YouTubeとTikTokのショート動画の失敗!
気軽に触ると痛い目を見る
「TikTok」が大バズりしたことで、主流になった「ショート動画」。
この動画の特性をしっかり知った上で設計をせずに流して失敗した体験談をお話したいと思います。
YouTubeとTikTok両方で流してみた体験談になります。
YouTubeも推している機能だからやってみよう!
私の主戦場はYouTubeなのでTikTokでの投稿は初めやってませんでした。
TikTokの勢いを見てYouTubeもマネをしたものとは思いますが、新機能を押し押しだったのでやってみようと思ったわけです。
私も合計で10本ほどショート動画を制作して投稿してみたのですが、結果は逆効果でした。
何が起きたのか?
詳しいことはあまり出せないですが、
それまで通常の10分〜15分程度の長尺動画を80本以上出していて安定して毎月収益を上げている状態でしたが、徐々に数値が落ち始めている時期でもありました。
結果から言うと、ショート動画の投稿で一時的な視聴数は取れたものの、それまで主戦力として視聴数を稼いでいた動画の数値が著しく下がり、結果収益も半減しました。
さて、分析してみましょう
YouTubeは元々チャンネルアナリティクスの情報がすごく細かく表示されますのでここを元に分析してみました。
視聴回数に異変
長尺動画の視聴回数の伸び方にはいくつかパターンがあって、
・投稿直後にグッと伸びるパターン
・数日〜数ヶ月後に急に伸びるパターン。
大まかにこの2パターンです。
ショート動画の場合はほとんどこの傾向が見られず、投稿直後に伸びていき落ち着くとほとんどその後に伸びることはありませんでした。
※もしかしたら他の方だと違うかもしれません
なので、ショート動画を上げればあげるほど、それまでの視聴回数に単純に合算されて増えていくので自分としては楽しくてどんどん投稿しました。
ただ、1点注意しなければならなかったのはYouTubeの数値というのは当日リアルタイムでの更新ではなく2〜3日ほどずれて完全に反映されます。
この投稿を続けて数日後に改めて数値を確認した時に焦りました。
注目しなければならなかったのは長尺動画の動き。
何が起きたのかというと長尺動画の回数が激落してました。
YouTubeにはチャンネルランクが存在してましたね
YouTubeのヘルプにもありますが、チャンネルにはそれぞれランクが設けられています。
その条件こそ不明ではありますが、同じようなジャンルや動画が存在している限りYouTubeとしては一番見てもらえるものを上位に表示したいわけですから当然と思います。
この存在を改めて痛感しました。
つまり、ランクによっておそらくインプレッションの上限が決まっているのだと思います。
なので、ショートのインプレッションが一時的にも伸びた結果
長尺動画のインプレッションが減少して、結果的に視聴回数が落ちているのっだと結論づけました。
ショート動画の失敗
この失敗は、動線の組み方・設計が甘かったこと。
ここに尽きると思います。
ちなみにショート自体は10本で2週間ほどの期間での投稿でしたが、ここから元の状態に近づくアベレージに戻せたのは半年くらいかかりました。
TikTokの失敗
こちらへ動画を上げた目的は、やはりYouTubeへの流入を目的としてはいたのですが、投稿から半年経ってますが明確な流入は見えていません。
なので本来の目的は達成できなかったという点で失敗としています。
が、分析してみると使い方はぼんやり見えてきました。
TikTokで得たもの
こちらは、最終的に4本だけ上げて投稿をやめました。
先ほどもいった通り流入が望めなさそうと感じたことが大きいです。
ですが、上記にある通りぼんやり見えたものもあります。
4本を上げてみての数値の変化を見てみると、YouTubeショートとは見られているコンテンツが真逆になっていました。
ガジェットコンテンツなので皆さんも使っている方が多いと思われる、あるウェアラブルウォッチについての動画を挙げていますが、YouTubeでは関連アクセサリーを紹介した動画の視聴回数が多く、TikTokでは使い方の解説の方が上位にきました。
数値的な根拠としては弱いのですが、
ものを売るならYouTube
要点をまとめた解説ならTikTok
ということが言えそうです。
おそらく視聴者の属性の母数によるものと思いますが、やはりTikTokはまだまだ若年層の世代に対して人気のあるコンテンツなので「お金を使うこと」については刺さりにくいのかなと感じます。
また、YouTubeについては私の視聴者は「30代〜60代」が多く。
数千円程度のものであれば簡単に買える世代なので刺さったのかなと思います。
失敗から得たもの
YouTube
ショート動画の使い方はしっかり設計して進めなければ最終的に自分のチャンネルを壊しかねません。
もし同時進行で進めるのであれば、できればそれぞれ独立したチャンネルを立ててだし分けていき、詳細が知りたい人を本体のチャンネルに流動するような設計が必要だと思います。
TikTok
「比較的若年層」が多いということを念頭においたコンテンツ設計が必要だと思いました。
お金を使わせるコンテンツよりは、認知拡大に重きを置いて信用を得るような作りが必要だと思います。
また、自分で使ってみてもそこからYouTubeやサイトへ飛ばすというのはかなりハードルが高いと感じます。
YouTube側での仕掛けが必要になると感じました。
本日は以上です。
流行りのSNSだから乗る!というのは使う動機としては正しいと思いますが、そのあとの設計や何をしたいのか?
このあたりは一人で考えず何人かでしっかり構築することが必要と思いますので参考にしていただければ嬉しいです。
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