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【就活】SPIなどの適性検査で性格特性は分かるのか

SPIなどの適性検査(特に性格検査)で、候補者の特性はどの程度分かるものなのだろうか。SPIの性格検査では「その人がどんな人なのか、どのような仕事や組織に向いていそうか、などを把握する」のだが、どの程度正確なのだろうか。

以前の職場では、人事部で新卒採用の仕事をしていた。その会社では、複数の職種で新卒を募集していて、私はそのうち一つの職種の採用選考フローを決められる立場にあった。

選考フローに取り入れるかどうか迷ったのは、SPIの性格検査である。

「この性格検査の質問内容で自分の何が分かるのだろうか」と思う就活生も少なくないと思うのだが、私も常に正しい結果が出るとは限らないのではと思っていた。

なのでR社の営業担当者には、「どのような仕組みで結果が導かれるのか」「教師データはあるのか」「あるとしたらどのようなものか」「結果はどの程度の確率で正しいといえるのか」などなど多くの疑問をぶつけた。

その大部分については「企業秘密」ということで教えてもらえなかったのだが、R社の営業担当者からは「○○さん(私)、まずは一度SPIを受検してみてはいかがでしょう。それから採用フローに組み込むかどうか決めていただいて結構です」と言われ、まずは私が性格検査をテスト受検してみることになったのである。

そして性格検査のテスト受検後、結果が返ってきた。

「ポジティブな傾向」と「ネガティブな傾向」といった旨の項目があって、それぞれ2~3つずつ列挙されていたと記憶している。そのうち「ネガティブな傾向」のところには、次のような記載があった。

『疑り深い』

私「『疑り深い』と出てしまいました」
R社の営業担当者「『疑り深い』と出ましたね(合ってますね)」

そんなわけで、性格検査は(常に正確とは限らないが)ある程度の性格傾向は分かるものかも知れないな、と思い至ったのだった。


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