心の狭さと葛藤

私は非常に心が狭い。いまはこんな状況だからもっとひどい。


ある日、こんなことがあった。


私は仕事の都合で地方に住んでいるのだが、学生時代の友人から連絡があり、観光に来たいという。


「ということは、車は私が出すんだよな?貴重な休みが取られるうえに、大して仲の良くない学生時代の友人と、(きっと私にとっては心えぐられるような)話ばっかりなんだろうな 会いたくないな〜〜 疲れるな〜〜 」


と、思ってしまった


こんなことを友人に対して思うべきでないことはわかっている。ただ今は、大都市でいい給料を貰ってふわふわと過ごし(勿論それなりに辛いことはあると思うが、本人が「なんかぼーっと働いてるの」と言っていたのだからそういうことなのだろう)、25過ぎても実家で暮らし、生活費も入れず、まだまだ現役の両親に甘えていることにも気づけていない、私からすれば天国のようなところにいる人と対等に笑って話せる気がしない。



それ、どれか一個でいいからちょうだいよ。




毎月生活するのに手一杯の給料と、大卒とは思えない労働環境に配属になってしまったこと、親がどちらも高齢で片方は病気になってしまったこと、もう精神的に誰にも甘えられない中で毎日なんとか生きてるのに「頑張って偉〜い」と軽々しく言わないでほしい こっちは好きで頑張ってるんじゃないんだよ できることなら、しなくていい努力はしたくない



私の周りには経済的にも精神的にも恵まれている人が多い。みんな穏やかで優しいし、聡明で賢い。要領もいい。だから私はこうやって劣等感ばかり感じるし、認知が歪んでいることもあって自分は無価値だってすごく思うのだ。だけど価値の無い自分を認めたくなくて、自分は皆より頑張っているのだと正当化する。他人と自分を比較することでしか自分を保てないときは駄目なときだ。せめてあからさまに自分が頑張っていることを態度に出すのはやめにしよう、そうやって葛藤をしまくって、結局わたしは笑顔で頑張ってる振りをしてしまう。


おしまいにしたい