生死の自己決定

Facebook 2020-07-14

生きるか死ぬかをそもそも他人が決められるという前提に立って自分の人生を考えるのが当たり前になっていることが、そもそもおかしい。各自がどのように生き、死ぬかを普段から考え、決めておけば、他人がトリアージ(助ける者の選別)しなければならないという、不条理な問題など存在さえしないで済んだはずなのだ。何で医者にあなたの人生の終わり方を決めさせて平気なのだ? 臓器移植に自分の身体を使わせるべきかどうかの意思表示以前の問題として、数の足りないかもしれない人工呼吸器を使わなければ生きられない時、それを自分以外の誰かに譲れるかどうかを今の時点で決めて意思表示しておけばいいのだ。私は自分より若い人や女性の同じ危機的状況にいる人に、そうした数に限りのある装置を譲る、という意思表示を今からしておく。そうすることで、生死の問題は政治家の決めるべき「選別」の問題ではなくなる。この生存についての問題は政治課題ではなく、一人一人の避け難い哲学的問題なのである、という事実から目を逸らしてはいけない。

https://twitter.com/entee_o/status/1282726319780851712

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