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ロールバック③とポジションの確認と禁断の白い粉。

・シリーズロールバック③。
・ポジションの確認。
・禁断の白い粉。
 (スマホからだと見出しリンクできないので随時手動にてお願いします。)

ロールバック

 以前まで出来なかったスピードを上げての戻りまでの一連の動作。 習うより馴れろ、剛よく柔を断つ、石の上にも三年半、といった感じで今まで壁当ての戻りが型通りの動作しか出来なかったのが原因なのだなあというところまで来ていた。 

 フェイキー戻りというのも実に多彩で奥が深い。 でもやっと修得しかけたというか、これか、これなんだな、ってところまで来た感じ。 そもそもフェイキーが全く安定しないので、180度回転してから調子のいい位置に後輪が着地し尚且つ角度とバランスがよいときのみ、定型の動きによって戻れるだけだった。 空手の型は金賞だけど実戦は全くダメ、みたいな感じというのか。 空手したこと無いのですごく失礼な事を書いているかもしれない。

ポジション確認


 それが、ここからはポジションの話と混ざるのだけど、今まで自分の思っていたポジションは正しくなくて、 フェイキーの時はほんのり後ろ荷重、という説明にひたすらケツを後ろに突き出していた。 そうではなくて、要は腰を落とすと必然的にマスが後ろに寄るのでそういうことか、という事に気が付くまで何年掛かったのだ君は。
 ケツを後ろに突き出していると脚もこわばり腕も突っ張りバランスどころじゃない格好。 たしかにフェイキーは進むのだけれどバーに力を入れない、というのがサッパリと判らなかったのはポジションがよくなかったからなんだ。
 腰を落として後ろ荷重にすると割と膝が自由で腰を前後左右に自由が利く。 腰とかのバランスで進むわけではないのだけれど、微細に動けるようになったおかげでバーへの力を抜くことが出来るようになった。

ビデオとかでもっと注意深く上級者と比較したりしないと。

ベストポジションとしては肘が地面と水平になる感じなのかな。 そこまで落とすとかなりキツく3分も耐えられない。 アクティブ空気イス状態。 
 画像の左から4番目くらいの位置でやっとフロントの接地感がなくなりバーが自由になる。 それがBBに乗っている位置、 ということなんだね。 バーを掴む腕を突っ張って棒立ちのまま後傾しても身体はカチカチで全く動けず、ひたすらに怖い、という事なのだろう。
 長くなったけどつまりこの改修によってフェイキーが数メートル安定する事があるくらいには成長し、フェイキー戻りのいわゆるハンドルを捻ってバランスを壊して回る、というのが出来るようになったことが今回の得たもの。 今まではバランスが限界を迎えるより先にペダルとハンドルを同時にそのタイミングで操作して戻っていたのだけど、スピードが上がるとタイミングが間に合わなくなっていた。
 今回の戻りは戻りたいタイミングで戻れる様になりつつあることと、バーを捻るまでのタイミングで起きているバランスの崩壊にかなり大幅な対処が出来るようになり成功率が各段に上がった。
 腰を落とすことによって得られる事はとてもたくさんあり、バニーホップもおそらくはその4番目のポジションくらいからさらにタメで沈み込むと延び側のストロークがかなり大きく取れる事になるのでそうか、これか、って気持ちになっている。
 腰を落とすことによって失う物は体力である。 マジキツイ

禁断の白い粉

 マジで腰を落としてのライドはキツいのだけど、そもそもBMXロングライドなんかでは50キロあたりからいつも脚が攣ったり、40キロくらいで脚が売り切れたりしていて、サイクリングの才能がないのかなと思ったりしつつまた、バニーホップ100本なんかも体力が付いて来ると共に、ウォーミングアップから跳んでいく高いジャンプの回数が多くなってくると70本あたりで脚が死に、あとは惰性になり最後の10本は高さを下げないとクラッシュしそうな勢いになっていた。 近頃は20本ほどウォーミングアップをするとあとは延々50センチオーバーを跳び続ける、と50本を越える頃には脚終了のお知らせが脳に届く。 練習の効率が非常によくない。 いずれ戦いきれるだけの体力が追い付いてくるものかと思っていたけれどどうもそういう事でもないらしい。

ぼくの最高距離はBMXでの71.26km。

 多方面に行き詰まり感を覚え、思考の暇潰しにロード系のビデオやブログなんかを漁っているとどうやら彼らは50キロ100キロ200キロを走るにあたり、色々準備をしているらしいということが判った。
 食事に気をつけ週に何度も練習や筋トレをし、己を磨くその姿にジャンルは関係ないなと思ったりしながら彼らが100キロを走れる理由についての話があった。 ロード系の人がレースやロングライドでエネルギー補給をしていることは知っていたが、それは早さを維持するためであったり、たんに食いしん坊だったりするのだろう程度の認識だったけれど曰く、 補給なしでは初心者も上級者も60キロから80キロくらいでエネルギー切れを起こしハンガーノックに陥るという事を多くの人が語っていた。 よって、羊羹やあんぱんなどの糖質を摂るのだと。
 なるほど、それならサイクリングにおいて特にトレーニングなど積んでいないぼくが50キロくらいでエネルギー切れを起こす事に何ら不思議はないのだなと理解をした。
 さてその白い粉は何かというと、ロードやエンデュランス系のスポーツなんかをやる人には周知なのかもしれないけれど、VAAMとACTIVIKE社のSPEEDWATERとGRANFONDOWATERというもの。

こいつはSUPER VAAM。少し高いが溶かして飲まなくてもよいのでお手軽。


 VAAMについては有名な商品なので詳しく説明する必要は無いと思うけど、摂取後の運動において積極的に脂肪をエネルギーに換えてくれる白い粉らしい。 ダイエットを意識しながら運動をしたことのある人ならみんな感じていると思うのだけれど、普通に運動をしたところで1000~2000カロリーあると言われる体内エネルギーを使い果たした後でさらに追い込む必要があるのと、その時すでに売り切れ状態になっていてもう筋肉を動かせないになっているということで、結果あんなに大変な思いをした割に燃やせたのはさっき食べたご飯の何割かであって、この腹の預貯金は無事なままなのである。 無事なのです。
 脂肪をエネルギーに換えて燃焼させるにはいろんな栄養素を同時に摂りつつそれらがミックスされた状態で初めてゆっくりとエネルギーとして使える状態になっていくらしいのだけど、あれやこれやそれや色々食べなきゃならないのをこのVAAMがこなしてくれるというもの。 らしい。
 えっ、ありがたくない? サーッ! って飲むだけで完了ですよ? まだ二回しか摂取していないのでお腹の預貯金は見ているだけで幸せを運んできそうな豊満さを維持していますけど、 ロングライド前にキメるような使い方をすると確かに脚の持ちがいい。 おまけに脂肪も燃やしてくれるなんて最高じゃん、と。
 実はVAAMはデブやその辺の意識高い人が飲む気休めの粉ジュースだと思っていた。

 そしてACTIVIKE社のSPEEDWATERとGRANFONDOWATER。 

1kg2980円。

 この商品はライド中に飲むやつっぽくて、手っ取り早くエネルギーを補充する白い粉。 ロードバイクのボトルケージに装備して使うのが本来らしい。
 SPEEDWATERはその名の通り、素早く吸収、効果が出るヒルクライマー向けの商品みたいな事が書いてあった。 今回広場で遊ぶのに、ロールバック50本くらいとバニーホップ50本くらいをやってみた。
 正直、すごくいい。先述のようにだんだん疲労が蓄積して跳んだり着地したりバランスを取ったりということが本当に困難になってきて、クラッシュしそうで危なくなるとさすがに切り上げたりしていた。 体感では家を出るときにVAAMをキメて、1時感ほど遊んだくらいから30分おきくらいにSPEEDWATERを500mlの1/3くらいずつ飲んで跳ねていたけど脚のダルさはあるけどもう動けない、根性出しても動かないなんて事がなかった。 3時間みっちり遊べたのでこれはスゴいことですよ! と。
 タレずに練習密度が上がること、不安要素が減り集中して出来ること、クラッシュの危険が減り安全であること、 これは本当に素晴らしいなと思いました。 GRANFONDOWATERはまだ未使用なのだけど、こっちはゆっくりと効果が出るタイプらしいのでロングライドに使ってみたい。 VAAMの様な使いきりスティックタイプがあれば出先で水を買って追加を作れるのになあと思いつつ、なにか小分けするものがあればよいかと考えたりしている。 このSPEEDWATERとGRANFONDOWATERを上手く使い分けできればご老体でもまだかなり動けると思うので今から青春してもいけるんちゃう? くらいには嬉しがっている。

オクスリは程々に。

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