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計量不要のチーズケーキ

ホワイトデーだったので、今年も奥様宛にチーズケーキを焼いた。1日遅れてしまったが。
このチーズケーキのレシピは、母から教わったものである。ただ、もちろん母が開発したわけではなく、母もどこかの料理教室だかレシピ本だかで知ったものらしい。
コンセプトは「はかりが要らない」。一般的にお菓子作りは計量が命なので、必然的にはかりが必要になるのだが、このレシピははかりを使わない。(大さじと計量カップは必要)
かれこれ10年以上愛用しているレシピであるが、どこかで公開したいなーと常々思っていたので、ちょうど良いのでnoteで公開することにする。

お菓子にしちゃ豪快なレシピだが、味は保証する。

材料

クリームチーズ・・・市販のクリームチーズ丸ごと一個(200g)
生クリーム・・・市販の生クリーム丸ごと1パック(200ml)
砂糖・・・1/2カップ (一般的な200ccサイズの計量カップ半分)
小麦粉(薄力粉)・・・大さじ3

手順(簡潔に)

材料をすべて混ぜ合わせてケーキ型に流し込み、170℃に予熱したオーブンで35分くらい焼く。
焼き時間はオーブンの性能に左右されるので調整を。
(余談だがオリジナルのレシピでは焼き時間が50分となっていたが、最近のオーブンレンジは性能が良いのか50分も焼くとたぶん焦げる)

手順(詳細に)

手頃な大きさのボウルに、全部の材料を放り込む。クリームチーズは冷蔵庫から出したてだと固いので、あらかじめ室温に戻しておくと楽。

泡立て器で均一になるまでかき混ぜる。ホイップするわけじゃないので、氷水に当てたりしなくてOK。最初は生クリームがバシャバシャだわクリームチーズが泡立て器に食い込むやらで「本当に均一になるんかこれ」と不安になるが、根気よくクリームチーズを叩き落とし細断するように混ぜ込み続けるとだんだん粘度の高い液体状になってくる。
あとは滑らかになるまで根気強く混ぜる。泡立て器でやるとすごく疲れるのでハンドミキサー(電動)推奨。いっそミキサー(家電の)でやるのもいいかもしれない。我が家にはどっちもないので毎年筋肉痛覚悟で臨む。

泡立て器の作業がある程度目処がついた頃に、オーブンの予熱開始。温度は170℃、時間は50分にセットしておく。

金属製の丸いケーキ型(底が外れるやつ)を準備する。我が家にあるのは18cmサイズ。焼きあがったあと型から外しやすいように、オリーブオイルを薄く内側全体に塗っておく。

いい感じになったケーキの素をケーキ型へ流し込む。ボウルにへばりついて残ると勿体無いのでゴムベラ等でかき出して全部入れる。
テーブルの上にタオルなどを1枚敷いて、ケーキ型を10cmくらいの高さから回しながら落下させる。これを気がすむまで繰り返す。(生地の中の空気を外に追い出すため)

予熱が完了したら、天板にケーキ型を乗せてオーブンに入れるが、焼いている間に油が染み出してくるので、天板にオーブンシートなどをひいておくと後片付けが楽。天板をセットする位置が2段あれば、とりあえず下の方で。焼き始めたら、25分キッチンタイマーをセットする(我が家の場合)。

キッチンタイマーが鳴ったら、一度ケーキの様子を確認する。焼き色が偏っていれば向きを変える。あまりにも真っ白だったら天板の位置を上の段に変える。オーブンにて焼き再開。以後、3分おきくらいに中身を見て、偏りが無いか、焦げすぎないか確認する。

表面にいい感じの焼き色がついて、中心に竹串など刺して何もくっついてこなければ焼き完了。(我が家だと焼き時間合計35分くらい)
オーブンから取り出して、室温近くまで冷ます。

冷めたら、ケーキ型から取り外して、適当に切り分ける。すぐ食べてもよし、冷蔵庫で冷やしてもよし。ラップに包んで冷凍もできる。冷凍した場合は冷蔵庫で自然解凍を。せっかちな人は適当にレンチンして。

補足(余談)

実はオリジナルのレシピではクリームチーズが250gとなっていて、これはその当時クリームチーズが250gで売っていたためである。しかし近年の消費増税の影響などで、今はほとんどのクリームチーズが200gサイズになっている。
ただ、経験上、クリームチーズ200gで作っても何ら問題なく美味しいので、計量不要というコンセプトを重視して1パックのみ使っている。今後また増税などで150gになった際にはちょっと考えないといけないかもしれないが、しばらくは「クリームチーズ1パック全部!」でOKだと思う。