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#33 【スマレジ 】クラウドで業務を効率化!スマレジ・タブレットPOSで売上高増加率29%、5年CAGR35.5%の成長。高収益企業。

今回は株式会社スマレジ について取り上げます。

会社概要

スマレジは、大阪府大阪市中央区に本社を置き、タブレットPOSシステム「スマレジ」をはじめとするクラウドサービスを提供している企業です。同社は、2011年にスマレジをリリースし、基本レジ機能をはじめ、リアルタイム売上分析や在庫管理などが可能となりました。2019年には東京証券取引所マザーズに上場し、スマレジ・ウェイターやスマレジ・タイムカードなどのサービスを提供しています。また、2021年には複数の企業との資本業務提携や連結子会社化を実施しています。


業績推移

2022年4月通期の売上高は、前期末の33億円から10億円増加し、43億円に達し、前年比で29%増加しました。同社の過去5年間のCAGRは35.5%であり、業績の持続的な成長が見られます。営業利益率は14.8%であり、5期平均営業利益率は21.3%となっており、同社は収益性の高い企業であることが伺えます。


コスト構造

売上原価の割合は、2017年度に41.4%でしたが、その後は変動しており、2021年4月通期には38.0%、2022年4月通期には38.5%になっています。

一方、販管費の割合は、2017年度が41.8%でしたが、その後は減少し、2019年4月には36.4%まで低下しました。しかし、2021年4月通期には再び36.6%と増加し、2022年4月通期には46.7%に急増しました。

財務状況

2023年4月期の自己資本比率は80.5%でした。また、有利子負債は0億円となっています。



会社の財務状況を見てみましょう。2022年4月期の総資産は54億円で、うち流動資産が48億円、固定資産が6億円となっています。現金は38億円、売掛金が4億円です。有形固定資産は26億円です。

負債は10.4億円で、うち流動負債が9.6億円、固定負債が0.8億円です。

純資産合計は43億円で、そのうち資本金が11億円、資本剰余金が11億円、利益剰余金が23億円となっています。


キャッシュフロー

最後にキャッシュフローについて見ていきます。2023年4月期のキャッシュフローは以下のとおりです。

営業キャッシュフローは2億円で、増加要因は税金等調整前当期純利益7.5億円などです。一方で、法人税等の支払額2.9億円及び棚卸資産1.8億円の増加などが減少要因となっています。

投資キャッシュフローは△0.8億円で、その内訳は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入0.6億円などです。

財務キャッシュフローは△0.17億円で、株式の発行による収入0.17億円です。


まとめ

スマレジは、クラウドサービス市場において着実な成長を続けており、5年間のCAGRは35.5%を記録しています。今後も引き続き、新規サービスの開発や事業拡大を進め、成長戦略を加速していくことが期待されます。同社の収益性の高さから、今後も持続的な収益成長が見込まれます。

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