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文章が売れるということ(note投稿100回記念)

今回がnoteへの記事投稿100回目ということで、どういうネタにしようかと思っていたのですが、約4ヶ月ほどで100回、それも基本的には2000文字以上の長文を投稿してみて、いろいろ感じてみたことを書いてみたいと思います。

以前、というか、相当前、noteを始めてすぐの頃の投稿に、どのくらい文章が売れるとブロガーや小説家は生活が成り立つんだろう、という話を書きました
その時の結論としては、数百人から数千人レベルののファンを持つことが必要ということでした
で、私自身noteに定期的に投稿しつつ投げ銭をお願いしたりもしてみて体感できたことがあります。とにかく、人に文章を読んでもらってお金を払ってもらうことの大変さ、というある意味わかりきったこと。。。

▶︎noteで投げ銭してわかったこと

とにかくやってみてわかったのは、私ごときの文章ではお金は払ってもらえないという当たり前すぎること
投げ銭をお願いした程度では、正直、月千円取れないわけである。

まぁ、冷静に理由を考えてみれば、私の書く内容のプアさもあれば、わかりにくさもあれば、惹きつけるものがないこと、などいくらでも考えられるのだけど。

たとえば、私がnoteの中で公開した「ズィーバーのリコーダーソナタ」に関するコンサートプログラムノート。今までに唯一投げ銭でなく半分しか公開せず100円で売ってみたけれど、売れたのは5人だった。500円だよ。
そもそもアクセスも上がらない。500アクセス程度までしかいかない。。。
もちろんある種、マニアックでバロック音楽に興味ある人しか読まないかもしれない内容と思えばしかたないことなんですけどね。

それ以外の普通に投げ銭形式についても、数千アクセスに1回100円入ってくるかどうか、というのが常態だったので、結局、私はnoteで少しでもお金が取れるかも、という考えはとりあえず断念しました。
つまり、**読み手は私が書くような内容では100円も払いたいと思わない、ということだけはよくわかったからw **

私の無能さを嘆いてもしかたないので、それは置いといて、じゃあ、文章がお金になってる仕組みを再度考えてみたい。

▶︎ネットで文章を売る人

以前、ある記事を見ていたら、ブロガーがアクセスだけで儲けるのは不可能だという話が出ていました。
それによると、ブログへの1PVが0.2〜0.3円程度ということで、1日に5千円から1万円をブログだけで稼ぐとするなら、3万PV/日くらいがコンスタントに必要という話。それでさえやっと、月20〜25万円をやっと稼げるかどうか、ということです。
まぁ、たしかに世間で話題になるような芸能人の人気ブログなら1日あたり10万PVとか100万PVとかありそうだけれど、普通にいろんな記事を書いて3万PVを稼ぐってのは、相当厳しいことなのは間違いない。
そのハードルを超えても、それでやっと月収20万円っていうんでは、それにチャンレンジするのは労力ばかり多いとしかいえないだろう。

じゃあ、実際にネット上の文筆で稼いでいる人たちはどうしているかというと、ブログのPVで稼いでいるわけではない

上で自分の経験として書いたことには相反するけれど、ネットで文章で稼ぐ、という意味ではPVなんかに頼るよりは、noteで記事を売る方がずっと効率がいいのである。もしくは、それに類した形で読むものをネット上で売るシステムで稼ぐしかないわけね。

以前書いたことの繰り返しになるけれど、たとえばnoteで一定の信者がいて、記事あたり200〜400円程度を投げ銭でなく一部しか読めない状態から読むために買ってくれる人が一定数いるといった人々がネットで文章で稼げる人といえる(私にはそんな人がいないってだけで)。
さっきのPV単価と比較すれば、1PVで0.2円であることと、記事あたり200円というのは、1000PVで1人が記事を買ってくれるのと等価といえる。
これがある程度のファンが集まり、100人に1人が買ってくれる、それも投げ銭でなく、一部しか文章は読めない形になっていて、買わないと全部を読めないような形で購買欲を高められていれば、このシステムの方がブログのPVより10倍効率がいいことがわかりますね。
つまりは3千人が見に来て、その1%が買ってくれれば、ブログで3万PVというのと同等。何らかのプレミアムな要素を付け加えられて、買ってもらえる確率を上げるなり、単価を上げるなりすれば、ますますブログより効率がよいことになります。おそらくちゃんと稼げている人は1万人くらいが見に来て100人が買ってくれるイメージがあれば十分といけそう。もちろん、それをほぼ毎日か2日に一度続けないとだめですけど。

まぁ、このくらい人気がある人になれば、きっとブログやnoteだけでなく、他からもお呼びがかかってそれによって、収入は増えるでしょうけどね。。。

▶︎原稿料って偉大だよね。

そう考えてみると、やはり雑誌や各種メディアに依頼されて原稿料をもらえるってのはこういったネットの仕組みと違って確実さにおいて偉大だな、って気づく(当たり前だけど)。
私が先日書評を書かせてもらった科学誌は、発行部数が大体2万部程度でしたけど、原稿料としてはとてもよい方だった。
今、文芸誌ってのは6千部から1万部程度の発行部数らしいのだけど、これらの原稿料はいくらくらいなんだろう。
もしそういうところの依頼原稿(書評とかコラムとか)で原稿用紙5〜10枚程度で2、3万円もらえるとしたら、それはnoteで200円の記事を100人以上に買ってもらうことに相当する。どちらが効率よいお仕事といえるんだろう?

心理的には確実に入る原稿料と、売れるかどうかわからない記事をポストし続ける努力との天秤になりそうですけど。
ただ片方は月に1度以下、ネットは毎日でも描き続ければ、売れる可能性があるから、やはりそちらに夢を託したくなるかしらね?

でも、正直なところ、ネットでそうやって売れるコンテンツは専門的な内容でも、文学的なものでもなく、それこそ自己啓発やビジネスや財テク、景気判断とかそっち系なんだと思う。
つまりは、読み手も自分がそれによってお金が増やせるきっかけになりそうと思わせられるかどうかが重要。

学術的な意味や楽しみとして読むもので売ろうなんていうのは厚かましいというか、それは大変困難なんでしょうね。。。

まぁ、なんか半分愚痴のような内容ばかりになってしまいましたが、これからもどのくらいのペースで、そしてどういうネタで投稿していくかは、方針が定められない性格から言っても気の向くままみたいな感じになるでしょうが、投稿200回を目指して、あとはフォロワーは遠大な目標として500名を目指して、ちょぼちょぼやっていきたいと思います。

ってことで、

いつも読んでくださっているかたありがとうございます&これからもよろしくお願いします。

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