はじめての Sui Network 開発環境構築
皆さんこんばんは!enmaiです。
今日2023年7月26日、WebXというCoinPostさん主催の日本最大級ブロックチェーンカンファレンスにてSui Networkの開発者向けワークショップに参加しました。
今回ははじめてSuiNetworkの開発環境を立ち上げる人に、環境構築の方法をお伝えできたら嬉しいです。(自分も初見です)
SuiNetworkの概要や、Sui-MoveとMove言語の違い、ERC-721とSuiでのNFT実装の違い等については以下の記事がわかりやすく、良記事でした。
前提条件
まず、SuiのBinaryを動かすための前提条件を確認していきましょう。
2023年7月26日現在、Suiは以下のOSに対応しています。
Linux - Ubuntu version 20.04 (Bionic Beaver)
macOS - macOS Monterey
Microsoft Windows - Windows 11
ご自身の環境に応じて、以下のツールをダウンロードしてください。
筆者は今回Linuxを使います。
Suiを動かすためにはRustとCargo(Rustのパッケージマネージャー)が必要なのでインストールを進めます。
curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh
source "$HOME/.cargo/env"
各々の環境のパッケージマネージャーを使って必要なパッケージをインストールします。今回筆者はAWSのLinux上で環境構築を実施していますので、各々の環境に応じてコマンドを変更してください。
sudo yum install curl
sudo yum install git-all
wget https://github.com/Kitware/CMake/releases/download/v3.27.1/cmake-3.27
.1-linux-x86_64.tar.gz
tar -xzvf cmake-3.27.1-linux-x86_64.tar.gz
cd cmake-3.27.1-linux-x86_64
sudo cp bin/* /usr/bin/
sudo cp -r share/* /usr/share/
sudo yum install gcc
sudo yum install openssl
sudo yum install clang
sudo yum install postgresql-libs
sudo yum install build-essential ?
Suiのバイナリをダウンロード
Suiのgithubリポジトリdevnetブランチからバイナリをダウンロードします。
cargo install --locked --git https://github.com/MystenLabs/sui.git --branch testnet sui
上記コマンドが失敗する場合、前提条件でインストールしたパッケージを最新バージョンにし、以下のコマンドでRustも同様に最新版への更新を行なってください。
rustup update stable
VSCの拡張機能
cargo install --git https://github.com/move-language/move move-analyzer --branch sui-move --features "address32"
Move 開発では、move-analyzer 拡張機能を備えたVisual Studio Codeの利用が推奨されます。Visual Studio Marketplace の手順に従ってmove-analyzer 拡張機能をインストールし、上記のコマンドでmove-analyzer 言語サーバーをインストールします。
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=move.move-analyzer
次のステップ
以下のリンク等を参考に、Sui上でスマートコントラクト開発を楽しみましょう!!
初心者の方にはSui Foundationが公開しているこちらのリポジトリがオススメです。
一緒にSui上でスマートコントラクト開発を始めましょう!!
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