介護福祉士として

3回目じゃわ…
入り口がわからないという電話があり、電話で説明して待つ事五分。まだ来ん!
仕方ないからこちらから見に行くと、ニコニコして電話してきたところで待ってた。
顔見たとたん、思い出した。
この人うちの面接に来るの3回目。
「お会いしたことありますよね?」
「え?初めてです。」
「あ…そっか、すみませんね。」
2回目の時も驚いた。あれは10年くらい前かな。その2年前くらいに来た人だと、面接途中で気付いた。あとで、資料見て記憶に間違いなしとわかり変わった子だなあと思った。

一通り面接して、貼ってある写真見たことあるから前回も使ったよね…と思いつつ、
では、とお別れする。
別れ際、何か手応えが無いと気づいたのか
「私、おばあちゃんに手を握られて離さないなんてことあるくらい好かれるんです!」と言われた。
優しいのは、伝わるからね。と返す。

優しいのは、伝わる。
ヒトとヒトだから。

が。
介護を仕事として取り組む場合、この人のチカラではとうてい出来ない。
おそらく物事を理解することも覚えることも難しいのだろうと勝手に想像した。

だからか。大きな法人で異動の指示が出るたびに辞めてきた様子。
私が大きな法人の採用に関わってたら、とりあえず採用するかも。
希望のとこダメならこっちどう?とかで、いざとなれば洗濯とか掃除とか、何か作れば仕事あるし。
けど、そうゆうのを断ってきてたのかぁ。

この人がしたいのは何だろう。
色々と考えていたけど、よくわからない。
けど、介護ではなく、介護福祉士としての仕事なのだろう。

このタイプの人、結構いる。

うちで働いてくれて辞めた人の中にも数人いた。
気づかないんだよ、自分では。
上手くいかなくなった時、気付かなくていいような理由が出来たり、気付かなくていいような理由を創り出す。

人の振り見て我が振り直せ、
私も人から見たら丸見えなごまかししてないか、ちょっと不安になる。
いや、大いに不安にならないと(笑)


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