風雲急を告げる フリーランス病理医3度目の春

日常は突然断ち切られた


  その日常はいつまでも続くと思っていた。 明日も明日もあさっても。

 しかしそれは突如終わりを告げた…。

 2022年4月になりました。私がフリーランス病理医になって3度目の春。会社を立ち上げ、個人事業主となって3年目に突入します。

 おおむね仕事は2021年度と同じ。 今年も忙しくなるなぁ。依頼を受けている様々な原稿の執筆の時間をどうやって取るか悩ましいなあ。 そう思っていた3月末、事態は激変しました。複数の仕事を失ってしまったのです。

 幸い理学系の大学院をやめさせられた経験を教訓に医師になり、さらに歳をとってから医師になってもやっていけるであろう、人数が少なく需要が多い病理医になっていました。そのうえフリーランスになってから複数の仕事を掛け持ちしていたため、残った仕事で乗り切ることができています。昔仕込んでおいた「自分セーフティネット」に守られました。

 しかし大勢が固まった年度末に仕事を失ったので、なかなか厳しいのは事実です。

 今回の件はフリーランスの弱さを痛感させる出来事でした。

 今回は新しい試みとして、この先の記事を有料化します。私の身の上に何が起こったのか詳しく知りたい方は、是非お金を払ってお読みください。 いったい私の失敗をお金払ってまで読む人がどれぐらいいるのかなという半分興味もありまして。

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