2019.4.30 BurstBlue@spiritual lounge

4月30日BurstBlue   at spiritual lounge


令和に浮かれてすっかりみんながあれだけ愛した平成を忘れてしまった今に、

やっと平成最後の日のシューゲイズを思い返します。


3月のDr.さくらだくん不在の寂しさと不安から一転、とても安心感のあるLIVEでした。


新曲含む、初見の曲が4つあり、

新鮮味に溢れていて、

またいつもと違うものが見れました。

後で触れますが、

特に2曲目『マーチンアイスクリーム』は、

クスッとするほどポップでした。

(カタカナ表記にしたら尚ポップになってしまった…)

BurstBlueなのに(…!)



一曲目『Sleep』

世の中のバンドは、癖や特徴や色というのを持っていて、

それで他バンドと区別出来ます。

(レポ書く度言ってないかな、大丈夫かな。)

丁寧に進むギター。

優しいやんちゃなドラム。

大事に弾くベース。

綺麗なピアノと綺麗に伸びる高音。

「これはBurstBlueだなー」と納得させる曲でした。

初見の耳では、サビ前、走り気味なのかな?なんて思っていたけど、

サビの入りがBurstBlueの"クセ"丸出しで、「なるほど!」と唸ってしまいました。

嬉しかった。大好き!

Vo.hirokaちゃんがギターを弾いてる曲は、個人的に大当たりなので、

曲初めにギターを準備し出すと、

ものすごく興奮します。(恥)

これからもどんどんギターも持たせて欲しいな。と、密かに思ってます。

(密かじゃなくなった)


二曲目『Martens ice cream』

前文に書いたように、ポップでした。

ニヤニヤしてしまいました。


"ある曲を別のバンドが演奏すれば、

また違うモノに仕上がる。"というお手本だな!と思って聴いていました。

(すっとんきょうです、すみません)


曲全体がものすごく可愛かった。

アップテンポだから余計跳ねて感じて楽しそうでした。

活きているなーと感じる反面、

新鮮味がむず痒くて、

良い意味でくすぐったい曲でした。

ポップなバンドではそれが当たり前だとしたら、BurstBlueはそうじゃないからこそ、尚のこと。

普段、Gt.賢人くんのコーラスが、

メロディーと良い距離感にあるのに対して、

今回、ギターの主張が少なく、

ツインボーカルでアクセントのついた曲になっているんじゃないかな。と感じました。

どハマりで、お気に入りの仲間入り。(韻)


三曲目『homesick』

疾走感があって、気持ちいい曲でした。

なにより、Vo.hirokaちゃんの意外な肺活量と声の伸びが驚きで嬉しかったです!

綺麗に伸びてました、拍手しちゃった。

こんな曲もあって良いなー。

このテンポも、ポップと呼ぶ人がいれば、

『いや、逆にロックだろ…(小声)』

と、主張していきたいな、と思っています。(小声で)


この曲が今回のLIVEで一番集中力があって、

バッチリハマった曲なんじゃないかな。

(短い曲にとって、大事なポイント!)

単純で、簡潔に、カッコよく仕上げるのは、

簡単ではないはずなので、

さすがBurstBlue。

息もぴったりで嬉しい。



四曲目『楽園』

メロディーに起承転結がある、おりこうさんな曲。(好き)

こちらも初見の曲でしたが、

PAさんと、もっとガチンコしたらいいんじゃないかなと強く思いました。

曲にもよるんですけど、

この曲は、音のバランスを10で振り分けたら

2(Dr):3(Gt):3(Ba):2(Vo+Key)

くらいが正解なのかな?と考えながら聴いていました。

BurstBlueのいくつかある黄金比率のうちのひとつのようなバランス。


聴く側の耳次第ですが、

『2(Dr):3(Gt):2(Ba):3(Vo.Key)』

であったり、

『2(Dr.):2(Gt.):1(Ba.):3(Vo.):2Key)』

みたいなことをすると、

ただのポピュラー音楽になってしまう。

(音楽は学んできてないので全て感覚です)


今回のセットリストは、

終わってみたら、新境地だったのかな、と。

BurstBlueを初めてみて、二度とお目にかかれない人からしたら

「ポップで良いバンドだったね!」

なんて言われちゃうのかな。

明るさやポップさや若さみたいなものが正義ならそう望まれたいところですが、

生憎、BurstBlueはそうじゃない。

言ってしまえばそれと反対にあって、

儚くて、美しい弱さと強さのものなんです。

(私の定まったイメージ)

ポップが悪い、とか、そういったことではなくて、単純に「ポップなバンドだと思われていいの?」と言う疑問を添えたいだけです。


毎回見ている人間と、

二度とお目にかかれない人間に、

与えたいイメージを植え付けることは難しいので、

『新しい事をやる』事と『いつもの事をやる』バランスって、永遠の課題なんでしょうか…。


例えば、私のような人間を喜ばせたか?

と言われたら、

今回のセトリは大成功です…!


曲が良いものなのは見えてきたので、

次見る時は、完成品を拝みたいです!

(いつか音源化される事を願ってます。)



五曲目『彗星』

バラエティに富んでいて、

飽きさせてくれないなー。

と、いう溜め息が出るラストの選曲。

10月に161倉庫で、一口目を味わったので

中まで入り込んで聴けました。

スペーシーでした。


この曲の良さは、

特にDr.さくらだくんの我慢強さ。

一見、ただ単調に繰り返されるリズムを

テンポを狂わさずにあり続けてくれる。

時々のミスなんて、愛嬌。

ドラマーにとって、我慢強さは本当に大事な事だと思います。

良いドラマーをも持ったバンドです。


それから、この曲の特徴は

曲中に編成が変わること。

4人しかいないのにも関わらず、

楽器が5つ(と声)が必要なので、

本来、全楽器生演奏でライブをするなんてのは不可能です。


これはパフォーマンスとしても価値があって、BurstBlueのライブの意義になるとも思いました。


最後にこぼした一音は勿体ないですが、

ミスからの成長は、成功への近道なので、

伸び代を埋めて欲しいです。

長い曲になれば、終わりは遠く、

走りたくなるものですし、

逆に自分でハマれば、

延々と演奏したくなるものだと思いますから、これまた今はまだ愛嬌です!

一見纏まり無い、でこぼこなメンバーですし

私自身、個々に協調性を感じていなかった時もありますが、

いやらしくないバンド愛と、

それぞれの持つポジティブな気遣いや優しさでサポートしあえていて、

それが演奏に現れて、大変嬉しい限りです。

本当に良いバンドだなー、なんてしみじみ。



今回、ライブ全体を通してのトリで、

他バンドを見に来ていて、たまたま最後まで残って見ていた人からしたら、

ラッキーで、感動モノなはず。


急成長は、若さ故の特権だと思いますが、

Vo.hirokaちゃんには回を重ねる毎に大拍手です。


EP作成中と耳にしたので、

もちろん完成を楽しみに待っています!

それから、完成したそれがたくさんの人の耳に触れる事を祈ってます。


大幅に時間を押していて、

毎回楽しみのGt.賢人くんのMCは、

今回短かめでしたが、しっかり胸が熱くなりました。

『好きな事を好きなように、全力でやっている』なんて言葉は、簡単に言葉に出来たとしても、

なかなか納得させられるものではないのに、

毎回、毎曲、それを見せつけてくれて、

応援のしがいがあります!



今回も、大変良いライブでした、

お疲れさまでした!


次回、6月29日。spiritual lounge。

もちろん楽しみにしてます。

(さらに次回が2週間後なので、私はレポをかけるのか、と心配もしています…)

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