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商業イラストレーターを生業にしている私がNFTを始めた理由と、やってみて感じた事

こんにちは。イラストレーターのえんぴつ座です。2021年10月頃からNFTアートの世界に飛び込み、約2ヶ月。ありがたいことに、今出ているもの3つは全て完売、一時的ではありますが、NFT国内売り上げランキングに24位にランクイン(24時間限定ですが)と、幸先の良いスタートを切る事ができました…!!

▼えんぴつ座のNFTコレクション概要はこちらenpitsuza.com/nft

そこで、改めまして、何故NFTを始めようと思ったのか。そして、始めてみてどう感じているのかを忘れないうちに書き留めておこうと思います!

何故NFTを始めようと思ったのか

私が参入したのは2021年10月。この頃には既にNFTについてチラホラ耳にするようになり、気になっていました。というのも、自分の商品を持つということに、かなり興味があったからです。

自分の商品を持ちたいと思った理由

私は現在、商業イラストレーターとして生計を立てています。クライアントの意図を汲み取り、クライアントの望むものを制作し、納品する仕事で、楽しくやらせて頂いております。

絵を描くことは趣味で良い。そう思って諦めていた35年間。2年前、どうしても諦めきれなくて足を踏み入れた商業イラストレーターという世界。

大好きな絵を描く事で誰かの役に立ち、報酬を頂くことができる。憧れの世界でようやく軌道に乗ってきたところでした。

ところが、どこかで「このやり方で、一生やっていけるのかな」という気持ちもありました。

今から述べるのは、あくまで個人的な体感であることを前提に聞いて欲しいのですが、イラストの仕事は一般的にそこまで単価の高いお仕事ではありません。(プロジェクトの規模や予算によって単価が高いものも沢山あるのは承知です。)

安定的に報酬を得るためには、クオリティを落とさず、いかに効率を上げて数をこなしていくかが問われます。

 同時並行でお引き受けする事もザラにあり、楽しくてやりがいもあるのですが、年齢が上がっていくにつれて、このやり方を保っていくことに不安もありました。

また、イラストレーターという仕事は、どこかでプロジェクトが発生しない事には成り立ちません。

私は絵を描く事が大好きです。死ぬまで絵を描き続けたい。

そう考えた時に、クライアントワークの他にもう一本、自分の商品を自分で販売できる仕組みを作っていけば、無理なく長く続ける事ができるのではないかと考えました。

NFTアートを実際にやってみて感じた事

正直めちゃくちゃ楽しいです…!!!

自分の商品を持ち、価値を感じて頂くために試行錯誤は欠かせませんが、自分の「好き」だけを詰め込んだ、我儘な作品に価値を感じて購入してくださる方がいる、というのは初めての経験で…嬉しくてただただ感動しています…!

また、クライアントワークと、NFTアート双方への相乗効果への期待も膨らみます。これは、完全なる私の妄想なのですが…NFTアートが軌道に乗ると、収入面の不安が解消され、ミスマッチなクライアントワークを無理に引き受けなくても良くなり、クライアントとクリエイター双方が幸せなのでは、と思っています。そして、自分が力を発揮できるお仕事にのみ専念でき、全力を注いでいけば、質の良い実績が増え、その実績がまたNFTアーティストとしての信頼や価値向上にも繋がるのかな、なんて考えています。

さいごに

いかがでしたでしょうか。「自分の商品を持って、その価値を俯瞰して見たかった」という好奇心が大きくて、えいやっ!と飛び込んでみた世界は、私にとってはとても希望に満ち溢れた世界と感じました。

勿論まだまだ整備されていない場所ですので、様々なリスクもあるかと思いますが、参入している方々と情報交換し、助け合いながら、まだまだ突き進んでいこうと思います!応援📣よろしくお願いしますっ!

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