見出し画像

副業ライターの確定申告

今年は副業ライターとして初めて確定申告が必要となりました。
来年以降の備忘録として、副業の雑所得がある給与所得者の確定申告の段取りを残しておこうと思います。

確定申告の大まかな流れ

  • 必要書類を集める

  • 雑所得の経費を計算する

  • 申告手続きをする

①必要書類を集める

確定申告で必要な書類は

  • 収入

  • 支出(経費)

  • 控除

に分けられます。

【収入】…源泉徴収票、支払調書等
収入は源泉徴収票や支払調書が必要です。
年が明けても発行される気配がない場合は、請求しましょう。
今年、支払調書がなかなか発行されないので問い合わせて手続きをしたところ、発行まで1か月以上かかりました。届いたの、今日の明け方です。
連絡するのが遅かったら3月15日の申告期限に間に合わないところでした。危ない危ない。
必要な書類なので、遠慮せずにしっかり問い合わせましょう。

【支出】…領収書、明細等
雑所得は経費を申告できます。副業にかかった費用は経費に計上できるので、領収書等を保管しておきましょう。

クレジットカード払いや口座振替している料金を経費を計算するには明細が必要ですが、明細系は半年以上経過するとダウンロードできなくなるところが多いです。印刷だけでも定期的にしておくことをおすすめします。
私は毎回これで苦労します。(←学習しない人)

【控除】…控除証明書等
10月ごろからじゃんじゃん送られてくる控除証明書関係。私は自分のも夫のもまとめてドキュメントファイルにポイポイ入れておきます。
なくなると困るから、
「他のところには絶対に入れない!絶対にこのドキュメントファイルに…!」
と決めてるはずなのに、今回は義父の源泉徴収票と地震保険料控除証明書が行方不明になりました。なんでだ。
このじゃんじゃん来る書類たちは、申告の時期が近づいてきたら分けます。

  • 社会保険料(年金、健康保険、介護保険、国民年金基金)

  • 小規模企業共済掛金(iDeCo)

  • 生命保険料

  • 地震保険料

  • 医療費

  • 寄付金(ふるさと納税)

  • 住宅ローンの残高証明

大体このあたりでしょうか。年末調整してるといらないのかな?年末調整をほとんどしてこなかったので、その辺りは分かりません…。

医療費は領収書か医療費のお知らせ的なものを取っておきます。なんなら、人別、医療機関別に分けて計算しておくと、あとで計算しておいた自分に感謝したくなります。

ひとまず、↑の書類はしっかりとっておきます。見当たらない場合はすぐに再発行手続きしましょう。今はネットで手続きができるので楽です。
無駄に探す時間をかけるよりも再発行がおすすめです。

②雑所得の経費を計算する

書類を整えたら経費を計算をします。

副業ライターの場合、インターネット代や携帯料金を経費計上するケースもあると思います。
しかし「事業を営む上で必要な経費」を計上することが前提のため、全額計上はよろしくないです。プライベートで使用している分を差し引きましょう。
これを「家事按分(かじあんぶん)」と言います。
按分割合を決めて「事業を営む上で必要な経費」のみを経費として計算しましょう。

私は経費の計算をNotionで行っています。画面はこんな感じ。

色々隠し過ぎで、なにがなんだかって感じですが…Textのところは計算式をメモしています。
按分割合、翌年になると忘れちゃうのよね…(家業の申告の時も毎回困る)
このページとは別に、光熱費や通信費の毎月の表もあります。
この表を元に経費額を計算します。

③申告手続きをする

いよいよ申告です。私はマイナンバーカードを持っているので、e-TAXで申告をしています。スマホとパソコンでササっとできるので、とても便利になりました。

マイナンバーカードがある人は、マイナポータルアプリを用意します。
カードの読み込みに暗証番号も必要になるので、覚えてない人は発行したときにメモした紙を出しておきましょう。

あとは画面の指示通りに必要事項を入力します。言われるがままに入力すれば大体完了します。

注意しないといけないのは住民税の徴収方法。
副業の場合、本業の会社にバレたくない人もいるかもしれません。
…はい、私です。
住民税の支払方法には、

  1. 特別徴収

  2. 自分で納付

の2種類があります。特別徴収は会社が給与から天引きして代わりに納付してくれるシステムです。会社が住民税額を把握するので、本業で支払われている給与の住民税より多いと、副業がばれてしまう可能性があります。

その対策としては、副業部分の住民税だけ自分で納付する方法があります。
副業分の収入が給与所得以外(不動産、事業、譲渡、一時、雑等)の場合は、給与所得の住民税と分けて自分で納付することができます。
(副業が給与所得だと分けるのは難しいようです)

希望する場合は確定申告で所定欄に記載するか、住民税申告でその旨を欄外に記入すれば良いそうです。

私はめんどくさいので、2の自分で納付を選びました。本業の収入がそんなに大きいわけではないので、住民税額も知れてます。
12カ月に分割しなくても一括で払える程度の額なので、まとめて自分で納付することにしました。

住民税申告の欄外記入や、自分で納付を選択するには、所得税申告をした後に住民税に関わる画面が出てきたら、ボタンを押して入力画面に入る必要があります。
スルーしてしまわないように気を付けましょう。

まとめ

確定申告の流れを毎回忘れてしまうので、備忘録として書いてみました。一年越しなので何も覚えてなくて毎回時間がかかってしまうのです。
難しいことの代名詞のような確定申告ですが、慣れてしまえば大したことはありません。

早めにやると還付金の振り込みが早いので(期日ぎりぎりだとみんなが駆け込みで申告するから、還付も時間がかかる)、思い立った時にやるのがおすすめです。
私は大体、正月休みか成人式の三連休に帳簿を整えておくようにしてます。
後は定期的に領収書や明細をまとめたりすると、すごくすごくすごくラクになります。(わかってるのにやれないダメな私)(今年も既に3ヶ月目…まだ今年分は触ってない…)

この備忘録で来年の確定申告が楽になることを切に願います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?