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#55 【竹内製作所(6432) 事業推移】ミニショベルを世界で初めて開発!

今回は竹内製作所 について取り上げます。



会社概要

長野県坂城町に本社で、建設機械を作るメーカーです。特に「ミニショベル」と「クローラーローダー」という建設機械で有名で、ヨーロッパと北米でたくさん使われています。

同社は、ミニショベルを世界で初めて開発。1971年からは、ミニショベルの生産を本格化させ、他の会社にもミニショベルを提供しました。1981年には、ミニショベルのシリーズ化を完成させ、国内外で展開しています。


業績推移

2023年2月通期の売上高は、前期末の1,409億円から381億円増加し、1,790億円に達し、前年比で27%増加しました。同社の過去5年間のCAGR(年間平均成長率)は16.6%であり、業績の持続的な成長されています。営業利益率は11.9%に達しており、健全な経営を維持しています。


コスト構造

  1. 売上原価割合:

    • 2016年から2023年にかけて、売上原価の割合は減少傾向にあります。この間に一時的な増加も見られましたが、全体的には減少しています。

  2. 販管費割合:

    • 販管費の割合は2016年から2023年にかけて、低下傾向です。2016年には10.1%でしたが、2023年には12.2%まで上昇しました。


財務状況

2023年2月期の自己資本比率は76.0%でした。また、有利子負債は0億円となっています。



会社の財務状況を見てみましょう。2023年2月期の総資産は1,587億円で、うち流動資産が1,304億円、固定資産が283億円となっています。現金は439億円、売掛金が357億円です。有形固定資産は227億円です。

負債は369億円で、うち流動負債が363億円、固定負債が6億円です。

純資産合計は1,218億円で、そのうち資本金が36億円、資本剰余金が36億円、利益剰余金が1,091億円となっています。



キャッシュフロー

最後にキャッシュフローについて見ていきます。2022年8月期のキャッシュフローは以下のとおりです。

営業キャッシュフローは85億円で、売上債権の増加81億円、法人税等の支払額70億円、棚卸資産の増加額32億円等の支出、税金等調整前当期純利益213億円の収入が主な内容です。

投資キャッシュフローは△89億円で、主な内容は有形固定資産の取得による支出87億6円、無形固定資産の取得による支出が2億円等です。

財務キャッシュフローは△33億円で、配当金の支払額32億万円等の支出によるものです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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