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【MS-Access用】注射配合変化データベース 【専門薬剤師監修】

配合変化を調べるには色々な本を調べる必要があります。

病院薬剤師をやっていると、医師などの医療スタッフから「注射を混合して投与できるか」聞かれるのですが、調べるのに苦労していました

そこで、「様々な配合変化のデータをマイクロソフトのAccessに集約して一元管理」することで調べる時間を大幅に短縮することができましたのでその方法を紹介します。

詳細は配合変化に関する情報を集約しているサイト「配合変化ライブラリー」を参考にしてください。

こちらのサイトから無料ダウンロードできる配合変化データベースがありますので紹介します。

無料・登録不要の配合変化データベース

操作画面はこんな感じで「シンプル」な構成です。

このデータベースをノートPCに入れておけば、どこにいても即座に調べることができるようになるので、配合変化を調べるのに時間は圧倒的に減ります。

こちらのデータベース(配合変化DB)は「無料」で公開されていますので、是非利用してみてください
※ダウンロードはこちらからできます。(注意:動作にはマイクロソフトのAccessが導入されたPCが必要となります)

配合変化DBの特徴
・約800種類の薬剤、6万通りの組み合わせの配合変化情報を掲載
・自分で薬剤を追加する機能を搭載
・シンプルな操作性
・「配合可」「配合不可」だけでなく、理由まで説明し、参考文献を掲載しているので、信頼性が高い

無料・登録不要の配合変化データベース

【ダウロード版】配合変化データベースの使い方

まず、なにか配合変化を調べたい場合は、「検索」を押してください

1:配合変化を調べたい薬剤の商品名か一般名を入力する

配合変化が起こるかどうか調べたい薬剤の名前を入力してください。

商品名でも成分名(一般名)でもどちらでも可能です。

2:検索結果が表示される

検索で入力した薬剤が左側に列挙され、その薬剤との配合変化データがある薬剤が右側に出力された配合変化情報一覧が作成されます。

さらに、その左側に配合の可否情報の一覧が出力されるようになっています。

また、配合剤①(検索した薬剤)の配合変化に関する詳細情報を登録すれば、一番右の「基本情報」をクリックすると別ウィンドウで薬剤詳細情報が表示されます

配合変化データベースへの登録方法

最初に話ましたが、基本的には自分たち」で「自分の病棟で頻繁に使用する薬剤」の配合変化情報を入力していかなくてはなりません

看護師さんがこの記事をご覧になられているのであれば、基本的には登録は薬剤師が行うべきだと思いますので、薬剤部に相談してください

登録方法は直感的にできると思いますが、一応解説しますので最初の画面の配合変化登録画面をクリックしてください。

登録フォームが開きますので、最低限の登録情報を入力していきます。
流れとしては、

① 新規ボタンを押す
② 配合を調べた薬剤を配合薬剤①と配合薬剤②に入力する
  薬剤名を入力すると予測変換されて候補の薬剤が出てきますので対象の薬剤を選んでください。
③ 配合の可否を入力する
  〇とか×でいいと思います。
※ 〇や×だけですと情報が少ないので、「内容」の箇所にどのくらい安定か?どうして配合不可なのかなどの理由を書いておくと完成度が高くなると思います。

④ 最後に「登録」を押して完了です


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