ホントの話 誰も語らなかった現代社会学十八講(呉智英、小学館)

呉智英の本で、最近購入した「ホントの話」(2001)。

呉智英は、社会時評の分野では、ほぼ一人勝ちと言って良いと思う。

本書はSAPIOの連載を書籍化したものだが、そう言う言論誌に活気があった時代は、隔世の感がある。

呉智英は、”江戸時代がリサイクル社会だった”という言説を、独特のレトリックで、批判している。

彼は、環境原理主義や、エコロジー運動の行く末(あるいは、昨今、猖獗を極める、その亜流としての”サステナブル論”の破綻)をとっくの昔に予言していたのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?