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拾遺詩編

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2016年12月の記事一覧

一日の終り

一日の終りには夜のカーテンがはしるレールが延びていてだれも越えられない
波音を浴びるだけでびしょぬれになった海岸までそのレールはのびている
耳をふさいでぼくの国道を猫が横切る寂しさを聞いている
強調せずにいられないがその猫の仔もおなじ国道を日々横切る

そのままの海岸が視界にひらけるときがけっして来なくても
やさしさだけで川が流れた日にはつぎの日まで眠りたい夜がひそんでいる
だから別れてしまったた

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