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#029 | 白井市立桜台保育園 | 子育て支援員・短時間保育補助(会計年度任用職員)くませんせい

こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第29回は、千葉県白井市 白井市立桜台保育園 子育て支援員・短時間保育補助(会計年度任用職員)くませんせいにお話を伺いました。



―経歴と保育補助勤務をするようになったきっかけを教えてください。

もともとは民間企業に勤めておりました。
出産を経て子育てに専念していた時期もありましたが、子どもが大きくなったのを機に保育関連とは別の業界で働いておりました。
19年ほど前に保育園でのお仕事、保育補助募集のチラシを見たのがきっかけに桜台保育園の保育補助として働いています。
4年前に保育園より『子育て支援員』のお話をいただき資格を取得いたしました。

子育て支援員とは

地域において保育や子育て支援等の仕事に関心を持ち、保育や子育て支援分野の各事業等に従事することを希望する者に対し、多様な保育や子育て支援分野に関しての必要な知識や技能等を修得するための全国共通の研修制度を創設し、これらの支援の担い手となる「子育て支援員」の養成を図るために2015年より国が新しく定めた制度です。
 
詳しくは、厚生労働省HPをご参照ください。
 「子育て支援員」研修について

―子育て支援員資格の取得に向けてどのようなことを学びましたか?

千葉県が保育や子育て支援の仕事を希望する方、または従事している方を対象に実施する研修を受講しました。
研修内容は、子育て家庭の現状や乳幼児の発達、病気、保健、保護者に寄り添うようなことなど、必要となる知識や技能などを勉強しました。
 
(くませんせい以外にも子育て支援員の方は園に居ますか?)
私が資格取得後に3~4名、年々増えています。

―勤務時間ついて教えてください。

6つの勤務パターンがありますが、私は7:30~9:30、16:30~18:30の朝夕2時間ずつです。
基本3歳児クラスに入っていますが、朝の時間帯はお休みする先生方のフォローに入ったりすることがあるので、0歳児から5歳児までいろいろなクラスに入ることも有ります。
 
(先生にとってはこの時間帯が働きやすいですか?)
そうですね。
1年目は朝だけの勤務でしたが、2年目以降はこの勤務時間です。
自宅には自転車ですぐに戻れるので、合間に家事ができて私には合っていると思います。

―白井市立桜台保育園の自慢を教えてください。

まず子どもたちがのびのびしていますし、こじんまりとした園なので目が届く保育ができていると思います。
先生たちも一生懸命で、いろいろなことを工夫しながら制作しているので、その制作作品を見ているだけで「すごく良い保育園だな」と思います。
運動会やお楽しみ会などの行事も見せていただいています。

―園児さんと接する時はどんなことを意識していますか?

子どもの目線に合わせて子どもが何を話したいのかなど、なるべく親身になって聞くようにしています。
3歳児クラスでは子ども同士が喧嘩した場合、どちらが悪いのかをお互いに話し合い、まず子ども達で解決させています。
進級したばかりの頃は出来なかった子達も、年度末になるとほとんどの子が自分から謝れるようになってきていますし、謝れない時はどうして謝れないのかなということを一緒になって考えてあげるように、寄り添うようにしています。
 
(3歳児さんのブームや流行っていることはありますか?)
大人が考えている以上にいろんな情報を持っているのでびっくりさせられます。
今は活発にダンスをしていますね。びっくりするほど上手にAdoの「唱」など流行りの歌とダンスをしていました。もうすごいです!!
「それなぁに?」と聞くと「先生知らないの!!」と言われてしまいます😅

―保護者対応で意識していることを教えてください。

私も保護者として保育園に子どもを預けていたので、迎えに行った時に子どもが泣いているとやはり切ないですよね。何かあったのかな?寂しかったのかな?と思わないように、親御さんたちが安心して子どもを預けられるように、なるべく怪我なく、楽しく一日を終わらせて帰らせてあげたいと思っています。
朝お預かり後、お勤め先に向かって行く時には「行ってらっしゃい」「気をつけて」、お迎えに来たときには「お帰りなさい」とお声がけするようにしています。
もしかしたら疲れているのかなと思ったときは、ちょっと寄り添ってプラスになるような言葉がけをしてあげたいと思っています。

―園児さんの微笑ましいエピソードを教えてください。

子どもが転んで泣いていたりすると、どこからともなく寄ってきて、頭をなでなでして「痛くないよ」「大丈夫?」と声をかけてあげたり、おもちゃが片付けられなくて泣いている子がいると、みんな寄ってきて一緒に片付けてあげたりしている姿を見ると、「ああ、思いやりのある子たちだな」ととても微笑ましく思います。
 
それは同じ年齢でも見受けられますし、朝早い異年齢保育の時間でも、小さい子にお兄ちゃんお姉ちゃんが寄っていったり、泣いていると抱っこしてあげたりとか・・・
上の子は下の子を見てくれるし、下の子も上の子が泣いてると、そばにいて心配そうに見ていたりするので、とても可愛いですし優しいです。

―保育士という仕事の将来性・重要性について教えてください。

今、桜台保育園でもそうですが多国籍と言いますか、外国出身のお子さんも多く在籍していてグローバル化しています。
子どもたちにとってはいろいろな子がいることを普通のこととして捉えているので、言葉が通じなくても積極的に遊びの輪に入って良い環境だと感じます。
 
保育士にとっては言葉の違いなど様々な点で大変な中、保育園に預けたいと思っている親御さんがまだたくさんいらっしゃるので、保育士がもっと増えてくれたら良いな、それこそ待機児童ゼロを目指して、お手伝いできるところは頑張ってお手伝いしていきたいと思っています。

ー最後にこれから保育士を目指す学生さん・求職者に向けて一言!

実習生が来た時には子ども達にモテモテですし、保育を楽しんでもらいたいですね。


ご自身もお子さんを保育園に預けていた経験から、子どもたち、保護者の気持ちに寄り添われているエピソードが印象的で、温かい気持ちになりました。
勤務時間帯もいろいろパターンがあり、ご自身に合った働き方ができているのも魅力的ですね。
くませんせい、ありがとうございました。

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取材日:2024年3月26日
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今回お話をお伺いしたえんみっけ!保育園の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。


インタビュー掲載期間:2026年3月31日迄


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