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ひとつの本屋にふたつの本は存在しない。

今日は夫と店番でした。
末っ子がひとりお泊りで祖父母の家へ、
上二人は保育園のため、午後店番のあとに末っ子を迎えに行って保育園に行こう、ということになり
せっかくなので夫婦店番に挑戦してみました。

お昼ごはんは、俵珈琲さん(夫)とレトロキッチン&CAFEさん(私)のコラボランチ。ごちそうさまでした!

雨ということもあるのか、見学の方は見えても
こちらには来ず。
カフェにはお客さんがちらほら。
おーい、本屋も開いてるよー。

さて。
私には最近もやもやした思いがあります。

ほしい本があるのに買いに行けない、という状況が続いているのです。

とはいえ、うちは本屋です。新刊ももちろん扱っています。
 
本屋をやっているとふと
「ほしい本があれば仕入れたらいいんじゃない?」
という考えが頭をよぎります。
 
でも、ちがうんだよなぁ、と。
そりゃあ、
絶版でもない限り仕入れることはできるし
それをそのまま自分が買えないこともないけれど。
 
私の本屋は、人と本が出会うことを主軸に置いているのであって。

シェアメンバーさんが選んだ本を含め、
本棚に並んでいるのはお客さんに手にとってほしい本なので、自分が買うわけにはいかないのです。

もちろん、私の子供は別です。
子供は仕入れに立ち会っておらず、本屋で見つける本はいつも「偶然」。せんぱくBookbaseでほしい本に出会ったら、ほかのお客さんと同じ立場で買ってあげようと思っています。
(ええ。お金を出すのは親である私ですが…)

それに、私だって出会いたい。
町の本屋で、ほしい本に。

出会いたい理由のひとつに「価値観の共有」があるんだと思います。
本を読んだり、その本を読みたいという気持ちを、友人ではない「だれか」と共有したい。

直接会うのではなく「だれか」と想像する余地が残されていることに、この出会いの魅力があるのだと思います。
 
 
とはいえ私の町には本屋がないので、ほしい本を買えません。
たまたま電車で訪れた本屋で訊ねて、ないと言われたら次来る予定もないので予約もできない。


そんなわけでかれこれ数週間経ってもほしい本が手に入れられずにいます。

はぁ…こういうとき、地元にも本屋がほしいなぁ…とつくづく思います。

せんぱくBookbaseは電車で20分ほどの距離。近いけど、遠い場所。
早くここで力をつけて、地元で本屋ができるようこのせんぱくBookbaseで日々経験を積んで行きたいと思います。

 

9月6日は、そんな「町の本屋」について語ります!
イベント情報はこちらです↓

★9月、10月のイベント情報★


●9月6日19時~『日本の小さな本屋さん』和氣正幸さん刊行記念トーク
●10月13日11時~「韓国絵本」を楽しもう
●10月21日14時~「あきのものがたり」いただきます!


9月6日19時~『日本の小さな本屋さん』和氣正幸さん刊行記念トーク




シェアメンバー向けの「本屋講座」第三弾は7月25日に『日本の小さな本屋さん』を上梓した和氣さんをお迎えします。
全国各地の本屋を訪ねた和氣さんだからこその視点で、「小さな本屋の育ち方」について語っていただきます。
シェアメンバー向けの講座ですが、公開講座としてシェアメンバー以外の方も参加いただけます!

●申し込みはこちら
https://goo.gl/forms/iFvlh5Dk6btz6phj2

●場所:せんぱくBookbase 千葉県松戸市河原塚408せんぱく工舎d号室
●日時:2018年9月6日 19:00~20:00 
●募集人数:5組
●参加費用:1,500円
****************
著者紹介
和氣正幸
会社員の傍らWebで小さな本屋さんの魅力を発信するサイト「BOOK SHOP LOVER」を開設。現在は独立し、雑誌やWebでは記事執筆やサイト運営を行っている。また、イベントの企画・進行なども行うなど多彩な活動を行っている。
双子のライオン堂と共催で「本屋入門」講座をはじめる。現在当店には2名の卒業生が活躍中。
著者に
『日本の小さな本屋さん』(エクスナレッジ)ほか
『東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』(G.B.)
共著で『全国 旅してでも行きたい街の本屋さん』(G.B.)がある。


10月13日13時~「韓国絵本」を楽しもう



日本の色彩とは違った魅力を放つ韓国絵本。
韓国絵本にくわしいかのママさんが、
韓国の文化が垣間見える絵本を紹介します。

なかには、日本でも翻訳されている有名絵本もご紹介。
現在、せんぱくBookbaseでは一部の韓国絵本を販売しています。
お越しの際はぜひ、ご覧ください。

●申し込みはこちら
kanomami33★me.com
★を@に変えて氏名と参加人数を添えてお送りください。
またはせんぱくBookbaseに直接お越しください。
●場所:せんぱくBookbase 千葉県松戸市河原塚408せんぱく工舎d号室
●日時:2018年10月13日 13:00~15:00 
●募集人数:5組
●参加費用:500円
※こちらは当店主催のものではありませんので、詳細はかのママさんまでお問い合わせください。


10月21日14時~「あきのものがたり」いただきます!



秋も深まる10月。
虫たちの音色や風の音など、
秋は耳で楽しむことができる季節です。
せんぱくBookbaseでは「秋」をテーマに朗読会を開催します。
絵本や文字から解放されて、音で物語を楽しんでみませんか。

現在企画進行中!! 詳細は後日。
耳と舌で、秋の訪れを感じましょう!

●申し込みはこちら
https://goo.gl/forms/vWLLO2sWNesP134K2
●場所:せんぱくBookbase 千葉県松戸市河原塚408せんぱく工舎d号室
●日時:2018年10月21日 14:00~15:30 (13:30開場) 
●募集人数:5組
●参加費用:1,500円


リトルスタッフはじめました


このたび、親子読書専門店NanuKおよびせんぱくBookbaseは「リトルスタッフ」という選書サービスをはじめました。
これは月300円、月1000円、月3000円というコースからお気に入りの本屋さんを支援できる新しいサービスです。

毎日の更新ではなく、週に一度程度で選書を投稿いたします。
どんなテーマの選書か、お楽しみいただけましたら幸いです。
300円コースは選書の閲覧のみですが、1000円以上ですと1000円ごとに応募券がもらえ、本屋が選書した本に応募することができます。
当選した場合は現金の生産なしに本屋で受け取ることができます。

親子読書専門店NanuKでは主に親子向けの選書を、せんぱくBookbaseではジャンル問わず各店主が選んだ本を紹介してまいります。

親子読書専門店NanuKはこちら
https://www.littlestaff.jp/bookstores/9
せんぱくBookbaseはこちら
https://www.littlestaff.jp/bookstores/44
リトルスタッフの説明はこちら


今日の本屋家族


むずかしいながらも児童書を読みふける2歳児(笑)

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