ばあさん、百歳になる

実家のばあさんが無事100歳を迎えるということで、なんか記念品とか賞状みたいのをいただいたようです。誕生日はまだ先じゃなかったかなと思うんですが、まあ早くしないと、いつアレするかわかりませんからね。ちなみに体調は、耳がだいぶ遠いですが、筆談すると分かるみたいな感じです。

100歳ってやべえなと家族からのメールに手叩いて笑ったんですが、大正・昭和・平成・令和と、現在4つの元号をまたいで、そんなにも生きてきた人の気持ちというのは、家族であってもちょっと想像がつかない。

なかなか激動の時代ですよね。戦争もあったし。電化製品なんかも、彼女が生きている間どれだけ進化してきたことか。

うちの親族でもたしか最高齢なんで、もう友達も親戚も、同年代や年上ってものが周囲にいないんですね。全員見送ってきた。よくくじけなかったなと思う。

先日の定額給付金ももらったんだろうか? まあ自身はもうそんなにさかんに動ける身体ではないんだけれど、そうすると少なくとも介護の人には回るわけで、ああ人間は生きてるだけで「消費する」っていう価値があるな、などと考えました。

身内に100歳がいると何がいいかって、大抵の人が「ばあさんよりは若造」なんですよね。たとえ50歳の人でも「ああ、うちのばあさんより半世紀も年下なんだ」と思える。だいぶフレッシュです。

2020年現在、インターネットをみている皆さんも、うちのばあさんよりはだいぶお若いはずですので、まだまだ人生これからだと、ひとつ、前向きに過ごされてみてはいかがでしょうか。

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