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【GPT-4o】お笑いセンスはGPT-4を超えたのか

ChatGPTのGPT-4oモデルが発表され利用できるようになり、AI界隈が賑わっている。

さてこれまで、GPT-3.5モデル や GPT-4モデル で、ChatGPTが面白いことを言えるのか探ってきたのだが、お笑いセンスは今一つだった。

本記事では、最新のGPT-4oモデルで面白いことを言えるかどうか探ってみたい。

まずは、GPT-3.5モデルとGPT-4モデルでの検証を振り返ってみよう。ChatGPTは英語で考えるのが得意ということなので、「英語で面白いことを言ってください」とお願いして、日本語訳も合わせて出力してもらった。

GPT-3.5

Q)英語で面白いことを言ってください。日本語訳もお願いします

A)Why was the computer cold ?
Because it left its Windows open!
 なぜコンピューターは寒いのか?
 なぜならウインドウを開けっぱなしにしていたから!

あやうくクスっと笑いそうになってしまったが、お笑いのレベルとしてはそう高くないような気がする。

GPT-4

Q)英語で面白いことを言ってください。日本語訳もお願いします

A) 英語: "Why was the belt arrested? Because it was holding up a pair of pants!" 日本語訳: 「なぜベルトが逮捕されたのでしょうか?それはズボンを支えていたからです!

このジョークは、「holding up」が「支える」と「強盗をする」の両方の意味を持つことを利用した言葉遊びです。ベルトがズボンを支える役割を持つことと、強盗犯が逮捕されることを組み合わせて面白さを出しています。

うーん、意味が分かりにくい。GPT3.5モデルのときのほうが、まだ笑えたような気がする。

GPT-4o

さて、いよいよ最新モデルGPT-4o、真打ちの登場である。

Q)英語で面白いことを言ってください。日本語訳もお願いします

もちろんです。以下は英語の面白いジョークとその日本語訳です:

English:
"I told my boss three companies were after me and I needed a raise to stay. He said, 'Which companies?' I replied, 'The gas, electric, and water company.'"

日本語訳:
上司に、3社から引き抜きのオファーが来ているので昇給が必要だと言いました。上司は『どの会社だ?』と聞いたので、私は『ガス会社、電力会社、水道会社です』と答えました。

おお! 結構面白いのではないだろうか。

念のため(面白い点をあらためて質問するのはご法度のような気もするが)どのような点が面白いのか聞いてみた。

このジョークが面白い理由は、期待外れの答えによるサプライズ効果と日常のユーモアが組み合わさっている点です。上司は、他の会社からの引き抜きのオファーが来ていると思い、競合する企業だと期待しています。しかし、実際には、生活費として毎月支払わなければならない「ガス会社、電力会社、水道会社」を引き合いに出しており、そのギャップが笑いを誘います。

具体的なポイントとしては:
期待と現実のギャップ:上司が真剣に聞いているのに対し、答えが全く違う日常的な内容であること。
ユーモラスな誇張:本来ならばライバル会社とのオファー競争というシリアスな話題が、実際は生活費を払うためのジョークに変わっていること。
共感しやすさ:多くの人が生活費に追われる経験があるため、共感しやすい内容であること。

このように、予想外の答えと日常生活の現実をユーモアに変えることで、聞き手に笑いを提供しています。

なるほど、さすがGPT-4oモデルである。GPT-3.5モデルとGPT-4モデルより明らかに面白い気がする。

GPT-4oは、お笑い性能もこれまでのモデルと比較して、非常に優れていると結論づけられるだろう。

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