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キャラクターアークについて

こんにちは!まるくです。

今回は、物語を創作する上で重要な概念である「キャラクターアーク」について解説します。

参考にした本は『キャラクターからつくる物語創作再入門』です。1日で読み切れる文量で読みやすかったです。

キャラクターアークとは?

キャラクターアークとは、キャラクターの変化の軌跡のことです。それはストーリーにも密接に関係しています。
読者はキャラクターに感情移入し、追体験し、様々なことを感じ取りますが、それは変化があるからこそ生まれるものです。
なので、キャラクターがどういう変化をし、そこから読者が何を感じるかを考えておくことが重要です。

「WANT」と「NEED」

キャラクターアークを考える上で重要な要素が「WANT」と「NEED」です。

「WANT」は、見せかけののようなものです。キャラクターは「WANT」さえ手に入れば、全て上手くいく、と誤解しています。

一方、「NEED」は本当に必要なものであり、真実です。過ちを認め、自分自身と向き合うことで見えてきます。

物語の多くは、「WANT」を求めて展開され、「WANT」の間違いに気付いて成長し、「NEED」に向かって収束します。

キャラクターアークの3つの型

キャラクターアークには次の3つの型があります。
・ポジティブなアーク
・ネガティブなアーク
・フラットなアーク

そのままの説明になりますが、「ポジティブなアーク」はキャラクターがポジティブに変化し、「ネガティブなアーク」はキャラクターがネガティブに変化します。「NEED」を手にすることができてハッピーエンドなら「ポジティブなアーク」と言えます。

「フラットなアーク」は、キャラクターが初めから完成状態で、周りのキャラクターに影響を与えて変化を促します。変化し終えた最強キャラのアークです。


【参考】「ドラマカーブ」について

ドラマプロデューサーの"たちばな やすひと"さんが語る「ドラマカーブ」も併せて知っておきたい概念です。
「ドラマカーブ」は総合的な物語の変化の概念のようです。

https://note.com/events/n/naea9236988c4

noteの記事、youtubeのアーカイブ動画は参考になります。


まとめ

キャラクターアークの本質は「WANT」と「NEED」です。
これらを上手く設定してドラマチックな物語を作っていきましょう!

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