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卒業を迎えて

関有美子さん、4年半のアイドル人生おつかれさまでした。
あなたが私の視認できる場所に現れてくれて、私がそれを見つけられて、月並みな言葉だけど、奇跡だと思っています。彩りを与えてくれて本当にありがとう。

あなたのマインドが好きでした。
多くは語らないながらも、ちゃんと自分の芯は確立していて、最初から最後までぶれなかった。
「黙って私についてこい」と言わんばかりの凛々しい後ろ姿を見て、何度惚れ直したことか。
そんなあなたをかっこいいと思うと同時に、自分にはできないなと少し劣等感を抱くこともありました。
一度だけメッセージで夢の話をしてくれたことがありましたね。言霊を信じてみようと思って。結局あとの2つはこの期間には叶わなかったけど、今後叶う機会があればいいな。夢が変わったとしても、その夢を応援させてくれる機会があればいいな。

あなたのライブでの姿が好きでした。
初めてあなたのパフォーマンスを生で見たのは、おもてなし会の東京公演でした。その時のパフォーマンスは今でも脳裏に焼き付いています。つらく苦しそうにパフォーマンスしていて、でも表情や目は死んでいなくて。そんなあなただったから、欅坂46での活動を通してどんな表現者になるのか、その過程を見逃さないようにと思えたんだと思います。

あなたの言葉が好きでした。
あなたの口から出る言葉ひとつひとつが熱を帯びていて、迂闊に触れてしまったらいけないのではないか、そう思ってしまうほどでした。
欅坂46が好きで、欅坂46に憧れて入ってきたあなた。ずっと「欅坂に必要な人になりたい」と言っていたあなた。「生まれ変わっても欅坂46に加入して櫻坂46になる人生を歩みたい」と言ったあなた。あなたの言葉がまっすぐで飾りっ気のないものだったから、私の心の深くに刺さったのだと思います。
握手会やミーグリでかけてくれた言葉、忘れません。


欅坂46 二期生 「おもてなし会」

初めてあなたを生で見た日。ミニライブ1曲目のガラスを割れを今でも鮮明に覚えています。他のメンバーとワンテンポ遅れて、難しそうに苦しそうにパフォーマンスする姿。でもなぜか目を奪われていました。
音楽部のサックスでの制服と太陽の、会場一面がオレンジに染まる中での演奏。今までで一番きれいな景色だったと言ってくれたこと、その後のサイリウムカラーを白橙にしてくれたこと。その気持ちが本当に嬉しかったです。


欅坂46 3rd  YEAR ANNIVERSARY LIVE 日本武道館公演 避雷針

2019年の欅坂46の避雷針はあなたでした。加入当初2期生へのあたりを感じて苦しそうでしたね。欅時代は立ち位置について先輩の穴埋めでしかなく存在価値について悩んでいましたね。少なくとも、2019の避雷針に関しては、あなたでなければいけなかったと心の底から思います。


欅坂46 LIVE at 東京ドーム 〜ARENA TOUR 2019 FINAL〜 世界には愛しかない

セカアイの白い衣装。これに尽きます。この衣装で出てきたとき、このままあなたがいなくなってしまうんじゃないかとなぜか思ってしまいました。それくらい儚く淡い思い出です。


欅坂46 THE LAST LIVE 10月のプールに飛び込んだ

披露する回数は少なかったけど、間違いなくあなたの表現力を象徴する曲でした。正式にリリースされていたらあなたのファンはもっと増えていたんだろうな。
イオンカードライブでのあなたのパフォーマンスと表情は、後世に語り継がれるべきだと思います。物語を解釈しパフォーマンスにつなげる姿勢が、やはり欅坂46で育った子なんだなと感心しっぱなしでした。あの一瞬だけども目を引かれるような表情、最高に関有美子さんでした。


櫻坂46 BACKS LIVE!! 偶然の答え

櫻坂46のあなたを象徴する曲だと思っています。
1サビの大園玲さんと背中合わせしているときのあなたの表情が世界で一番好きでした。この楽曲を通して他推しの方からあなたを絶賛する声をたくさん聴いて、自分のことのように嬉しくなったと同時に、この子を推せて幸せだと感じたのを覚えています。
「この次会えるのは必然であってほしい」



櫻坂46 MV 五月雨よ

櫻坂46の表題曲のメンバーに初めて入った楽曲。柔和な曲調とあなたのパフォーマンスが絶妙に合っている曲だなと感じました。
櫻坂46 3rd TOUR 2023 福岡公演での五月雨よの衣装が真っ白で、なぜか欅東京ドームの世界には愛しかないを思い出しました。あの頃はこのまま消えてしまうんじゃないかと危惧していましたが、今回は本当にいなくなるんだとそこで急に実感がわいてライブ中にもかかわらず号泣してしまいました。


あのおもてなし会からパフォーマンスを磨いて、摩擦係数を任せられる子になったんだ。一翼を担えると判断されるまでに成長したんだとすごく嬉しくなりました。
感情をむき出しに、自分の思いをぶつけるパフォーマンスを目の当たりにしたとき、今まで魅せてくれたパフォーマンスのさらに一歩先、最後の最後まで大きくなり続けるあなたに涙が止まりませんでした。

福岡で最後を迎えたあなたはとても美しく、それでいて力強く、この地に、このグループに存在した証を残すかのような、そんなふうに目に映りました。
欲を言えば、2期生9人の楽曲が見たかったなとか、ランウェイを歩いている姿を見たかったなとかいろいろあるけど、次のステージに進む覚悟を決めたあなたの晴れやかな顔を見て、そんな後悔なんか吹き飛びました。
これからどんな人生を歩むんだろうな。この先の長い長い人生、絶対に幸せでいてください。

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