2020.5.15 BurstBlue@spiritual lounge

5月15日
BurstBlue @spiritual Lounge
SPIRITUAL LOUNGE × HEXP presents
無観客配信”JUMP OUT”

BurstBlue、初の配信ライブ。
私にとっては12月21日のBurstBlueレコ初ライブ以来のライブになりました。

出演バンドが3バンド、
持ち時間も長く、演奏も5曲。
1曲目、2曲目は新曲。
そのうち1曲目は待望のインストゥルメンタル!
BurstBlueのインスト曲は、いつか絶対に聴きたかったので私にとっては本当に待望の待望。

そんな1曲目「Breaking Dawn」
インストの曲が出来るなら『夢遊』の延長線上のような物が出来ると思っていたので嬉しい悲鳴。
『Martins ice cream』を初めて聴いた時以上に衝撃で、今も、映像を何度も繰り返して聴くほど、私の中のBurstBlueには新しかったです。
更に、BurstBlueにこういったものを待ち望んでいただけに本当に嬉しい。

新曲の披露というのは、完成であって未完成なものだとつくづく感じていますが、
この曲は仕上がってきたもの見せられたのかなと思ったと同時に、
今回見せてくれた『Breaking dawn』は、
曲は出来上がったからこそ披露に至ったとは言え、
足したり引いたり、アレンジされ続けても
この先毎回”一番かっこいい”を見せてくれると思わせてくれる、ある種未完成なようにも聴こえました。

常々、同じコード進行で、かっこいいものが仕上がるというのは聴いている方も嬉しいものです。

後半のGt賢人君が本当に良い。テンポも丁度良い。
文句のつけどころがなくて本当に良い。
ただ、色を付ける程度にコーラスが欲しいくらい。それくらい。
観客がいたとしたら、終わった後につい拍手が沸き上がってしまうと思います。そういう曲でした。

何よりこの曲でDr櫻田君の成長が際立って良かったです。
ドラマーとは陽の目当てられにくいものですが、
BurstBlueにとって櫻田君は、安心そのものだなと感じてます。
その中で今回の一番はバスドラのキックかなと思います。それがよく映える曲でした。
正直今まで物足りなさを感じていたので、
充分に事足りるものが聴けて、思わず拍手するくらには本当に嬉しかったです。

Ba.ちゅうげんさん作曲なのに、ごりごりのベースラインがしっかりあるのも新鮮。
何はともわれ、文句なしにかっこいい。期待以上。予想以上。

2曲目「プロレタリアの船」
Gt賢人君らしい打ち込みを使った綺麗なメロディーの新曲。
主旋律の繊細さと歌メロの切なさというのが、
賢人君らしくて、お見事。という感じ。
ひと昔前の青春ロックバンド胸が痛い臭いラブソングを聴いてる様なむず痒さもありました。

練習不足が否めない感じではありましたが、
この先、ライブの度、仕上がっていくのが楽しみです。

賢人君の曲は臆病で苦しさに溢れているのに綺麗なのが不思議だなと感じてます。
作り手の人間味なのかと思うと、腫れ物に触れるような、そういう触れてはいけないモノに触れているような怖さを持って聴いてしまいました。
『群青の手紙』のような強さが見えていた半面、脆さが重くて良かったです。

もちろん曲の構成やメロディーには口は出せませんが、
自分達で好きになって欲しいなと思った曲なので、
もっと怖がらずに余計な事しながら完成させていって欲しいです。

Voひろかちゃんにギターを持たせた曲が良い説が
かなり説得力あるな、と確信を得てきました。
ひろかちゃん、ギター似合うんだよな…。
(そしてカメラ目線が可愛いかった)

この後、賢人君が「うまい言葉が見つからないけど、安心して下さい」
というMCと笑顔に泣かされた後、
三曲目『群青の手紙』に入るのがすごく胸が熱くなりました。

『群青の手紙』は、ここ最近毎回のように選曲されて、BurstBlueのお馴染みの曲のようになってきました。
1stEP「REM」の三曲目にも入っていて、
今改めて「REM」を聴くと、リード曲はどれだったかなと思ってしまいますね。

いつかのレポートにも書いていたと思いますが、
『群青の手紙』はベースがいい。
Gt賢人君の作曲したものは、何故かベースがいい。
ちなみに、Baちゅうげんさんの曲はKeyやGtが良い。

途中、各自少し落としたミスもありつつも、
もう安定感で安心して聴いていられます。
温かい優しくて切ない色が心地良いです。

今までのレポートが参照出来れば、そちらを見て頂きたいです。

四曲目『Magic in Moonlight』
『Martins ice cream』と同じくらい好きな曲。
何度も見てきて、聴きこんだけに小さなミスもひろって聴いてしまいますが
今回も高いクオリティーで聴けて良かったです。
2人の声が、いつも以上に気持ち良く重なってました。

後半のBaちゅうげんさん(のギター)がいつもより特段良かったです。
配信後、この映像にEPレコ音源を載せてMVにしたYouTubeにアップされましたが、
そこはお気に入りなだけに少し勿体なかったので、その部分が時々見れるようにこの配信がいつまでも残ったらいいなあと思っています。

EP音源とは違う、ライブでやってくれる原曲アレンジのラストが本当に好きです。
あれがあってこそ、きちんと完結してくれるな。と感じてます。

ライブならでは。

ちなみにライブで安心して見ていられる曲のうちの一つです。

余談ですが、一曲目もですが今回は『Martins ice cream』も含めて
Baちゅうげんさんがライブ中、三曲もピック弾きなのが新鮮。

BurstBlueにとって、”Magic in Moonlight”は大事にされて欲しい曲だなと思います。

この曲について思うところは沢山ありますが、
何につけても、ライブで味わうのが一番良いです。
配信は見たけど、BurstBlueのライブを生で見てない。という方は是非一度でいいから生で見て頂きたいです。

この後、賢人君のお手本MCの後に
五曲目『Martins ice cream』。
冬にできた夏の歌。
だいぶ前置きに『Martins ice creamを初めて聴いた時の衝撃』と少し触れたように
この曲が初めてお披露目された時、
胸の中でガッツポーズしたのを覚えてます。(いつかのレポートに書いたかも)
今回の演奏は(わざわざ言うほどでもありませんが)、Martins ice cream史上一番グダグダでしたが
一番好きな曲なので、やってくれただけで有難い。
配信で初めて見た方は、お口直しに是非EPを買って頂ければと思います。
全力のMartins ice cream、ケタ違いなので。


バンドでは今までのライブを自分達で写真や映像で残してきたとは思いますが、
こうして人目がふれる状態で、評価をしてもらいやすい形に残って、私個人としては本当に嬉しいです。
"残る"という意識でやるライブ演奏は、普段とは違うとは思いますが、
それはこの先、日常が取り戻された後にも大事にして欲しいなと思いました。

最後に、アンプの音をマイクで拾ったのでは、
(毎度言いますが)ライブバンドのBurstBlueの良さは半減なので
もし、これを読んでくれたBurstBlue未体験の方には、一度といわず、将来的に何度もライブを見に行ってほしいです。

一度目より二度目、回を重ねる度、毎回違う味(毎回美味しい)がします。

スルメ好きな人以外は楽しめない、スルメバンドとは少し違います。

この先、近い未来のBurstBlueに望んでいる事は
『Dr.櫻田君の作った(のに)BurstBlueらしい曲』
『EVE以来の、Vo.ひろかちゃんの生き生きした曲』
『もう一度、Total Feedbackに出演』の三本です。

毎度偉そうにレポート書いてきましたが、
今回は大変レポートの書きがいのあるライブでした。

ちゅうげんさんのパーマくそ可愛かったです。ご馳走様でした。言い残す事はありません。

お疲れ様でした。ありがとうございました。

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