趣味と実益

実益を兼ねた趣味って羨ましい。

避けては通れない生活に直結するもの、「料理」がその代表格かなと思う。
裁縫とかDIYもそうかもしれない。
仕事で疲れて帰ってきた後に料理をする人はすごいと思うし、寧ろそれが楽しくてストレス解消になる人もいるというのが、料理に苦手意識がある人間からすれば驚きだ。私なら逆にストレス要因になってしまうだろう(仕事のあった日は、もう何もする気力が無いことも多い)

私には実益を兼ねた趣味がない。
絵を描くことや小説を書くことは好きだ。
これも「何かを作ること」という点では先に挙げたいくつかの趣味たちと共通ではあるが、無名の素人の創作は実益には繋がらない。衣食住に直結もしないこれは、生活に役立ったり必要不可欠なものでもない。
そういう観点からは自己否定的に捉えてしまうこともある。

でも「何かを作れるってすごいことだ」という言葉をもらったこともあった気がする。
確かに日常生活をしていくなかで、それを生業にしている人以外は創作することなんて無いのが普通なのだろう。
そういう意味では下手だってなんだって、作れることは意義があることなのかもしれない。

私は「人に語れるような趣味が無い」と悩んだことがある。
自分に自信が無いことの表れだと思う。
上手くなんてないからと卑下することなく「イラストを描くのが好きです」とか、言えるようになったらいいな。


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