【 りんごジュース販売にあたり調べてみた 】 ●果汁100%表示のウソ

食品表示法
品名:りんごジュース(濃縮還元)
原材料名:りんご/香料

販売者:雪印メグミルク

こちら食品表示法管轄 ↓↓↓

画像1

90度回転すると以下の表示がある。
こちらは、食品表示法ではなく、
景品表示法による表示だそうです。

画像2


濃縮還元アップル 果汁100%
葉っぱの絵の上に100%の文字

(少量の糖類や添加物の配合は可)


濃縮還元というのは、
あえて分かりやすくイメージしてもらうために、
不正確は承知の上で
説明すると以下のとおりです。
 
カップヌードルに入っている乾燥エビに
お湯をかけると戻ります。
戻ったエビを100%(元のエビと一緒)
と言っているようなもんです。
 

りんごの場合だと、
収獲地(アメリカとかニュージーランドとか)で収穫後に、
水分を飛ばして、輸送しやすいように体積や重量を小さくして、
日本まで運びます。
日本に来たら、水を加えて戻します。
りんご果汁の場合、濃縮結果は乾燥ではなく、冷凍のようです。

現地で飛んだ水は、ただの純水(H2O)だけだとは思えません。
一緒に現地の微量成分、ミネラルなども飛んでる気がします。
気がするだけでデータは知りません。
 
現地のミネラルを含んだ水を飛ばして、
現地とは異なる日本のミネラルを含んだ水を
あとからいくら加えてもそれは、
また別のものでしょう。
それで果汁100%???
 
 
濃縮還元がダメというわけではありません。
輸送費が安くなり、保管のスペース節約や、
一時に採れる果物の性質上、
作業の分散化などの効率化で
りんごジュースらしきものが、
低価格で手に入ることのメリット
を否定はしません。
 
ただ、果汁100%という表示でいいの?
という気がします。
 

価格、入手しやすさ、保存性、味など、
いろいろあって選択肢が多いのはよいことだと
思います。
ただ、ホントに100%じゃないのに
100%と表示するのはどうなの?
という疑問が残るな、ということです。

今回の場合、香料も入ってますし。

香料が1滴でも入ったら100%でないが、
業界では5%までなら、100%表示を認めているという。

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