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【新卒向け】 自分がやりたい仕事に関われるようにする方法【就職・転職・キャリア】

やりたい部署に異動したい

エンタメ業界に限らず、こんな悩みを持っている人、いませんか?
特にエンタメ業界の場合、自分の趣味への愛が強いために、趣味や得意分野の違うところに配属になると、ガッカリしてしまうことがあります。

例えば、「アイドルのマネージメントがしたいのに、演歌歌手の宣伝担当になった」とか「コンサートプロデュースがしたいのに、経理部に配属になった」等ですね。

そもそも音楽業界で就職する場合、大人数を募集することは少ないですし、ノウハウや実績がある人に仕事が集中しやすい傾向があるので、新卒として音楽業界の会社に入ること自体が難しいことだったりします。

音楽業界は、人の信頼や実績がモノを言うので、求人を出すより紹介で転職が決まったり、他社での仕事ぶりを見ていて、辞めたときに声をかけて引き抜く、といったことも多いです。

ですので、音楽業界で「新卒」というのは有名な会社、大きな会社に入ることが多いんですね。
大きな会社には、様々な部署がありますから、必ずしも自分が希望していた仕事に就けるとは限らないんですね。

特にエンタテインメントに関わる人は、個人の趣味嗜好が強い人が多い印象です。この記事を読んでいる皆さんもそうですよね?(笑)自分のこだわり、あると思います。

そんなとき「こんなはずじゃなかった…」と、やりたい仕事の経験を積めないまま転職しようとしても、実績がないから希望どおりに行かず、結局転職先でも不満を募らせたまま働くことになり、「いつかはやりたい」と思っていた仕事が無くなってしまったり(希望アーティストの活動休止とか)、ただでさえ忙しい業界ですから、それに耐えられず安定を求めて普通の会社に転職したり、という人をいっぱい見てきました。

そんなときいつも私は「●年も頑張ったのにもったいないな」「やりたいといっていた仕事も、もう少しで出来そうだったのに」と、残念な気持ちになります。
折角、好きで入った業界ですから、やはり希望を持って、楽しんで働きたいですよね。

そこで、新卒の人向け「やりたい仕事をするにはどうすればいいか?」について書きたいと思います。

結論:実際にその仕事が出来れば任される

「ちょっと待て」という声が聞こえてきそうですが(笑)。
「それが出来たら苦労しないよ」と。
その通りです。

ですけど、どうでしょう?
任せる側の立場からすると、納得ですよね?

新卒だから、それが今すぐ出来ない、でもやり続ける中で経験を積みたい、っていう中でじゃあどうすればいいか、ってことが知りたいわけです。

この場合は、「出来そうだと思われる」もしくは「この人とやりたい」「この人にやらせてあげたい」と思われるのが、一番近道です。
では、次から具体的にどうすればよいか見ていきましょう。

今の部署で成果を出す

エンタメ業界に限らず、ある程度の規模の会社になれば、色んな部署がありますよね?
営業、マーケティング、宣伝、経理、総務…などなどです。

興味は無くても、やらなきゃいけないことだから、会社には仕事があるのです。
やらなきゃいけないことは、やれば必ず成果が出る仕事なのです。
ここは我慢と捉えると精神衛生上よくないので、少し視点を変えて取り組みましょう。

一番いいのは「この仕事で誰が喜ぶのか?」です。

自分の仕事の先には、その結果を受け取る誰かか、必ずいます。
その人に対して「自分の仕事が喜ばれるにはどうすればいいか?」を工夫してみましょう。

ちょっとしたことの積み重ねでいいんです。
例えば、書類作成なら「ミスがなく、作業が早い」とか、「挨拶だけは気持ちよくしよう」とか「先輩が忙しそうだからフォローしよう」とか、色んな工夫の仕方があります。

感謝されるような仕事をしよう、ということです。

最初の内は、やってみてもすぐに実感がないかもしれませんが、相手も人間ですから続けていれば必ず感謝されます。
「何をしたら相手が嬉しいか?」を考えて、まずは3か月続けてみましょう。

自分なりに考えながらやる仕事は、それだけでも充実感がありますよ。
自分を楽しませるためにも、相手が何をしたら嬉しいか?を工夫しながら続けてみましょう。

その内に、自分の発言力が増していきます。
例えば「そういえば、何がやりたくウチに入ったの?」とか「やりたい仕事あるの?」とか、キャリアに興味がある上司や先輩なら聞いてくるでしょうし、自分が周囲から受け入れられているなら、自分から発信してもちゃんと受け止めてもらえると思います。

今の部署で本当にできない?

とはいえ、やりたい仕事と直結しているわけではないでしょう。
「いやいや、経理が出来るようになってもメディアとのパイプはつくれないよ」とか、「チケット管理の仕事の先に、アーティストマネージメントはあるのか?」等、思うところはあるかもしれません。

しかし、よくよく考えてみましょう。
本当に、今の部署でやりたい仕事は出来ませんか?

会社の目的というのは、大きくは同じはずです。
みんな同じ目的のために働いている会社で、完全に業務に繋がりがないなんてことはあり得ません。
パッと見にはわからないかもしれませんが、よく観察すれば必ず見つかるものです。

例えば、経理担当のスタッフでアーティストマネージメントがやりたいと思っていたとします。
好きなアーティストの仕事の経費が上がってきたら「あの人の仕事には何に、どれくらいかかっているんだろう?」とか、気になりませんか?なりますよね?

もしくは、宣伝担当のスタッフで、音楽制作がやりたいんだという場合に、宣伝のデザインや方向性を考える際に「内容がこうだったら売りやすい」とか、逆に「こういう内容にすれば宣伝ともコンセプトが合う」とか、制作に影響を与えるようなフィードバックを出来るかもしれません。

「この仕事が自分のやりたいことにどう繋がるのか?」を考えてみて、今の立場で少しでもやりたい仕事を出来ないかを考えてみましょう。
結構気付きがあるものです。

勝手にやり出す

それでもなかなか近づかない!というときには、もはやこれです。
勝手にやり出す。

もちろん、担当業務が疎かになってはいけません。
そして、実際にその仕事を勝手に進めるのもNGです。
でも「自分だったらこうする」というプランを考えて提案してみるとか、今の業務に差し障りのない範囲で、「手伝わせてください!」と願い出て少しでも作業に携わってみるとか、会社から割り振られた仕事はしっかりやった上で、プラスアルファで仕事してくれるのであれば、会社としては喜ばしいわけで、NOが出ることはありません。

そして、やりたい業務が会社にある場合なら、先に上げた方法で勝ち取っていけるかもしれませんが、「まだ存在しない仕事」という場合もあると思います。

その場合は、本当に勝手にやり出してしまえばよいと思います。

有名なgoogleの20%ルールです。


googleでは、業務時間の20%を会社のプロジェクト以外に自分の興味のある分野に充ててよい、という制度があり、ここから様々なイノベーションが生まれています。

普通の会社で「こういう制度を作りましょう!」と提案したからと言っていきなりできないと思いますので、あくまで自分の時間をやりくりして、1日の内に自分の興味のある仕事に時間を割けるようにどういう工夫が出来るか?という考え方です。

会社のルールを無視していいわけでは勿論ありませんが、自分の人生のなかで好きな仕事を探す時間、というのは作ってみる、っていうのは悪いことでないんですね。

興味のあることをやっているときは、自分の気分も上がって、勉強になるので、少しづつ本当に仕事に繋がっていくんです。
何につけても、人からコントロールされるのではなく、あくまでも自分で仕事は取りに行くってことです。
自分の人生は自分でコントロールしていいんだ、ってことです。

そして、これまでに紹介したように「どうすれば仕事に繋がるか?」ではなく、「どうやったら今の仕事を、やりたい仕事に繋げることが出来るか?」と、一歩踏み込んだ積極的な考え方で取り組むことで、実際にやりたい仕事にどんどん近づいていくことになります。

おススメの考え方ですので、是非試してみてください。

「やりたい!」アピールし続ける

あなたがやりたい仕事があることを、周りが知らないだけの可能性もあります。
シンプルに声を上げることで「そうなの?やってみる?」ということもエンタメ業界ではよくあると思います。

色々試していく中で、発言し続けてみましょう。
これも継続する中で、誰かが必ず見ているものです。
ここまでに紹介したことを全部やりながら、アピールも続けていれば、その意欲だけでも必ず買われるはずです。

会社にとっても、本人がやりたくない仕事をいつまでもやらせているより、さらに成果を生むところに配置したくなるものです。

なぜその仕事がしたいのか?

ここまでやっても、何年も続けていても、やっぱり希望の仕事に就けない。
それがサラリーマンの宿命です。
そんなときは、今一度自分の心に問いただしてみましょう。

「なぜ、その仕事がしたいのか?」「本当にその仕事がしたいのか?」を掘り下げてみてください。やりたいと思っているその仕事は、本当はやりたい仕事じゃないのかもしれません。

不思議なもので、人間にはないものねだり、というのがあります。
憧れていて、見ているだけで幸せで、本当は実際にやりたいわけじゃない、ってこともあり得るんですね。

「自分のことくらい自分でわかってるよ」と思ってると思いますが、今一度自分を振り返って、心の奥底では本当はどう思ってるのか、掘り下げてみるのもアリかもしれません。
それでも自分の心が純粋にやりたいことなら、必ずその仕事は出来るはずです。
人間は、必ずなりたい自分になるものだからです。

まとめ

好きな仕事ばかり出来ないのは、サラリーマンの宿命かもしれません。
でも、好きな仕事が出来ないとやはり成果も出にくいと思いますので、是非自分の好きなことを仕事にしてほしいなぁと思うので、自分の経験から考え方を紹介してみました。

今の部署で成果を出せれば、発言力も増すし、可能性を感じてもらいやすいと思います。
今の部署で、少しでも好きな仕事との関係を見つけられれば、その先に好きな仕事が出来るかもしれません。
勝手にやり出してしまえば、新しい仕事でも作ってしまえるかもしれません。
それらを続けた上で、「やりたい!」と声を上げれば、会社も認めてくれるかもしれません。
それでもダメな場合、本当にやりたいことなのか掘り下げてみてください。
答えが出るかもしれません。

エンタメ業界に限った話ではなかったかもしれませんね。
他の会社の人でも役に立てれば嬉しいです。

楽しく仕事して、いい仕事を作っていきたいですよね!

また別の機会にさらに詳しく見ていきたいテーマになりましたね!

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました!!


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