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さてさて、リーダーシップ その8

リーダーシップの鉄則。
それは、「自分らしさ」っていう論説が盛んなこの頃。
前回は、河合隼雄が示した「私」の捉え方を紹介しました。
西洋:他者と明確に区別された、固定的なもの
日本:自他が浸透し合った、流動的なもの

そこから行くと、
西洋的→自らの努力で形成していく私
日本的→周りとの関係性で形成される私

偏りすぎると、
西洋的→エゴイスト
日本的→依存
となると。

以前、経営学の泰斗ヘンリー・ミンツバーグが、会話の中で、
「アメリカ人は、謙虚さが足りなくて、内省できない」。
と言っていたのを思い出します。
「日本人は、謙虚過ぎて内省ができない」のかも知れません。

内省とは、
「冷静に客体化して自己を見つめ直し、気づきを導出、
次なる行動に踏み出すヒントを得ること」と私は捉えています。

西洋的と日本的、どちらがよくて、どちらが悪いという優劣ではなく、
まずは、内省してみて、自分はどっちの傾向が強いかなと、
客体化して見つめてみることが大切だと思うのです。

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