キャリアや夢を宣言する意味とは
こんなやりとりを見かけたので思うことを書きます。
大前提として行動が伴ってないとなれない
言うだけでなれるなら苦労しないし、実際行動が伴っていたとしても夢の成就は難しいと思います。
これについては否定する人は居ないとは思いますがもし居たらどういう理屈での否定かは気になります。少なくとも成っている人たちは行動が伴っていてこそだと思います。
一方行動・努力の方向性が誤っている事はあると思います。
今回の本筋ではないですが大事な前提なので先に触れさせていただきました。
公言できるか?は周辺環境に左右される(と思っている
この返答を見た時多分この人は公言をした時にネガティブな返答が返ってこないもしくはこういった夢について公言をしようとしたことが無いもしくはあっても夢に対する人生の比重は軽かった(否定されても問題無い程度)等色々な憶測ができます。
一方でMIKITO_777さんの置かれた環境としてはやはり公言をする事が心理的に困難である状況であったとも思いますし、自身のポリシーとして公言なんてしないでなるという意思があったのであればそれは尊重すべきで特に否定する事もないです。
それに夢を茶化すみたいなのはフィクションの中でも非常に多いですし数々のエピソードを聞けますし茶化されたりするのは気分が良いものじゃないですよね。
公言する事のできる環境
一方、こうした夢を公言できる環境もあります。
例えば専門学校や各種学校といった環境ではそういった夢をもった仲間が多いですし、その夢を否定する人は少ないと思います。
また、当たり前な事かもしれませんが自身をリスペクトしてくれてそういった夢や思いを不躾に否定したりしない人に対しては言う事ができるかもしれません。最も、そういった夢を公言したり誰かに伝える事で本来知ってほしくなかった人たちにまで知れ渡り、悪意を向けられたりする事はあるかもしれませんし、そういった伝搬しうる環境では公言しないほうが良いとも思います。
公言する事には意味もある
では、公言することは意味がないのでしょうか?と聞くと良い方向も悪い方向も意味があるといえます。
いわゆる「公言効果」というやつですね。
夢を公言するだけで何にも成れない人というのは、こういった夢等を公言する事で満足感を得てしまい、行動が伴っていない状態担っているのだと思います。
具体的には、夢に対してポジティブな反応を得られる環境においてはそのリアクション自体が快感となってしまって行動に移行しない事が上げられます。
一方で良い効果も多いです。
そもそも公言をする事は周囲に対しての約束であり、期待に答えようとする作用もあるかと思いますし、周囲はその夢に対して支援や理解をしてくれます。
夢にかぎらず社会人なんかでは自分はこういう事をしたい・こういうキャリアを歩みたいと言った時におせっかいかもしれないですが、協力的になってくれる事例はあると思います。
公言をする事で周囲が自身に対してポジティブに働く場面では、有効であると考えます。
おわりに
一連のやりとりの発端のツイートになります。
ここのリプライツリーの中でも上げられてますがこういったリスペクトを欠いた言動はおせっかいとして行われます。
夢を追いかける事は良いけど他者から見た時にもうその勝負は降りたほうがいいんじゃないか?というおせっかいだったり、助言をする人の人生の尺度での言葉だったりします
コミュニケーションにおいて、相手が何を大事にしているのか?どういうものに関心があるのか?より良い助言をするにはそこへの意識がなければ適切な助言はできません。
これらは僕自身もできていないことのほうが多いとは思いますが、こういった事を日頃意識しないが物申し続けている人が居たら、自分の発言は何のためになっているのだろうか?と考えて欲しいと思います。
僕自身はゲーム開発者にあこがれてゲーム開発者になると公言をしつづけ、当時憧れたコンシューマー業界にはいけずともスマートフォン向けのゲーム開発黎明期(iPhonr4が出る前くらい)に参加し、一応夢を達成できたと自負しています(現在はVR開発の現場に従事しています)
いわゆるプログラマーと小説家やイラストレーターというところは違うと考える人も居るかも知れませんし、なりたいものによって周囲の反応も変わるとは思いますが、大枠では共通のハズです。
恐れずに宣言しましょう!とはいえません。しかし、その宣言が自身の夢やキャリアを後押ししてくれるかどうか?は自身をとりまく環境が大きく作用する事は意識し、その宣言によって自身はどういう行動ができているのか?は顧みる必要があるとは思います。
もし、行動に移せて無いなら行動を起こすべきです(これは自分に対するブーメランにもなりますが・・・)
結局宣言とか関係なく成る為に必要なのは行動がまず大事なのです。
…と言っても、宣言をすることで周囲が助けてくれることもたくさんありますし、自身の活動を発信することでもおせっかいを焼いてくれる人は近づいて来たりもするので、いい感じに活用しましょうね。
おわり
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