最近、2人ほど、長い付き合いだけど、そんな会ってたわけではない、の友達とゆっくり話す機会があった。

1人は介護施設で知り合って仲良くなって、辞めてからも事業所を通しての付き合いもあった友達。
ケアマネの仕事に疲れ切って、偶然私と同じ時期に長く働いてた会社を辞めた。
話しの中で、「私ってどんなケアマネだったのかなぁ、自分じゃわからない」と言ってた。咄嗟に本音の「優しい人だと思われてたんじゃない?」と返した。実際相手のペースに寄り添ってく人だった。デイサービスが良いと思っても、相手が迷ってるのを根気よく待ってあげ、体験にくるまで2年かかってた。

もう1人は高校1年のクラスが一緒で、いつもつるむ仲間じゃないけど、生物の授業で隣り同士になってから、毎回授業中無駄話で迷惑かけ倒してた友達。
成績の良い子だったのに、ちょっかいかける私の話しによく笑ってくれてた。
そして迷惑がらず付き合ってくれ、そのままずっと細々とつながってきた。
ひとしきり思い出話しなどしてたら、「私ってみんなにはどう思われてたんだろう。」とつぶやいてた。
みんなにどう思われてたのか?わからない。きっとまじめで誠実で好きだと思ってた子は多い、としかわからない。
あと、私は大好きだったとしか答えられなかった。

みんな振り返るお年頃なのかな。
私もどう思われているのか、そういえばわからない。
それで考えてたけど、私自身が好きな人ってみんないい人だから、きっとその仲間だと思えばいいかな、と。
テキトーな答えだけど、私らしい。

若い頃の私はいつも何かに成ろうとしてた。
それも素敵だけど今は好きな人に会いながら、好きな人の考えを聞いたり読んだりしながら「なるほどねぇ。」とか「面白いな。」とか「そうだよねぇ。」とか思いながら過ごす時間が一番楽しい。もう成らなくていいと思うようになった。

人や、生きている生き物との関わりが、相手を理解しようとしたり一緒に楽しむことが、人生で一番大切なのかもと思う。

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