ポゴ180初メイクとパーク練三回目。
珍しく仕事が落ち着きを取り戻している。 峠を越え発作が収まっている今こそ何かを成し遂げるチャンスである。
気候も気温も申し分ない。 春秋の心地よい猫も杓子も外で遊びたくなるこの季節に身体に不具合がないというのは本当に久し振りだ。
こないだランプテーブルから落ちて手首を少しやらかしたけれども軽傷で、もうほぼおおよそライディングに問題はない。
週休1日制を長らく続けていた。 自営業であるため誰に言われることもなく自由に働くことが出来るので、日曜日はなるべく休むとしてその外は稼げるだけ稼ぐというスタンスであるが、パークをホリデーに設定するととても上手になれる気がしない。 とはいえ日曜日は休みたい。 どうしようか……
せや! 週休1.5日制にしたらええんや!
まあ、余裕があるときだけだけれど、適当に週一でパークなり半日使うことを自らに許諾した。
いつもホリデーにパークを眺めていたがいわゆるスケボーニキ達がわんさといて、芋の子洗いでほぼダンススクールと化しているが、平日には居ましたよ、BMXライダー氏が!
ミニランプを回っているときにおお、BMXライダーさんだ…… と遠巻きにレッドリストの絶滅危惧種を眺めているような気持ちだったがよく考えたら自分もBMXライダーさんだった。
氏は我の強力な人見知りをいとも簡単にかいくぐり話しかけてくれた。 年齢が近くてびっくりしたもんだけど色んな話ができた。 また今度会うときもよろしくねって。 これはもうアレじゃないですか? BMXフレンド!!!
パークのローカルライダーさんと仲良くなれるとその絡みともかなり寄りやすくなるというもので、ここで動画撮ってるBMXYouTuber氏も知り合いとか。 (ぼくのはただの記録置き場なのでその限りではない。)
これを仮にBMXフレンドと仮定することができるなら、今年の目標であるパークデビューとBMX友達を作る、が一気に実績解除したわけだ。 いやあありがたい。 まだ一回会っただけだけれど。
さてパークの成果物はというと、ミニランプを漕ぎなしでプッシュで回ることが出来るようになった。
腕、上半身? と脚、下半身のプッシュを分けて使うのか同じ様に使うのか色々試したり感じたりしながら、アールの侵入は腕で、脱出は脚でのプッシュが効率いいように感じた。 まだまだ経験不足でアールの半分程しか登れない。
高くに登りたいあまり侵入角を見誤っては滑り落ちていたけれど今回はスピードを落とさないように回り続ける事を第一とした。 動画のそれでも、本人的には相当にハイスピードで回っているつもりである。
スピード出すと怖い理由は進行方向があまり定まらずフラフラしてしまうからで、たぶんフロントに乗りすぎている。 怖いとどうしてもバーにしがみついてしまうからね。
ローカルライダーさんとあれこれする中で、ピラミッドジャンプも物跳ばないとだめだと言われていきなり組みコーンでかなり怖かったが目一杯跳んだらなんとか跳べた。 バースピンやパークの色んな事を教えてもらった。 ありがたいねぇ。
ところでポゴ180です。 ついに初メイクしました。
180やロールバックについては氏とかなり話し込んだのたけど、ロールバック等についてはぼくの方がより先んじているようなのでフェイキーに入れるか入れないかの話などをした。
180もそうだし、ロールバックもhow to的に初心者というか、お始めは90度くらいコーナリングしてから残りの90度を跳んで、あるいは回って180度とする、というものだけどこれには罠があって90度コーナリングすると確かにフロントに荷を乗せる時間もタップリあるし、あまり回れなくてもそれなりに形になってモチベーションを確保するにはいい方法だとおもう。
ロールバックでいうとフロントタイヤが転がり続ける回し方、180で言うと回転方向に90度、進行方向が変わってから回るやり方で、それだとフェイキーで進みたい方向に対して直角に進んでから回るので力が打ち消しあう。 着地は急ブレーキとなる。
ロールバックではまずフロント荷重とバー切りを少し増して旋回中のフロントタイヤを止めること、180においてはコーナリングせずに前進しているモーションのまま跳んで180度回りきるのがスムーズなフェイキーに入るやり方だと思う。
ぼくも初めはコーナリング180を少しやって、ロールバックの経験からああこれはあまりやり込む価値はないですね、と。 それから180でずっとやっていたのはまずスタンディングから180度回りきる練習。
ポゴ180だとすると、素のポゴで20センチも跳べれば充分回りきれると思う。 どこかで15センチでも回れると言っていた。
ただ跳ぶ力と回る力に分散するのでスタンディング180では素のポゴはなるべく高く跳べるように訓練したほうがいい。
自転車無しのジャンプで50センチくらい跳べるなら自転車持っても40センチは跳べると思うけど自転車の上で地面と同じジャンプはなかなか出来るものではない。
回数やっていくことによって、だんだん自転車の上で動ける量が増えてくる。 より深くタメて、より早く解放する。 最高点に達する前にバーとペダルを目一杯持ち上げる。
高く跳べる様になってきたら少しずつ捻りも加える。 ぼくを含め初心者は足で自転車を回しがちだとおもう。
もちろん足でも回すし、最終的に自転車に力を伝えるのは手と足なのだけれど、ここで大切なのは上半身の捻りである。 ぼくもエラそうに言えるほど捻りは出来ていないけれど、アタマ、肩、腰と捻る事を考えるとコンガラガるので、後輪あたりを見るだけでいい。
首だけでそこまで回すのは不可能であるので自然と身体は捻られ肩も連れて行かれる。
肩が回ると自然とバーも捻られる。 ロールバックもこれが大切なんすよ、って氏にレクチャーしたらめちゃめちゃ的を射たようで突然すごく良くなって、あと少し何かを掴んだらロールバックメイクするよなこれって所まで一気に行った。
まあ何せスタンディング180でやることは筋トレではなく、自転車の上でどれだけ身体が動かせるようになるかというもので、素ジャンプ50センチ、立って真後ろを見ることが出来る人なら必ず出来る事だと思う。 つまんないクソ練だけど基礎練はベースアップに最適で、フロントタイヤの旋回モーションを貰わずに自力で180度回転できるようになればあとは思い切りだけである。
ゆっくり歩きくらいの速度でバーを切らずに180をしてみると、きっと数回で180度回れることがあるとおもう。 ある意味180本体はこれで完成である。
コーナリングとかいらんかったんや!
ただゆっくり歩きの速度だとフェイキーに入れ(なくはないが上手く)ないので、普通の早歩き程度の速度で今回は初メイクとなった。
今後の課題は侵入速度を上げることだけど、今の所ぼくは小走り程度の速度になると途端に動けなくなるというか、動きがバラバラになるのでこれは数の慣れしかないのかなあと思っている。
完全に我流なので万人に合うかはわからないけど、結局ロールバックも180もバーを切るという意識は全くなくなった。 身体の捻りでバーを連れて行く感じだけで回れてしまうけれど、ポゴ180の時はどうもタメの底に至る辺りでバーを切ってしまっているらしい。 どうもこれはロールバックの時の癖のようで、ロールバックはフロントに乗り込みながら捻るのだけど、ポゴ180やバニホ180は伸び解放しながら捻りを入れるそのタイミングが違うことに身体が馴染まない。
進んでいる自転車のハンドルを不用意に切ると切った方向の反対側に自転車は倒れる。 タメから伸びる時に重心のマスが狂ってしまうからか、全力で跳べなくなって90度程度しか回れずそのまま進行方向に倒される。
おそらくタメ切った時までバーは真っ直ぐを維持して伸び上がる時に身体を捻って連れて行くと加圧されたフロントタイヤは滑ることもなく強力に旋回出来るのだと思う。 あとはバランスが倒れる前に跳んでしまうのでそこからは自分を信じて跳ぶと回るを思い切りやるだけだ。
この辺はしばらく考察の楽しみになるなあと。
あとバニホ180について。
バニホ180はポゴ180をひたすらやっていて調子が出てくるとフロント勝ちになってバニホっぽくなる。 が、バニホ180もどきになると首が捻れなくなって90度止まりのハイサイドとなる。 これも何かが、タイミングか動かし方が違うんだろうなということと、自分で意識してバニホ180は今の所出来ないというのが謎である。
バニホは相変わらず形こそ良くなったけど高さはどうだろう。 年次目標のカラコンはまたも持ち越しになりそうである。
ロールバックはキマるとかなりいい感じで、氏にはお手本のようなロールバックとお褒めいただいた。 まあ、かつてはロールバック以外何も出来なかったから延々やっていたんだよね。
さてさて、ポゴ180の完成度とバニホ180の何かを掴むべくこれからもどんどんやっていきたい気持ちが尽きることはなく。
楽しいねぇ。
それではご安全に。
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