エンタステージ、「演劇と私」について本気出して考えてみた~3号編~【2020年末エンタステージ掲載コラム】
どうもこんにちは、こんばんは。エンタステージ編集部3号です。先ほど2023年楽しみな作品を熱く語ったのですが、それに関するコラムをnoteの方でも公開することにしました!
こちらでも“ミュージカルの目覚め”となった『ムーラン・ルージュ』を好きになったきっかけなどご機嫌に語ってます。2020年に公開した記事ですが、おすすめ作品などが今でも楽しめると思うのでよろしければ読んでみてください!
いよいよ年の瀬も迫ってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 2020年も大変お世話になりました!大変な一年でしたが、その中でも沢山の素敵な作品との出会いも少なからずあったんじゃないか、そうであればいいなと思うのですが・・・いかがでしょうか。今年は公演中止などで寂しい気持ちになったり、その中で無事に上演されていつも以上に喜びを感じたり、さまざまな感情が体を巡ったような気がします。
そんな中、編集部は改めて自分にとって演劇とは・・・と、“演劇と自分”について考えてみました。まずはエンタステージ編集部3号から発表を。一番最近仲間入りしたテレビ、映画、舞台大好きな生粋のエンタメっ子です。
3号の“ミュージカルの目覚め”となった作品は、2001年に公開されたバズ・ラーマン監督の映画『ムーラン・ルージュ』。ディズニー映画などを小さい頃から見ていたこともあり、土台はできていたと思うんですが、公開から数年後、学生時代の部活帰りにテレビをつけたらたまたま放送されていた『ムーラン・ルージュ』を観て胸のときめきが止まらなかったのです。
その時歌われていたのはユアン・マクレガーさん演じるクリスチャンによる「Your Song」。エルトン・ジョンさんの代表曲ということで、もちろんそれまでにも聴いたことがありました。でも、メロディーが心地よいと思いつつも異国の言葉で紡がれる歌詞の意味が分からなかったため自分の中では“良い曲”のひとつに過ぎませんでした。
それなのに、テレビをつけた瞬間に流れたクリスチャンから紡がれる素晴らしい歌詞の数々、心地よいメロディーに乗る歌声、徐々に盛り上がっていく演奏、クリスチャンとサティーン(ニコール・キッドマン)が心をグッと近づけていきながら夢のような世界でキラキラと輝く姿・・・「知っている曲だな・・・でもなんか違う?」と興味本位で観始めたら数分後には目と心が奪われていました。
もちろん映画用に日本語訳されたものになっているのでしょうが、この楽曲はこんな素晴らしい世界観を持っていたのかと度肝を抜かれ、そして生身の人間が見せてくれるミュージカルというのはこんなに煌びやかで、あたたかく、心を直に揺さぶる美しいものなのだと知りました。その衝撃は今でも忘れられません。
その楽曲が披露されたのは物語の序盤とはいえ、おやつを食べることも忘れテレビにくぎ付けになっていた当時の3号は、エンドロールまで見終えると「最初から観たい!」という欲に駆られ、その日、親に「この映画を借りてきてほしい!」とお願いしたのを覚えています。ちょっと大人になってから自分のお金で初めてDVDを買いました。
それからミュージカル作品に興味を持ち、まずは映画作品を観ていました。敷居が高いと躊躇っていた劇場へは成人してから初めて行き、生で観るミュージカルの魅力にすっかりハマったのです。
元よりテレビや映画などのエンタメが好きだった3号は好きなことを仕事にしたいと、エンタメ業界で働き始めました。その間もプライベートでミュージカルの劇場へ足を運び、社会人歴を重ねていく中でやっぱり舞台系の仕事をしたいと転職を決意。そしてずっと記事や動画を見て好きなサイトのひとつだった「エンタステージ」へ辿り着きました。
舞台を観る度に感じるときめきや輝きを少しでも多くの皆さまへお伝えして興味を持っていただければと思い、会見やゲネ、速報記事を書いたり動画を編集したり、テレビの放送に合わせて呟いてみたり(いつもご迷惑おかけしています・・・[笑])しています。この気持ち・・・届いてますでしょうか?これからもっと精進して、皆さまにもっともっと舞台の魅力をお伝えできればと思うので、どうぞよろしくお願いします。
・・・と、長々と自分のことについて話してしまいましたが(笑)、せっかくなので年末年始に家でミュージカル作品を楽しんでいただけるように、大好きな『ムーラン・ルージュ』はもちろん、世界的に評価された映画『グレイテスト・ショーマン』などのミュージカル映画やDVDが発売されているミュージカル作品をご紹介します!聞いたことあるタイトルが多いと思うので、気になっているけどまだ観たことがない・・・という方でも観やすいかと思います。ぜひこの年末年始にお楽しみください!
【おすすめ作品】
◆映画『ドリームガールズ』
1981年にニューヨーク・ブロードウェイで生まれた大ヒットミュージカルを映画化した本作。1960年から1970年代のモータウンサウンド隆盛期を背景に、3人の女性シンガーたちのサクセスストーリーとその後の人生を描いている。
【3号メモ】ディーナ(ビヨンセ)とエフィ(ジェニファー・ハドソン)がそれぞれ歌う「One Night Only」が特に秀逸なんじゃないかと思っています。再起をかけたエフィの意志の強さ、重さを感じる胸に響く歌声、成功を手にしたディーナがディスコアレンジで歌う華やかな姿、この対比が一曲に詰め込まれていて胸が締め付けられます。
◆ミュージカル『ザ・プロム』
メリル・ストリープ&ニコール・キッドマンが共演し注目を集めるNetflixオリジナルのミュージカル映画。役者生命の危機に立たされたニューヨークの元人気舞台俳優ディーディーとバリーが、イメージを挽回しようと田舎町でプロムに参加することを禁止され悲嘆に暮れていた同性愛者の女子高生のために奮闘する物語が描かれている。Netflixで配信中で、一部の映画館でも公開中。
【3号メモ】監督はテレビシリーズ「gree」のライアン・マーフィさん!学生の葛藤の描き方が繊細で、等身大な高校生たちの姿に思わず応援したくなります。エマを演じるジョー・エレン・ペルマンさんたち若き才能の勢いのある瑞々しいパフォーマンスと、メリル・ストリープさんを筆頭にベテラン俳優さん達の素晴らしい演技力と歌唱、“魅せ方”の上手さに唸らされます。とにかくバランスが良い。
◆ミュージカル『モーツァルト!』
「才能が宿るのは肉体なのか?魂なのか?」という深遠なテーマをベースに“人間モーツァルト”の35年の生涯に迫る、ウィーン発のミュージカル。『エリザベート』や『レディ・ベス』などで知られるミヒャエル・クンツェとシルヴェスター・リーヴァイが脚本・歌詞、音楽・編曲を手がけ、日本では小池修一郎の訳詞・演出で2002年から上演が重ねられてきた。
【3号メモ】2021年も4月から6月にかけて東京、北海道、大阪で上演予定なので、まだ観たことない方は予習で観てみるのもいいかと思います!3号は特に「僕こそ音楽」「影を逃れて」が好きで、何回もこのシーンを見返してしまいます。
他にも・・・
◆映画『ムーラン・ルージュ』
◆映画『グレイテスト・ショーマン』
◆映画『SING/シング』
◆ミュージカル『エリザベート』
◆ミュージカル『王家の紋章』
◆『ハイスクールミュージカル』
◆『ディセンダント』
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