諦めグセ

今まで諦めてきたこと 

小学校の時、可愛いお洋服を着ること。

中学校でダンス部に入ること。

高校生の時、憧れていた大学の入試科目が多かったから諦めてしまったこと。

大学生の時、やりたいサークルに入らなかったこと。世界一周をしなかったこと。就活に疲弊して本当にやりたい仕事を諦めたこと。


今まで諦めてきたことは全部、その気になれば全部出来たことだった。私は地味だからとか、そんな器じゃないからとか、それっぽい言い訳を並べて「諦めたこと」を正当化してきた。確かに私は小さい時からぽっちゃりしていて、顔もそこまで可愛いとは言えないし、飛び抜けて頭がいいわけでもなかった。そんなくだらない理由で色々なことを諦めてしまった。


私は今社会人3年目になろうとしている。大手企業でぼんやりと過ごし、大した能力を身につけないままここまで来てしまったことに焦りを感じている。もっとバリバリやれる環境に挑戦したい思いがありつつ、いつもの諦め癖がひょっこりと顔を出す。

今の会社にいれば血の滲むような努力はしなくても、ある程度の出世は望める。もちろん好きな街に住めないかもしれないし給料はそこまで高くない。でも、例えば今ベンチャー企業に転職したとして、きっと私は何もできない。要領も良くなければ何かの能力に秀でているわけでもない、そんな自分が緩やかに落ちぶれていく未来が見えるような気がした。ずっとぬるま湯に浸かっていることができれば、それはそれで幸せかもしれない。


私はすごく弱気だ


でももしかしたらこれから諦めることは全部その気になれば全部できることかもしれない。