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美しくなる魔法の呪文―MAJOLICA MAJORCAのおはなし
お笑いもアニメも関係ないんですが片付けてたら懐かしくなって…。MAJOLICA MAJORCA(マジョリカマジョルカ)という不思議な魅力を持ったコスメブランドの昔語りです。
私がコスメに興味を持ったのは中学生の頃で、最初の最初に憧れたコスメはハッキリ覚えている。
マジョリカマジョルカのマジョルック(イルミネーター)BL763、色名はブルース。
この頃は水色や青系の色が好きで、似合うかどうかは関係なく友達とテスターを塗ってキャッキャしていた。ピンクが好きな友達はRS354のフラワーガールがお気に入りだったな。
マジョマジョは色名がすごくすごく可愛くて、パステルカラーばっかりのジューンブライドや紫や黒の入った夜曲なんてのもあったり。
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当時の田舎の中学生にとっては1500円するアイシャドウパレットは敷居が高くて、高校生になったらバイトして買うぞ!って決めてて、代わりにダイソーで買ったブルーのアイシャドウを瞼に塗りたくっていた。(全然関係ないんですがこのダイソーアイシャドウがおネエ★MANSというバラエティでIKKOさんに褒められてて鼻高々だった記憶)
マジョマジョはリーフレットも可愛くて、今も昔の物を処分せず取ってある。廃盤になった商品がたくさん載ってるし名前を見るだけでワクワクするし、何より新しいアイテムが出るごとに紡がれる"おはなし"が大好きだった。モデルの美波さん(今のイメガ浜辺美波さんとは別の方)がかなり尖ったというか、強くて美しいメイクをされていて、そこにちょっとポエミーな文章が載せられていて、思春期真っ只中の私はとにかく夢中だった。かわいいだけじゃない、少し毒っ気があって幻想的。うまく言えないけれどマジョマジョはまさに自分に魔法をかけてくれるようなブランドだった。
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他にもたくさん憧れてたコスメブランドはあったけど、私にとってマジョマジョは特別だった。
独特な色名を全部暗記するくらい大好きで、ガラケーでマジョマジョ公式サイトのおはなしを最初から全部読み返して、友達と買い物に出掛けるたびコスメコーナーに寄って新作チェックをして…。
ただ一番の憧れだったイルミネーターのブルースは廃盤になってしまって、結局買えずじまいだった。そんなほろ苦い思い出ごと愛おしい。
高校生になってバイトを始めた頃はイメガもブランドイメージも結構変わり(人間というのは古いものを美化して考えがちなのでリーフレットを名残惜しく眺めていたりした)、でもそれはそれとして色々買っていた。
マジョエロティカというラメ入り練り香水を制服のスカートの裾につけて登校したり、売れ残っていたイミテーションキスをドラッグストアで確保して当時流行ってたグラデーションリップの内側の色に使ったり。ハニーポンプグロスの限定しましまカラーを求めてお店をハシゴしたり…。
ヘッダーのコスメは当時に買ったもののほんの一部です(初期の物だけではなく琉花さん期以降の物もあります)。
銀のシャドーカスタマイズは銀の月再びという色なんですが廃盤になってますね…。銀の月"再び"とか"新しい"彼の爪とかつけるネーミングセンスがまたかっこいい。オレンジのハニーポンプグロスはにんじんという珍しい名前でした。
中央の丸いケースはフローズンスプラッシュアイズというクリームアイシャドウで、正直塗り辛かったけど色味とクリーム状という物珍しさが大好きでした。
大学生くらいで一旦離れてしまったのですが、最近は結構バズってたシャドーカスタマイズを買ったりしてます。ケースが変わってないのが少し嬉しい。ちょっと取り出しにくいけれど、特別感のある小さなケース。
せめて昔のおはなしと写真が見れたらなあと思うけど肖像権とかで難しいのかな…(おはなしの一部は公式facebookの昔の投稿で見ることができるっぽい)。
それでも今までブランドが続いてくれてるのはすごく嬉しいので、これからも陰ながら応援しています。