

カード1枚を引くことができる。

宝物生成…1枚

《Pick-a-Beeble》 (2__56)

観覧 ― 1個の6面体サイコロを振る。これの上にその出目に等しい個数の幸運カウンターを置き、宝物・トークン1個を生成する。その後、これの上に6個以上の幸運カウンターがあるなら、賞品獲得! 賞品 ― 宝物・トークン2つを生成し、これを生け贄に捧げ、アトラクション1つを開く。

256

→宝物トークンを生み出すことができる。1/10のガチャの後サイコロ3/6の後にサイコロを振る。何回ギャンブルさせるんだこいつは。

衝動ドロー…1枚

《Storybook Ride》 (2__56)

観覧 ― あなたのライブラリーの一番上にあるカードX枚を追放する。Xはこのターンにあなたが観覧したアトラクションの数に等しい。(これ自身も数える。) このターン、それらのカードをプレイしてもよい。次の終了ステップの開始時に、それらのカードの中に追放されたままのものがある場合、それらをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。

229

→衝動ドロー。デッキに戻ってくれる分優しい。

考察

アトラクション内訳は上記の通りにするのが最もバリューが高いと考えています。こちらも改良の余地が残されているかもしれません。

点灯箇所はアトラクションが2枚並ぶことが稀すぎるのでお好みだと思いますが、一応《Ferris Wheel》が外れた時の価値を担保するために2と3に寄せ、対象にとる4枚をバリュー順に散らしています。

対象にとれるアトラクションが4枚あり、そのうち2点灯(=1/3)が2枚、3点灯(=1/2)が2枚なので、1/10のアトラクションから対象にとれるアトラクションを開き、閲覧した場合に即対象を取れる可能性は16.67%となります。

まとめ

《エルフの牧人/Elvish Herder》として運用できる可能性が約53.33%。

対象を取れるステッカー6枚(96.67%)と、対象を取れるアトラクション4枚で閲覧に成功(3.33%×16.67%)をざっくりと計算すると、対象を取れる確率は約97.225%。

とにかく対象を取る or 《Sea Kings' Blessing》になれる確率は100%。

かなり高確率といえるのではないでしょうか。

置いておかなければいけないアフェ天光と異なり、《エルフの牧人/Elvish Herder》に近い性能なので奇襲性が高く、びっくりどっきりタクティクスとして面白いかもしれません。

おまけ

ステッカー小テク

《手甲/Shuko》系装備品にネームステッカを張ることによって《真髄の針/Pithing Needle》《攪乱のフルート/Disruptor Flute》などのカード名指定スタックスをすり抜けることができます。
貼るステッカーは母音の数が少ないものがいいですね。

その場合は(TK)(TK)をもらう価値が低そうなので、アトラクションを開くことになりそうですね。
再利用を考慮して(TK)(TK)を得ておき、強いステッカーを貼る動きもある…かもしれません。

ステッカー小テク2

(TK)(TK)を消費し、P/Tステッカーを貼ることもできます。10000ゲームに1回くらい発生するかもしれません。
以下、上記ステッカーパイルが貼ることができるP/Tステッカーの一覧です。

7	4/1
8	3/2
15	5/1
17	2/3
19	4/4
24	2/3
26	2/4
31	2/4
36	2/3
46	1/5

《________ Goblin》のための母音数は?

億が一《________ Goblin》をコピーした時のために母音数もメモしておきます。

$$
\begin{array}{|c|c|c|c|c|}
\hline
\textbf{No.} & \textbf{ステッカー} & \textbf{単語1の母音数} & \textbf{単語2の母音数} & \textbf{単語3の母音数} \\
\hline
\hline7 & 《Carnival / Elephant / Meteor》 & 2 & 2 & 2 \\
\hline8 & 《Happy / Dead / Squirrel》 & 1 & 2 & 3 \\
\hline15 & 《Contortionist / Otter / Storm》 & 2 & 2 & 1 \\
\hline17 & 《Goblin / Coward / Parade》 & 2 & 2 & 2 \\
\hline19 & 《Eternal / Acrobat / Toast》 & 2 & 2 & 2 \\
\hline24 & 《Familiar / Beeble / Mascot》 & 2 & 1 & 2 \\
\hline26 & 《Snazzy / Aether / Homunculus》 & 2 & 2 & 2 \\
\hline31 & 《Wrinkly / Monkey / Shenanigans》 & 2 & 3 & 3 \\
\hline36 & 《Unassuming / Gelatinous / Serpent》 & 3 & 5 & 1 \\
\hline46 & 《Elemental / Time / Flamingo》 & 2 & 2 & 3 \\
\hline

\end{array}
$$

参考

過去にこんな記事も書いているので参考にしてみてください。

おわりに

こんなことをしている場合ではないんですが、良さげな発見をしてアドレナリンが出てしまったので書き上げました。
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーをプレイしなければいけないので、トラル大陸での冒険に戻ります。

質問等あれば気軽に秋風さんとかに訊いたら良いと思います。


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