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妥協と第三の案
日本学術会議をめぐる状況を見ていると、複雑な思いを抱く。
すでに数日前に出したメルマガにも感想は書いたが、ここまで来ると決裂は避けられない情勢だ。
このメルマガを出した直後、改革案の今期国会提出が見送られたが、逆に情勢は悪化しているように思う。以下は私がニュースの一部を抜粋したツイートだ。
"自民党の閣僚経験者は「学術会議は会員の選考方法に『口を挟まないでほしい』と言いつつ、国の機関にとどまろうとするのは虫が良すぎる」と語った。"https://t.co/eXyWvqbwK7
— 榎木英介 独立系病理医(学士編入) (@enodon) April 20, 2023
"政権幹部は、閣議決定を予定していた改正法案について「厳しいことを言う自民党の人たちとも調整をして、政府との間でギリギリのラインで法案をつくった」と説明。「それをダメだというなら、もう根っこからやるしかない」"https://t.co/k6a4eV1sym
— 榎木英介 独立系病理医(学士編入) (@enodon) April 20, 2023
"後藤茂之経済再生担当相も20日「学術会議総会で(国の機関として残す)ギリギリの案を提示した。ご理解が得られないのであれば、民間法人化する案も検討することになる」と述べ、自民党案へ回帰する可能性を示した。"https://t.co/pSWVIE4vIK
— 榎木英介 独立系病理医(学士編入) (@enodon) April 20, 2023
妥協案として、自民党強硬派に怒鳴られながらまとめた改正案を、学術会議側がありえないと完全拒絶。
間に入った人たちがさじを投げてしまえば、自民党強硬派に寄ってしまう。
学術会議側は、100を得ようとして60の案を蹴ったために0になってしまう可能性に直面している。
なぜこんなゼロサムゲームになってしまったのか。
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