2023/06/23 低欲望時代の幸福論(Time Independence)

大前研一さんが少し前に「低欲望社会」という本を書いていた(←読んでいない(笑))けど、これはマルクスの予言通りになった結果ではないかな?
本にもそのまま書かれていたらすみません!
確かマルクスは現代のような資本主義社会の未来を予言していたよね?(←間違えていたらもっとすみません!!(冷汗))
マルクスは共産主義者のレッテルを貼られて毛嫌いされているけど、その分析力は天才だと思う。残念ながら解決力は全くダメだったけど。。。

資本主義経済が発展して、安価で良質な商品が大量に消費者へ行き渡ると、欲しいものがなくなっていくのは必然なのかもしれない。
毎年新製品が発売されるスマホとかはほとんど何も変わらないと思うし、他の家電製品なんかも頭打ちで何も魅力を感じない。
壊れたら仕方なく買うけど、品質が良くなってなかなか壊れないから、あまり買わなくなる。
企業は必死に広告を出して売ろうとするけど、厳しくなっていくだろう。

今はインフレでモノの価値が一時的に上がっているけど、そもそも物欲も減ったから、昔ほどキツくはないんじゃないのかな。
生活必需品まで値上げするのは勘弁して欲しいけど。。。
断捨離やミニマリストが流行してきたのも、きっと、モノの価値が凋落した時代の必然だよね。

多くの人が非常に足りていないのは時間だと思う。
最近は「タイパ」なんて変な言葉も出てきたけど、本質的には時間貧乏人の悪あがきでしかない。
経済的自由のFIREより、時間的自由(Time Independence)の方が価値は遥かに高いと思っている。

今後は時間の価値が爆上がりすると予想している。
時間>健康>社交>カネ>モノ
の価値観になっていくような気がする。
金持ちで忙しい人より貧乏で暇な人の方がいいという、新しい思想が流行るかもしれない。

人生はすべてにおいて時間が必ず関係するけど、自分が思い通りに使える時間は人によって全く違う。
自分の思い通りの時間を使えないということは、自分の人生を生きていないのと同義で、人生最大の不幸だ。