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【飲食店向け】動画をバズらせるTikTok活用術

こんにちは、えのもとです。
いまはチャットボットの事業部にいますが、元々飲食店向けの営業だったこともあり、25歳になったことをきっかけに厳しい状況の飲食業界に何か返せればと思い、この記事を書いてます。

今の飲食店に向けて僕ができることは、お客さんとしてお金を落とすくらいしかありませんが、新規のお客様向けの施策としてこの記事が有効活用されればと思います。

今回はTikTokでの集客施策についてお話します。
なぜチャットボットやシフト管理を扱っている会社にいる僕が、TikTokという若者SNSについて偉そうに語ろうとしてるのか。

僕は1万人以上のフォロワーを2週間でかき集めたTikTokerなのです!(自慢)

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そんな僕が飲食店さんが認知を上げるためのTikTokの活用術を紹介します。

多分このノウハウだけでお金とってご飯たべてる人もいると思います。が僕はこれでお金を取って飯を食ってないし、会社にも何のメリットもないし業績も上がりません。でも書きます。25歳になったので!

文章を書くのは得意ではないので大目に見ていただきつつ、やり方については順を追って話すので、最後まで読んでくれたら嬉しいです。

TikTokとは

ご存知の方も多いかもしれませんが、TikTokは若者を中心に人気の動画SNSです。最近だとinstagramリール、Youtube shortsなどでも同様に活用される動画の仕組みで、アプリインストール数は世界で30億ダウンロードを超えました(2021/7/15現在)。

最近だと芸能人の参入も多く増えてきており、飲食業界だとドミノピザなどの動画が特に人気を博しています。一方で旅行系TikToker、グルメ系TikTokerが宣伝費を稼いでPRするケースも増えてきています。

なぜTikTokなのか

TikTokは仕組み上、フォロワー以外に再生されます。

つまりフォロワーへの来店促進<未フォローの新規来店促進の要素が強く、まだお店を知らない人に知ってもらうことに長けているSNSです。

「でも若者SNSでしょ!」と思っているかもしれません。実はいまTikTokのDL数は25歳以上のDLが伸びてきています。

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引用:https://grove.tokyo/media/g0109/

記載の通り20代以上が8割を占めているのが実情です。なのでこの層に対して動画を提供することで、来店促進につながると考えています。

TikTokはどうやって伸ばすのか

結論から言えば、TikTokには伸びるアルゴリズム(仕組み)があります。見るべき数字を押さえ、それに対して忠実にアプローチすれば、勝手に再生され、うまくいけば100万再生も取れます。

そのアルゴリズムについて解説します。

TikTokのアルゴリズムとは

TikTokの再生軸は大きく3つあります。

1.おすすめ表示(未フォロワー+フォロワー)
2.フォロワー表示
3.トレンドカテゴリ表示

認知を伸ばすためにはおすすめ表示を取りに行く必要があります。

このおすすめ表示を取りに行くのにいま必要な指標は以下の3つです。

視聴完了率
視聴維持率
シェア数

あえて強調しておきますが、TikTokは後発で且つ急成長中のSNSです。今現在は、新規参入を優遇するためのアルゴリズムである点を念頭においてください。

TikTokの投稿をはじめるまでの準備

TikTokの投稿を始めるまでに、まずは自身の業界の情報収集をはじめます。

手順は以下です。

1.ターゲティング
2.競合動画・参考動画の調査
3.台本作成
4.動画作成
5.投稿

それぞれ解説していきます。

1.ターゲティング

ターゲティングについてはあえて説明しませんが、ここではあえて再度ターゲティングしていただきたいと考えてます。

さらに言えば、どのTikTokユーザーを対象にするのかを押さえてください。例えば、「insta映えが好きな20代女子OL」みたいな感じで。

これは動画の方向性を決める重要なポイントになります。

TikTokの性質上「動画が短い」「未フォロワーに表示されやすい」という特徴があるため、ユーザーが何回みても違うイメージの投稿をしていると、「この動画がどこの誰なのか」把握しづらいです。例えば一番初めの投稿で、「自己紹介」みたいな内容を出したとして、名前も知らない店や人の動画は誰も見ません。

なので、「この店の動画」としてみてもらうのではなく、「この動画の店」と認知される必要があります。そのためには全体の投稿に一貫性を持たせることが重要です。

そのためにターゲティングをすることで、来てほしい顧客増にアプローチすることが出来ます。

2.競合動画・参考動画の調査

TikTokをやるうえで、エンタメ要素の強いオリジナリティは必要ありません。例えば「ラーメン好き男性」というターゲットに対してはかわいい女の子にラーメン屋の制服で踊らせる。というような動画があります。

ターゲティングがきまったら、近い業種や動画の調査をして、どのような動画がいいのか探してみてください。

特に見てほしい部分はこの3つです。

・タグ
・動画の内容
・最初の投稿からさかのって最初にバズってる動画

タグはターゲットが多く存在する興味カテゴリーとして、動画の内容はどのような動画がバズるのかの参考として、投稿をさかのぼることは、ファン化していなくてもバズれる動画の参考としてみてください。

3.台本作成

ターゲティング+競合調査ができたら、いよいよ台本作成です。

台本作成は動画をバズらせる上で9割を占めるくらい重要度が高いものです。台本を書く上で重要なポイントを4つ紹介します。

1.冒頭のひきつけ
2.タグ

3.BGM

1.タイトル

これは全部大事です。特に冒頭のひきつけだけで何倍も効果が違います。タイトルには「共感」「意外性」「衝撃」といった万人にとって興味のあるものにしておくと特に良いです。

間違っても、「うちの店の人気料理TOP3」みたいな動画は上げないでください。TikTokユーザーのほとんどが知らない店の人気料理なんて誰も興味ありません。

もし人気料理を見せたいなら例えば「金持ちしか来ない店の人気料理TOP3」だと、意外性があり効果的だと思います。

2.タグ

タグはターゲットを絞り込む効果があります。トレンドのタグを使うと、そのタグに興味の高いユーザーに表示されやすくなるといった効果があります。一方で検索性は弱いので、あくまで同様の興味のユーザーへアプローチするためのものと捉えてください。

3.BGM

BGMは個人的に言えば何でもええやん!と思うのですが一方で下記の効果があります。

1.同様のBGMを聞いているユーザーへのアプローチ
2.既知性の利用

後大事な点として、BGMは台本作成の上で、先に決めて作っておくと、台本の店舗と動画がマッチしてより良い動画を作りやすいです。

4.動画作成

昔はテキストの設定の数等、色々な要素がありましたが、今はテンポ感とデザイン性が重要です。ここはタイトルと同じく冒頭が重要となります。その他は徐々に修正しておけばOKです。

最初から編集に凝ると疲れるので徐々に慣れていけばようです。

5.投稿

投稿は当たり前ですが伸びやすい投稿時間があります。下の画像は僕のフォロワーのアクティビティですが、TikTokの全体的な利用者像はこのように16時以降から上昇していきます。

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イメージとしては、
・学生の下校時間
・会社員の定時
・夕ご飯終わり・お風呂終わり
・寝る前
といった傾向となります。

なので飲食店さんにオススメの時間帯は18時~19時の時間帯の投稿です。学生向けであれは16時30分~18時の時間帯がいいかと思います。

これで投稿を開始できる。

と思っているそこのあなた!ちょっとまって!バズらせるためにはいくつかのアルゴリズムをハックするテクニックが必要です。

冒頭の方で伝えた通り、バズらせるためには見るべき指標があります。

1.視聴完了率
2.視聴維持率
3.シェア+コメント

加えて隠れアルゴリズムというものがあり、始めたての動画がバズるには、フォロー率+プロフィール遷移率も重要ということも言われています。

ここで見ておきたいのが実際の台本です。ダメな例といい例をそれぞれ掲載しておきます。

焼き鳥屋を例に見ていきましょう


好きな焼き鳥ランキングTOP3

第3位 もも
第2位 ネギま

栄えある第一位は

第1位 皮(塩)

ビールに合いますよね!

できるサラリーマンが食べている焼き鳥TOP3

皆さん焼き鳥は何が好きですか?
実はできるサラリーマンが頼む焼き鳥があるんです

第3位 もも
第2位 ネギま

1位の焼き鳥を食べると明日も新規成約できます。

第1位 皮

TikTokを見たでビール1杯無料です!プロフィールのLINEアカウントからクーポンもらえます!

どちらの方が伸びると思いますか?言わずもがな②です。

ちょっと雑な感じで書きましたが、一番簡単に伸ばす台本はこんな感じで、伸ばす&新規の来店を増やすことも可能です。正直この台本は、個人的に動画としてなんの面白さもありません。ただし特定のターゲットには面白いと思われる、興味を持たれる動画です。

冒頭のタイトルで、「どんな人が」という部分が具体的に明記されています。ここは共感や興味の焦点を合わせるのに重要なテクニック。いわゆるコピーライティングのテクニックにあたります。

そして大事なのが、この動画のゴールがどこなのか。
②ではこの動画のゴールをLINEでもらえるクーポンとしてます。それに比べて①は特にありません。

加えて言うとランキング形式にしているのは、視聴維持時間を延ばすテクニックです。

伸びやすいコンテンツ例

ここからは実際に動画でバズっている例を紹介します。

・あるある系(共感)
例 タイトル「居酒屋店員が惚れるお客さんあるある」
  オチ 「ジョッキの持ち手をそろえてくれてる」
・ビフォーアフター系(意外性・エンタメ)
例 タイトル「ボロボロの居酒屋を改装しまくった結果」
  オチ 改装後の画像
・名物キャラ系 (エンタメ)
美人店員とかはバズります。
etc...

最後に

飲食店の皆さんは、常日頃からおいしく楽しい場を提供するために、これまでの時間を費やしてきたと思います。しかし今のご時世はそれを許さず、料理を提供する時間や場所すら限られてしまっているのが現状です。

僕の最寄駅は、僕が帰る頃には真っ暗です。日高屋すらやってません。駅前にはコロナ前にFCで独立したばかりの鳥メロがあります。電機はついてるのにやってません。休みの日に目の前を通ったらオーナーが店の前で声かけしてました。

飲食店は政治的な動きにも色々憤りを感じている一方で、売り上げをどう作るのかということも日ごろ考えているんだと思っています。

だからこそ店をまだ知らない人、地域以外の人、幅広い世代に認知して来店してもらうための一つの手法としてここで紹介しているTikTokでの集客を試してみていただけると嬉しいです。

稚拙な文章で申し訳ないですが、力になれたら嬉しいです!

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