春から一人暮らしを始める 今日はその物件を見に行った 広々とした部屋に何を置こうか どんな日々が待っているのか楽しくなっていた 帰りはラーメンとチョコバナナケーキを食べてカフェラテを飲んだ 寂しいと感じる反面で幸せを噛み締めた どうか明日も平穏な日々でありますように 夕焼けが黒に染る風景を見逃した今日 明日はどう過ごそうかな
スタバに行って上手く頼めるようになった 頼んだチーズケーキは食べるのが難しくてポロポロ落としてしまった 人々の往来をショーウィンドウ越しに眺める 今日も生きた私はえらい
今日は雨だった スーツを濡らしながら面接に行った 履きなれない新しい靴 靴擦れを起こした 帰ってきて好きにすごした しばらくすると ご飯食べるの面倒くさい お風呂入るの面倒くさい 面倒くさい魔人が今日も心の内側から面倒だと言う様になった 重い体を抱えて全てのことをこなす 今日も一日お疲れ様 貴方は今日も大変よく生きました
朝ゴミ出しを忘れた 夕方卵を買うのを忘れた もういいやと思いながらやらなきゃいけない気がした 本日脳みそが死んでます よろしくどうぞ 体からのSOSが心に伝わる 自分がドジっ子でポンコツな日でも生きたから花丸付けちゃう そんなある日
今日は何もかも忘れちゃうドジっ子な日
一言一句私は愛していたかった 一瞬一瞬目に焼き付けていたかった 今じゃ何一つ覚えちゃいない 毎日の窮屈さも息苦しさも あの教室の居づらさも愛しさも この脳みそは良いも悪いも知らずに忘れてしまう 作っちゃいけない妄想を今日も作り続けて本当を忘れてしまう ぼやけた妄想は今日も私の脳と心を騙す
クラゲを見に行った。 その日だとても寒くて私は恋人に身を寄せていた。 水槽の中のクラゲはふよふよと浮きながら泳いでいた。 これが綺麗というものかと一人納得していた。