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2021 年のご挨拶

 2021 年も終わろうとしています。今年も何とか生き延びることができました。支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。

 というわけで  月並みではありますが、2021年を振り返ってみたいと思います。

フリーランス 2 年目

 昨年個人事業主兼一人会社社長のフリーランスをスタートしました。コロナ禍真っ只中での出発で点非常に不安でしたが、なんとかやって行くことができています。

 2年目の今年は昨年より仕事が増えており、嬉しい悲鳴をあげているような状態です。昨年コロナ禍のために病理診断が不要不急とされ、数が減少していた反動ですね。

 体力的にきつい場面もありましたが、なんとか乗り切ることができました。

本を出した

 5 月には7 年ぶりの単著となとなる「病理医が明かす死因のホント」を上梓することができました。多忙な日々の中で、なかなか新しい文章が書けなかったのは残念ですが、過去の Yahoo!ニュース個人への投稿をまとめ、何とか 1 冊にすることができました。

 この他岩波書店から出た「アカデミアを離れてみたら」にあとがきを書かせていただいたことも大きな出来事でした。

 この本は幸いにも好評で4刷になっています。

 他にも以前出版された本の文庫版である「世界を読み解く科学本」にも私の寄稿が掲載されています。

 このように、私の書いた文章がいくつか世に出たことはとても嬉しいことでした。

 しかし、本当はもっと書きたかったのですが、なかなか書くことができなかったのが実態です。

 忙しさを言い訳にしていたということもあったのですが、逃げてはいけないですね。

 幸いにも音声入力がとても使えるということに気づいたのが、今年の良かった点でもあります。会社の経費でPixel6を購入し、この文章も音声入力主体で書いています。

 あまりにも楽なので、どうしてこれまで使ってこなかったのだろうと大いに反省しました。実は数年前試してみたのですが、誤変換が多く、これは使えないなと早合点していたのです。

 すでに音声だけで数万字入力した文章もあります。来年は今年以上により、生産性の高い一年を目指したいと思います。

メディア露出はぼちぼち

 今年も何度か新聞や雑誌などにコメントが掲載されました。テレビ出演は 3 回で、関西ローカルの情報番組「正義のミカタ」(朝日放送)とNHKの「フランケンシュタインの誘惑」「視点・論点」に出させていただきました。

 たまにコメントしたりゲストに呼ばれる程度では本当に大したことはなく、Twitter の認証マークは何度申請しても却下されています(笑)。ともあれ意見を言わせていただけたのはありがたかったです。

50歳に

 今年は 50 歳になった年でした。もう言い訳もできないほど中年どっぷりなわけですが、そろそろ人生の後半戦。

 母親が施設に入所するなど、中年期ならではの問題も抱えるようになりました。私自身も数年前に入院するなど、もう若い頃とは同じではいられません。

 というわけで、将来に備えていくつかのことを始めています。

 その 1 つは以前から行っている運動です。

 Apple Watch を使い歩数を測りながら毎日運動を欠かさないようにしています。この他、筋トレなども行うようになっており、ちょっとだけムキムキになりました。まだお腹の方にどっぷりと余分なものがあるので、とても人様にお見せできるものではありませんが…。

 もう一つは投資です。つみたて NISA と個人型確定拠出年金(iDeCo)を始めました。もっと早くからやっておけばと思ってもアフターフェスティバル。

 お金の問題は、Twitterではtweetしている通り、なかなか余裕がないのが現実ですが、コツコツやっていきます。

炎上も経験

 今年経験したことといえば炎上です。

 休止していたTwitter を再開して 1 年半。次第にツイートにも慣れてきましたが、突如炎上が起きました。

 詳しくは述べませんが、人によって捉え方の違う問題に関して発言することの難しさを痛感した次第です。

 ただ、以前に比べてダメージは少なく、実生活には何ら影響がありませんでした。

 以前、組織に所属していた頃に炎上があったとしたら、おそらく組織に私をやめさせろ、処分しろという投書が来たでしょう。

 組織に所属しない独立したフリーランスなので、そうしたことは一切ありませんでした。ありがたいですね。

 この他、中国に渡った日本人基礎研究者の方々が、誤解に基づいて攻撃されていることが許せず、なんとかしなければと記事などを書きました。

 対中感情が悪化していることが影響してか、私自身が売国奴などとののしられることもありました。フリーの私自身は上述のように何ら影響はありませんでしたが、中国の日本人基礎研究者の方々がこうした中傷を日常的に受けていると考えると、本当に辛いです。

 来年も忖度することなく、おかしいことにはおかしいとツッコミをしっかりを入れていくことができたらと思っています。

来年は

 来年も今年とほとんど変わらず地道に生きていくと思います。新型コロナウイルスの感染の行方に左右されるとは思いますが…。

 「知を駆動力とする社会」を作るという人生のミッションのもと、フリーランスという独立、在野の立場を活かし、できる範囲で活動していきたいと思います。

 フリーランスになったおかげで、定年や中年の危機などとも比較的無縁で、エキサイティングな毎日を送れています。誰かの評価に左右される勤め人とは違って、人生の自己決定権を取り戻したからです。

 もちろんフリーランスは薔薇色ではなく、辛い場面もなくはないですが、自分が作り出した辛さなら乗り越える勇気が湧いてきます。これが人生の自己決定権を握る利点ですね。

 こうしたフリーランスの生き方についても情報発信を強化していきたいと思っています。

 来年もよろしくお願いします。

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