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お笑いの日2022 ランジャタイ×ダイアン津田コラボに寄せて

10月8日TBS『お笑いの日 2022』で披露された、
ランジャタイ×ダイアン津田のコラボコント。

津田さんの代表的ギャグ「ゴイゴイスー」を
フューチャーしたこのコントにより
「ゴイゴイスー」の歴史は、
この日以前と以降に分けられることになった。


…言い過ぎ?ランジャタイ贔屓すぎ?スミマセン。

でも、そう言っても過言じゃないほど、
見た人の多くが、「ゴイゴイスー」に
抗えない求心力と可能性を感じたと思う。

不安と戸惑いを抱え、
最後まで全力でやり抜いてくれた津田さん、
ありがとう。
「ゴイゴイスー」の面白さをこんな形で、
世に再提示してくれたランジャタイ、
ありがとう。

そんな気持ちを込めて、この機会に改めて、
ゴイゴイスーと両組への愛を、
私の好きなように
書き留めておきたいと思った。

そもそも常日頃から私は、
この「ゴイゴイスー」というギャグに
底知れないオモシロさを感じていたから。

話があっちこっちしますが、
ひとまず直後に書いて出ししたくて、
まとまりなくてすみません。

ダイアンさんの熱心なファンの方は、
ゴイゴイスーの経緯など、
もっと詳しいと思いますし、
私はうろ覚えの知識で書いてますので、
もしこれを見て「これはこうなんやで!」みたいなことがあれば、
ぜひ教えて欲しいです。よろしくお願いします!

キッカケはTSUBASA

2018年ダイアンが上京し、各番組で都度放たれてきた「ゴイゴイスー」。
最初ジャブ程度だったそれが、今ではボディーブローのように私の奥底に着実に効いてきていた。その証拠に、私はついに「ゴイゴイスー」を会得したくなり、これを見て練習し、友人にレクチャーするまでになっていた。

【ダイアン YOU&TUBE】
ごいごいすーの仕方、みんなに教えるね

私がゴイゴイスーの魅力を認識し始めたのは、この動画の後半で触れられている、ユースケさんの「TSUBASA」が加わったあたりからだったと思う。

そう、本来「ゴイゴイスー」は「TSUBASA」までがワンセット!

私の記憶では、上京当初の頃にTSUBASAは無かったと思う。TSUBASAを最初に観たのがどの番組か定かではないが(相席食堂かな?)、ある日突然、ゴイゴイスーする津田さんの後ろで、タップリとした間の後に放たれた「TSUBASA」。ゴイゴイスーを一層引き立てる間と、2人のポーズが織りなす全体のフォームバランス。絶妙なコンビネーションを感じて、一気にダイアンに親近感を持った。
(「TSUBASA」という名称は、結構最近になって何かの番組知った。ポーズの名前を訊かれたユースケさんが咄嗟に出た感じで言ったのを覚えている。)

ゴイゴイスーは国境を超える


そして次に、この動画を見てもらいたい。
(※33秒あたり)

【マキシマム・ザ・ホルモン (EUROPEAN TOUR 2022)】
海外で伝統的な日本語を教えてきた。

海外で単独とフェスをやり、こんだけ客を沸かせるマキシマムザホルモンの実力が改めて凄いことはさておき。

日本語の通じないライブでのコールアンドレスポンスに、ギャグが如何に有効かを立証する動画だと思う。リズムや語感の良さが重要だと思うのだが、韻を踏む「ラーメンつけ麺…」や、切れ良く短く収まる「ゴイゴイスー」は、とても適したコールアンドレスポンスギャグなのかもしれない。
もちろん、海外腹ペコ(ホルモンファンの呼称)への事前の入念な指導の賜物だろうことも大前提だが。

そう、ゴイゴイスーは言葉の壁を越えられるギャグなのだ。

ランジャタイからダイアンへの最大の賛辞

ランジャタイは、世界進出したいと折に触れて言う。とはいえ彼らの「世界進出」は、よくある「気負った野望」とは少し違う気がしている。半年くらい彼らを見続けて感じるのは、「常にもっと新しいお笑いと出会いたい、もっと多くの人とそれを味わいたい」というスタンスだ。SNS上のファンの中でしばし「国崎さんは悟空」という呟きが散見されるが、私もそう思っていて、つまりそれは「オラもっと強い相手と戦てぇ」「ワクワクすっぞ」の精神だ。

ランジャタイは今回のコラボ相手を津田さんにした理由について、放送時の事前VTRでは「輪郭がボンヤリと浮かんで…」と言ってごまかしていた。でも私は、2人はこの動画を見たのでは?と少し思ったりしている。まあ見たかどうかはどっちでもいいんだが、いずれにせよこのコントは、世界にも通用するワクワクするお笑いを生み出した津田さんと、そのギャグであるゴイゴイスーに対する、彼らの最大の賛辞に感じられた。

事実、お笑いの日の翌々日にあったランジャタイの生配信の中で、津田さんを「お笑いの塊」と称している。
(※コラボコントについて10:40あたりから)
(※伊藤さんの「お笑いの塊」発言は19:17あたりから)

【ランジャタイのぽんぽこ生配信】
お笑いの日の話

津田さんは顔合わせ時から当日のスタンバイまでずっと不安なまま、終始キレていたことが語られている。キレていたと言うと少し語弊があるが、要するに私たちがテレビで見る津田さんそのままだったという事だ。

ここで重要なのは、津田さんが「発する音」に言及していることだ。
(28:00あたり)
キレる津田さんをマネする国崎さんは、もはや言葉の意味は成さず、音を発しているだけだが、特徴を捉えていてよく似ている。ランジャタイの面白さの要素に、音やリズムの良さが占める割合は高いと思うが、こういう津田さんの面白がり方は、そういう人たちならではの視点だ。
(余談だが、ランジャタイの漫才を生で初めて見た時の『弓矢』というネタの冒頭で国崎さんが発する「ピューーー!」という音が、思いのほかよく通りずっと耳に残っている)

何より、
「(津田さんが)ずっと全力で遊んでくれた」という言葉に
グッときてしまう。

そうだ、そうだよ、この感覚なんだよランジャタイって。
大変なことや苦しいことが日々あっても、この感覚に戻ってこれたら、ずっとやっていける。ランジャタイには、いつもそのことを思い出させてくれる。だから私には必要なのだ。

今回のコントで、彼らが頭の中で思い描いていた世界が、何倍にも面白く仕上げられたのだろうと思う。ランジャタイのお笑いに一流のプロの大人が加担すると、こんな世界が見られるのだとワクワクした。もっと売れたら、もっと見たことない笑いが観れる。私がランジャタイを強く推すことは、その可能性にこそ賭けているといっても過言ではない。

最後はランジャタイへの愛になってしまったが、
私はお笑いに、もっともっと自由な、
事務所や内輪(実は内輪が一番楽しいけどそれだけなのはつまらん)や
上下や東西やメディアやジャンルの枠を超えて、
無限の可能性が広がる世界を見せてもらいたいと思っている。
そのために今の私にできることは、
これを書くことくらいだったので、やってみた。

そのために私も、隙あらば
ゴイゴイスーを周りにレクチャーしていきたい。

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