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ずっと俺のターン〜ヨガループスタークロノスヨガループ〜

こんにちは。EnzAnと言います。
前回はパルキアミラーにおいてのベンチコントロールについて記事を書かせていただいたのですが、想像以上に多くの人に買っていただき、とても驚きました。未だに購入の通知が来ることもありますし、購入していただいた皆様には感謝しかありません。ありがとうございました。
さて、今回はタイトルの通りヨガループとスタークロノスを交互に使い、ずっと自分のターンを行うといういわゆる超越デッキの記事になります。
カードゲームにおいて自分のターンを連続して行う超越には誰もがロマンを感じると思いますし、私自身もタイムゲイザーでスタークロノスを持ったディアルガVstarを見た瞬間から引き込まれてしまいました。
その日からどうにか上手く使い実用的にならないかと試行錯誤してきましたが、なかなか上手く行かずに悪戦苦闘していましたが、今回納得のできる構築ができましたので、記事を書かせていただきました。

●執筆の経緯


⚫︎今まで


今まで私が超越デッキを作成するにあたって、課題に感じていたことは
①どうすればデッキを安定して回せるのか
これは超越に必要なカードをどれだけ再現性高く手札に揃えることができるのかという点です。超越には1ターンでのエネルギーの装填が必要で、とにかく必要になるカードが多いです。必要札を全て手札に加えるには単純ですが、デッキをほぼ全て掘り切る必要があると考えました。
②超越ターンまでどのようにしてダメージを稼ぐのか
仮に超越ターンが上手く迎えられたとして、実際にそれで与えられるダメージとしてはヨガループ20点、スタークロノス220点、ヨガループ2回目でさらに20点、最後にメタルブラストで200〜約320点と合計で460〜点しか出すことができません。
一方で昨今のポケモンカードゲームを制するにはVmaxデッキの場合HP330が2体で660点程、Vstarデッキの場合HP280のVstarを3体、進化前に1体倒せたとしても780点程のダメージ総量が必要になります。(この必要なダメージ総量が大きいという点からもVmaxの時代からVstarへの移行の理由が分かるかと思います)
もちろんこれは最低限必要になる打点の話で、実際には過剰なダメージを与える攻撃が発生したり、非Vポケモンを取らされるなど、サイド進行に無駄な攻撃をする可能性もあります。
これらを考えて、必要になるダメージと超越ターンで与えられるダメージを差し引くと超越ターン前に大体400〜500ダメージ与えられている必要があると考えます。
③どのように打点調整をするのか
これはヨガループをするために必要なことです。相手のポケモンを倒すことは簡単ですが、ヨガループをするためにはHPを20以下に調整する必要があります。しかも今回はヨガループを2回しますので、その難易度は格段に上がります。
さらに、②の要件である、ダメージ総量を稼ぐということも並行して超越ターンに突入するまでの準備段階でしなければなりません。

⚫︎今回


上記の①〜③の要件を満たすことができるギミックがロストアビスで追加されました。
それが、ロストのギミックです。
デッキを掘り切る→キュワワー
エネルギーの加速→ミラージュゲート
ダメージ総量の確保→ウッウ、ヤミラミ
打点調整→ヤミラミ
と、これでもかという噛み合いをしています。

また、逆の視点でいわゆるロストバレットと呼ばれているデッキの方から見てみると、毎ターンのアタッカーの打点がウッウやヤミラミのみだと110点、120点しか出せず、かがやくリザードン等の採用によってダメージ総量という面ではある程度プラスがあるものの事故やサイドの複数取りによって攻撃回数が減ってしまうとダメージ総量が足りなくなってしまうということが起こります。
ここに超越ギミックを組み込むことによって残りのサイドが1枚しかない、つまり攻撃回数が1回しか確保されていない状況下でも、400点以上の総打点補強や複数枚のサイド進行が狙えるようになり弱点が補強される形になります。

ここまで長々と書きましたが、要するに超越ギミックとロストのギミックがお互いが強みで弱点を補い合うという点で、補完が取れている、相性がいいということです。

●現状の構築


では、超越ギミックとロストのギミックを掛け合わせた結果どのようなデッキに仕上がったかというと以下になります。

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